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テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

不運なオランダ・ベルギー旅行③~予定外の演奏会に遭遇

2012-10-02 07:45:26 | 海外旅行
 ベルギーに入って、アントウェルペン中央駅です。こちらも重厚な建物の駅です。時刻表を見ると、アムステルダムからアントウェルペンにはインターシティが1時間に1本出ているのですが、なぜか我々が乗ろうとした時間帯には列車がありませんでした。アムステルダム駅で無為に1時間待つことになったので、アントウェルペンに着いた時には陽が暮れようとしていました。



 とりあえずホテルの近くのレストランで食事をすることにしました。



 個人旅行の利点は、好きなものを注文できることです。この夜はヒレステーキにしてみました。18.8ユーロですから、日本円で2000円弱です。



 ヨーロッパで、肉質なのか焼き加減なのか、ときたまやたらと固い肉が出ることがありました。適当に手近な店に入ったので、どうなのか心配でした。しかし、それは杞憂に終わりました。焼き加減も申し分なく、やわらかでおいしいお肉でした。この厚みで食べごたえもあります。



 つけあわせにチーズが盛り付けられたギリシア風サラダ(7.5ユーロ)です。青唐辛子は辛かったです。置いてあったワインは、ギリシアワインだったので、ギリシア系の人がやっているお店だったかもしれません。



 翌朝は天気が悪く、寒いくらいでした。やはり日本とは気候が異なるようです。そして、こちらはルーベンスの家です。破産したレンブラントと異なり、外交官などもして世俗的に成功したルーベンスの家は、広い家でした。中にはルーベンスの作品も展示されていますが、写真撮影は禁止です。



 フルン広場に建つルーベンス像です。奥にはノートルダム大聖堂が見えています。 



 距離がとれないので、大聖堂をうまくおさめることができませんでした。言わずと知れた、「フランダースの犬」の舞台です。犬好きのシャム社長は、大聖堂に来れたことをいたく喜んでおりました。



 ネロ少年が見たいと切望したルーベンスの「キリスト昇架」。お見せできないのが残念ですが、ネロ少年が乗り移ったシャム社長は、この絵の前で寝ころがりました。



 シャム社長がなぜそのようなバカなことができたかというと、人々がみんな席に着いて、絵の周りに観光客がいなくなったからです。実は、パイプオルガンの演奏会が始まるのでした。約1時間ほど。入場券を買うところで何か説明を受けたのですが、いい加減に聞いていました。あれは、このことだったんですね。



 パイプオルガンの演奏は、終わったかと思うとそこから急に大きな音が流れたりするので、心臓によくありません。演奏終了後、あらためて「キリスト降架」を。



 若かりしシャム社長が涙を流してみていた「フランダースの犬」ですが、地元の人には知られていないという不思議な話も、日本ではだいぶ知られるようになりました。それででしょうか、日本人による記念碑が設置されていました。



 パイプオルガンを聴けたのはいいのですが、予定外だったので時間がおしてきてしまいました。昼食ぬきで観光することにしました。




不運なオランダ・ベルギー旅行②~博物館をまちがえる

2012-10-01 08:27:55 | 海外旅行
 アムステルダムのホテルから見た市内の風景です。建物の高さがきれいにそろっています。高さ規制が厳格に適用されているんでしょう。



 シャム社長が風車を見たいというので、地下鉄に乗ってカーリーの風車を目指しました。地下鉄といっても郊外は地上を走っています。そして、自転車の持ち込みが可です。



 アムステルダムの中心部からちょっと南に行ったところにあるカーリーの風車です。観光地の1つになっているようで、われわれが写真を写していると中国人観光客の団体がバスで乗り付け、わらわらと降りてきました。



 風車の後は、市内中心部にもどりました。この運河沿いにエルミタージュ美術館の分館があります。



 ちょうど印象派の展覧会が開催中でした。自称印象派のファンであるシャム社長は喜んでいました。きのうは、ガックリしていたのですが。館内は撮影禁止でした。



 さて、再び地下鉄でアムステルダム中央駅へ。地下鉄駅へと向かう階段には、自転車用の溝がつくられています。




 中央駅のすぐそばにある証券取引所の建物。



 証券取引所の前にあるフリット屋さんが人気のようでした。ジャガイモのフライで、どこで買っても対した違いがあるようには見えないのですが、みんなこのお店で買っていました。しかし、食べ物屋さんの名前に「小便小僧」は、どうなんでしょう。



 われわれも買ってみました。中サイズで5ユーロほどだったと思います。2人で食べても、けっこうな量がありました。外人さんといえば、1人で大きなサイズのものを食べている人が何人もいました。大なんて、ありえないじゃがいもの量なんですが。じゃがいもだけ、あんなに食べてあきないのかな。



