破門 Expulsion

黒川博行の『破門』を読みました。
今年の直木賞受賞作品です。

主人公は建設コンサルトの独身、中年男性ですが、関西のヤクザに関わった話でした。
映画製作をする、その出資をすることになるが、それが詐欺話で、ヤクザが関わった詐欺であり・・・。
その詐欺師を追って、香港、マカオへ行き・・・。
組同士の込み合いになり・・・。

兎に角、ハードボイルド小説でした。
まずまずの小説だと思いました。

主人公はとぼけたキャラクターであって。
文章は読み易いし、話の展開のテンポがよいのですが、エンタテイメント性はあるのですが。
会話のやり取りが多く、それでストリーが分かるのですが。
ちょっと、筋が単純かなあ。

直木賞受賞作品と、期待度が高かったのですが。
私の読後評価は、少し低く、4☆です。
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