テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

今治「渚にて」紀行

2009-05-16 13:27:33 | 日記
 黄金週間に、しまなみの大島をめざしました。10時すぎにのこのこ糸山のサイクルランドに到着すると、自転車君たちはすべて出動中。そんなに観光客がいるとは…。緑に浮かぶ橋は、ちょっと人類滅亡後の世界のよう。



 しかたがないので、今治市内へ。老舗のカネト食堂で昼食。同行のシャム社長はオムライス。なつかしさを感じる昔風のオムライスでした。



 テトキチはカツライス。岡山名物のドミカツ丼を平面的にした感じ。ドミグラスソースが濃厚です。名前が気に入って何回か行ったことのあった今は亡き「グリルタイガー」もカツライスが名物だったから、今治洋食の特徴の1つかも。



 カネト食堂近くにある「辰の口」。むかしは、ここから先がご城内。シャム社長のご先祖さまたちは、ここから先は入れませんでした。



 「辰の口」から町人地には、お店が立ち並んでいたとのこと。現在の本町商店街は、江戸時代に由来する由緒正しい商店街です。今はこのとおり。



 戦後は、本町商店街をしのぐにぎわいとなった今治銀座もこのとおり。人影がなく、海辺にも近いので、「まるで『渚にて』みたいですね」とシャム社長にいうと、シャム社長は映画化もされたこの有名な小説を知りませんでした。ネタが高級すぎました。



 巨大な墓標・旧大丸今治店。



 そのまま、麺屋武吉でラーメンを。テトキチは「こってりしょうゆ」。シャム社長は「こってり塩」でした。チャーシューは直前にあぶってくれます。魚介の出汁がきいた濃厚スープが太麺にからまり、こりゃうまい。シャム社長の話によると、「塩」の方が、もっと魚介出汁がきいていたとのこと。麺屋武蔵で修行したという触れ込みもダテではないかも。今治くんだりではなく、松山に出店してほしかった。



 予定がまったく狂ったので、丹原の牡丹千本のお寺に行くことに。しかし、なんと牡丹の見ごろは4月中旬! 今は花など千本どころか、1本も咲いていません。
なんだかなあの一日でしたが、お寺の境内には極上の手触りの毛をまとった白猫がいました。人になれているようで、ゴロゴロのどを鳴らしてくれました。