きょうは三番町の「ビストロきゅう」へ。夜が早い地方都市の中で、このお店はわりと遅くまでやっているので、夜行性のテトキチには便利です。若い女性シェフのお店です。
店内には、いかにもビストロちっくに、黒板にメニューが。「アイアンストーン」という安い赤ワインを1本たのみました。松山では、赤ワインをキンキンに冷やして出してくるお店が多く、なにやら土俗的な風習なのかと思わせます。「きゅう」には、小さいながらもワインセラーがあり、適温で出てまいりました。ポイントアップ。
前菜のカタクチイワシのフリット。カラッと揚っています。
勧められたミズイカのボンゴレ。「ビストロ」ってフランスのものなのに、なぜパスタが、といいたいところですが、外国に行くと朝鮮料理屋が寿司を出していたりするから、このぐらいの融合は許容範囲でしょうか。
魚料理は、アクアパッツァ。アクアパッツァも、ジャンル的にはイタリア料理。ということで、けっこうニンニクがきいていることが多いのですが、このお店は女性がつくっているせいか、ニンニク控えめです。女性客にはいいかも。
メインのイベリコ豚カルビのアルザス風。アルザスというとドイツ国境のせいか、ドイツ風の郷土料理がありましたね。シュークルートとかいったような気が。こちらの料理は臭みもなく、いいお味でした。
子羊のカツレツ タイム&ローズマリー。といっても、そんなに香草類は強くありません。
デザートのプリントアイスクリーム。
全体にやさしい味付けです。値段設定もだいたい1000円~1500円の範囲で、高くはありません。これだけ食べてワイン1本で、1万円を超えるぐらいでしょうか。ハンバーグのような洋食メニューもあったり、パスタがあったりで、お店の位置づけにはとまどいます。が、そんなことはあまり気にする必要はないのかもしれません。シェフ一人で何から何までやっていましたので(前に行ったときは、あまりつかえないバイトが1人いましたが)、料理がでてくるまでに時間がかかるかもしれません。のんびりとできるときに行くのがいいと思います。
松山市三番町3-2-15 ℡089-933-8629
水休 11:30~14:30 18:00~23:00
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