 こちらはスーパーのチーズコーナーです。円盤型の大きなチーズが整列しています。なんでも豪快です。



 さて、中央駅からシャム社長が見てみたいという海洋博物館を目指しました。建物の形が船なので、てっきり海洋博物館だと思って入った建造物。中に入っても、船舶関連の展示がなく、なんかヘンだなと思って確認してみると、科学博物館でした。ダメもとで返金をおねがいすると、すんなりとお金を返してくれ、海洋博物館の場所まで教えてくれました。アムステルダムの美術館・博物館はどこも入館料が15ユーロぐらいするので、もし返ってこなかったら2人で3千円ぐらいの損になるところでした。



 こちらが海洋博物館です。シャム社長に「私がご案内します」といっていた手前、建物を間違えたことは笑ってごまかすしかありませんでした。



 船の舳先に取り付ける飾りです。シャム社長がよろこんでいました。



 こちらは東インド会社の船。船員の部屋はかなりせまく、長期間の公開の苦労がしのばれました。1度ロンドンに行ったことがあるシャム社長は、「ロンドンの海洋博物館の方がおもしろかったなあ」と、自慢げに話していました。



 さて、もうアムステルダムを出発です。インターシティでアントウェルペンをめざします。



 車窓にはオランダの田園風景が広がります。途中でデルフトの教会の尖塔が見えたりしますが、シャム社長は深い眠りに落ちてしまいました。

不運なオランダ・ベルギー旅行①~アムステルダムの美術館は修復中

2012-09-30 11:36:19 | 海外旅行
市立 アムステルダムに到着しました。赤煉瓦づくりの中央駅です。今回はシャム社長のお供です。ということでパック旅行ではなく、ひさしぶりの個人旅行です。何事もなく日本に帰れればよいのですが。



 名画が集うアムステルダム国立美術館です。ところが正面入口が、このとおり閉鎖されています。



 美術館の西の端に新しい入口がつくられていました。なんと美術館は修復中で、10分の9ぐらいの展示空間が閉鎖されています。最初からこの不運な状況に、衝撃を受けるシャム社長でした。



 でも、このレンブラントの「夜警」をはじめ、フェルメールの作品などの有名どころは展示されていました。広い空間を歩く必要がなかったので、疲労が少なかったといえば、少なかったのですが。



 フェルメールの「牛乳を注ぐ女」は、日本の展覧会では押すな押すなの大群衆だったのですが、目の前でゆっくりと見ることができました。こちらは、私の好きなヤン・ステーンの「猫に踊りを教える」です。



 初めて見たとき、思わず笑ってしまった絵です。洋の東西、時代を問わず、ネコっていじられるんですね。



 国立美術館の裏手には、このような構造物ができていました。新しい記念撮影の場所になっていました。



 国立美術館のある地域は、他にゴッホ美術館・アムステルダム市立美術館がかたまって立地しています。次にゴッボ美術館に入りました。こちらは館内撮影禁止です。



 ゴッホ作品を堪能した後は、市立美術館に。野獣派だとかピカソだとか、主に現代美術の優品が集められている美術館です。ところが、なんと閉館中。出発前、忙しくて予習が足りなかったので、こんなことになっているとは知りませんでした。今は開館していて、かわりにゴッホ美術館が閉鎖されるようでした。どちらかというとゴッホ美術館が閉館していた方が打撃が大きかったので、そちらを見られただけでも、よしとしなければなりません。



 シャム社長は、1日で3つの美術館を回りきれるか心配していたのですが、思わぬ形で、かえって時間が余ってしまいました。そこで急遽、ルーベンスの家を見に行くことにしました。こちらの建物です。



 ルーベンスの家の内部を見学した後は、ちかくのおみやげもの屋さんに入りました。店内にはネコちゃんがいました。こわれものもたくさん置いてあるのですが、飛び上がって壊すなんてことをしないネコちゃんなんでしょうね。



 オランダでは大麻の吸引が合法化されているので、おみやげ用に大麻吸引器が売られています。日本の税関で見つかると放棄を求められるようですが。



 そして、こちらがコーヒーショップです。ご存じの方も多いと思いますが、オランダのコーヒーショップは、コーヒーを飲む場所ではありません。大麻を吸う場所です。



 レンブラント像があるレンブラント広場に。



 レンブラント広場に面したレストラン「ザ・オールド・ベル」に入ってみました。



 ムール貝の白ワイン蒸し(15ユーロ)を注文してみました。ビールは1パイント5ユーロです。海外に出ると、円高の恩恵を感じます。



 黒い独特の器でやってきて、ふたを開けるとこの通り。日本でムール貝の料理を頼んでも、数えるほどの貝しかいません。こちらは、かなりの量が入っていて、日本人だと、これだけでかなりお腹がふくれます。つるんと、次々たいらげていきました。



