寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

家族

2011-06-22 23:45:14 | 日々徒然

週末の法要に向けて
今日は、本堂の花立て

いつもなら、花瓶の掃除、水換え、据付が終わったら
義母が花を立てて
私は掃除

・・・・・と役割分担がはっきりしてるんだけど
今日は
「花立てのお手伝いします!」と二人のご門徒さんが初参加してくださった

3人に花立てをお任せして
私は掃除を・・・・と思っていたんだけど
ご門徒さんのお1人が
「坊守さん、一緒にしましょうよ、こんな機会に覚えなきゃ!」と
強く(!)おっしゃられたので・・・・参加

いちいち、義母に尋ねて、手直ししてもらって
たぶんいつも母が1人でやってる時の2倍ぐらい時間がかかったんじゃないかな

花を持たせるために、生けるのはどうしても法要直前になる
やること多くて、お互いイライラしてるし
時間を有効に、仕事を合理的にやるために
二人だけなら、絶対こんな場面は有り得なかったことだ
いや、何度かお互い試みたこともあったけど
「教えてください」
「適当にやればいいんよ」
「そんな適当なんて出来ませんよ~意地悪しないで教えてくださいよ~」
「うちも適当やもん」
「じゃぁ、やっぱり掃除してきます」
・・・・・・決裂・・・・・みたいな・・・・・

家族ってどうしても感情がむき出しになってしまう所があるので
それゆえに純粋な目的がすんなり遂行でき無いことって多々有る
まぁ、むき出しの関係も
時には必要だったり、妙に心地よかったり・・・って事も有るんだけど


世の中には、羨ましいぐらい仲良し、理性的な家族も居るらしい
それは家族でなくて他人行儀・・・ってもんだろう(もちろんこれも程度により必要)
修羅場を経験してこそ家族ってもんです

・・・・・と、これは僻みか

 

話が思いっきりそれたけど、
今回、そうならなかったのは、家族で無いおふたりの存在が有ったからだと思う

お寺って
ホントに家族の関係密度が濃いから・・・・・ね

煮詰まった関係を素直にほぐすために
こんなふうに混ざり合うっても良い方法だな・・・・と思ったことでした

 

※しか~し、おかげでタイムロスはあきらかで
 明日は必死で巻き返さなきゃな