寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

第12回大経の会ご案内です

2012-12-11 15:37:27 | 

第12回「大経の会」 
以下のようにご案内申し上げます。繰合わせてご参加ください。

日時   12月24日 10時~15
会所   T善寺様
講師   N野先生
テキスト 「浄土三部経(上)」岩波文庫
  

前回は再々度、第十八願成就文について学びました。
名号を聴いて信心が一度でも歓ぶ(信心の一念)。それは阿弥陀様が私たちに回向してくださった心である。その心は既に浄土を願っている心である。私たちに課せられる条件は何も無い。全ては遇(たまたま)の仏縁である。これが絶対他力。絶対他力を思想的に突き詰めると最終的には「ただ念仏して」という条件さえ取り払われることになる。それは宗教と言えるのか?宗教として成り立つのか?一切の条件を排しながら、「唯除」を設けた宗教的意味は何か?←これは次回に持ち越し。一般的に宗教は「私」が至心に回向することを求め、私たちの心もまた本来追善回向・供養の方に働くものである。これまでの儀礼的仏事はその供養・回向の心に支えられてきたものとも言えるが、真宗僧侶は『不回向』『他力回向』という伝家の宝刀で、その心を切り捨ててきた。仏事と共に供養・回向という意識は、段々と崩れてきているが、故人とのより個人的な関係の中で、亡くなった人を想ったり、悼んだりするのは供養回向と言えるのではないか。私たち僧侶は死者と生者の間に介在するものとして、供養回向の心を大切にしつつ、死者の供養に留まらない仏事を考えて生きたい。(講義・座談より)

24日学習会終了後、事後学習会兼鍋パーティを予定しています
繰り合わせて是非ご参加ください!