阿部仲麻呂 Nakamaro Abe

今日は、「歴史と文学の人々」の講座で、『阿部仲麻呂』について講義を受講しました。
講義の先生が、いつもどおりの名調子で、テンポ良く、要領良い、内容も充実した、良い講義でした。

阿部仲麻呂の半生と、仲麻呂を通してあの時代に関する話でした。
*16歳で、遣唐使(留学生)となった。
*唐に入り、5年後には、唐の役人になった。優秀で、昇進をした。
*帰国のOKがなかなか出ず、36年後に帰国OKとなったが船が難破して、帰国できなかった。
*最後は高級官僚になって、73歳で唐で亡くなった。
*仲麻呂が唐にいた時代は、唐の政治が盛り上がった良い時代で、王維、李白と友達だった。
*仲麻呂の帰国は、唐の役人として、日本への派遣の形だった。
*遣唐使の派遣は、20年に一回での頻度の約束だった。
*遣唐使の目的は、外交(正月の朝貢)、文化移入(留学、書籍購入)であった。
*仲麻呂の家族は、仲麻呂の唐での栄光に反して、日本では貧窮していた。

講義のあとは、文化祭での展示テーマを話し合い、喫茶店でコーヒーを飲みながら懇談しました。
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