 それにしても、ハーグのマウリッツハウスも修復中だし、なんだかいっせいに修復し始めているかのような錯覚を覚えます。

トルコ行進曲⑨~エジプシャン・バザール周辺

2012-09-03 11:05:07 | 海外旅行
 エジプシャン・バザールの前で解散。こちらのバザールは、地元の人も買い物をするということで、香辛料を売るお店が多いです。



 エジプシャン・バザールの前の広場にはテントがつくられていました。ガイドさんの話では、ラマダン(断食)の時期だけ、ここで困窮者に食事を配給するのだそうです。しかし、この真夏に断食というのも、たいへんすぎます。水どころか、つばも飲み込んだらいけないとのことですから。ある人が、現地ガイドさんに「熱中症にならないのか」と尋ねていましたが、あっさり「なりません」と返答されました。恐るべしトルコ人。



 自由時間といっても、2時間では、ここからたいして離れることはできません。近くにあるイェニジャーミ―へ。



 イェニジャーミ―の内部です。このモスクも、かなり大きなものです。



 奥に見えるのはリュステムパシャジャーミーです。



 こちらはイェニジャーミ―よりもこじんまりしていますが、内部の青色が美しいです。


 
 そして、エジプシャン・バザール近くのガラタ橋のたもとといえば、日本でも有名になったサバサンドが売られています。



 現地ガイドさんの話では、「サバサンドを食べたがるのは日本人だけ」とのことです。焼かれているのは、ノルウェー産の塩サバだと申しておりました。



 船にとりつけられた鉄板で、大量にサバが焼かれています。それを、バゲットに野菜とともにはさんで、あっという間に出来上がりです。



 1つ5リラ。220円ぐらいということでしょうか。



 売れない芸能人によるイスタンブール紀行番組で、必ず取り上げられるようになっているサバサンドです。船の上でサバを焼いているというところが、絵になりやすいのかな。



 この塩とレモン汁で、自分で味を整えて食べます。特別の素材を使うわけでもなく、まあ、日本でもふつうにできる料理です。気分で食べるもので、売れない芸能人が「おいしいー」と絶叫するほどおいしいものではありません。どこかの番組が取り上げた後、他の番組もみんな猿真似し、私のような一般人まで食べに来るようになったのだろうな。



 さて、これでトルコ旅行も終了です。なんと、イスタンブール滞在が短すぎて、トプカプ宮殿に行かないではありませんか。これでは、パリに行ってルーブルに行かないようなものです。
 そこで私のトルコ・パック旅行一口助言。
その1 日程表を見て、イスタンブール滞在が長い方がいいです。見るところが多いので。トプカプ宮殿が見学先に含まれているかも要確認。
その2 各ツアーが世界遺産をいくつ訪問というのを競っていますが、カッパドキアとパムッカレ以外は、歴史通・考古学通でもなければどうでもいいような気も。
その3 これまで気球に乗ったことがないという人は、ケチらずにカッパドキアで気球に乗った方がいいかも。
その4 イスタンブール以外は、お酒を買うのに苦労しますので、買えるときに買いおきしておきましょう。
その5 ビュッフェに注意。トルコ料理はおいしいので、ビュッフェでたべまくったら、1週間で5キロ増量しました。これはいくらなんでも、困ったことです。

トルコ行進曲⑧~ブルーモスク、アヤソフィアなど

2012-09-02 10:39:45 | 海外旅行
 最終日。イスタンブールの街中でくつろぐネコちゃんです。



 平山郁夫画伯によって何度となく描かれたブルーモスクです。本当の名前は、スルタンアフメットジャーミー。



 モスク内部のステンドグラスです。



 ブルーモスクという俗称ができたように、青色を基調としたタイルで装飾されています。



 すぐそばにアヤソフィアがあります。



 もともとキリスト教会だったものをモスクに改装したものです。そのため、キリスト教関係のモザイクが残っています。



 非常に大きな空間を持つドームです。



 これが聖母マリアの手形と呼ばれるくぼみです。



 この女性のように親指をいれてくるりと回すと、いいことがあるようです。



 アヤソフィアから歩いてグランバザールへ。



 大量の店が集積していて、気をつけていないと自分の位置が把握できなくなります。



 トルコのおみやげ物として、今流行りなのは、このモザイクガラスのランプなのだそうです。



 ベリーダンスの衣装。



 都市にやってきたので、いたるところにケバブ屋さんをみかけます。



 ということで、昼食にケバブが出ることは出たのですが、街のケバブ屋さんの方がおいしそうに見えました。



 トルコアイス売りも、都会でトルコ風のベストを着ています。民族色を出しています。



 ここから、わずか2時間ですが、自由時間です。