テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

岡山ホラー紀行

2009-05-20 09:38:42 | 国内旅行ー中国
 出張で岡山へ。ついたその日は仕事がないので(ゆるい出張だなあ)、市内見物へ。まずは、岡山鶏系の名店として多くのラーメン本にとりあげられている桃太郎通り沿いのラーメン店へ。カウンターに座り、中華そばを頼む。すると目の前で驚愕の光景がくりひろげられた。主人が麺をまったく湯切りしないのである。丼にはったスープの中にドボドボドボドボと、ゆで汁とともに麺が投入される。当然、丼からあふれそうになるくらいスープが増量する。それをオバちゃんが匙ですくって、かきだすのである。佐野がみたら、絶対激怒するよ。びっくりして写真もボケています。当然、せっかくのスープはうすまるし、麺とスープはからまない。以前にも、何回か行ったことがあるが、こんなんだったかなあ。ラーメン通の方々、ぜひご自分の目と舌でたしかめてください。



 口直しに、近くの「やまと」へ。「ラーメンと洋食の店」を表現した看板がなんともいえない。



 ここはドミグラスカツ丼も有名だが、ソースはトマト味が強く、テトキチの好みではないので、中華そばの方を頼むことにしている。中華そばは、魚介出汁がきいた濃厚こってりの茶色いスープ。うまい。



 昼食後は、まだいったことのない吉備津神社方面をめざす。まずJR備前一宮駅で降りて、吉備津彦神社へ。大きな石灯籠が名物。



 神社裏の中山を散策。山の中には、祭祀場の跡だといわれている石が各所にあります。「ゲゲゲの鬼太郎」なんかでは、このようなところの石をもちかえった人間が、あとでたいへん怖い目にあいます。その教訓を生かして、なにもとらず進みます。



 さらにすすむと、どうやら道に迷ったよう。突然視界が開けると、そこには某新興宗教の教団本部が…。これがアメリカのホラー映画だったら、背後から突如現れたカルト集団に拉致されて、悪魔の生贄にされるところだ。
 岡山市さん、ちゃんと標識でも立ててよ。



 迷いながらも本日のメイン、吉備津神社へ到着。長い回廊を進む。



 上田秋成のホラー「吉備津の釜」の舞台となり有名な釜殿へ。ところが、本日は内部観覧のできない日! メ、メ、メインディッシュが…。



 格子から無理やりのぞいた内部の様子。この右手に釜が鎮座しています。



 国宝の拝殿・本殿。建築史の知識がないテトキチには、何がどうすごいのかよくわかりませんが。



 さまよいながら約3時間の行程を歩き、JR吉備津駅から岡山へ無事帰還。カロリーも消費したところで、岡山名物・野村のドミカツ丼を食す。これは上ロースカツ丼。ご飯の上に、ゆでたキャベツを敷き、ロースカツをのせ、褐色のドミグラスソースをかけてあります。



 夜食は、「あまいからい」へ。岡山駅東口から左手にいったところにあります。夜遅くまで開いているので、便利。地元の勤め人の人たちが次から次へやってきます。



 スープは、驚愕の岡山鶏系の名店と似た系統なので、これからはこのお店で十分かなあ。