FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今週の為替予想レンジ(9月26日~10月1日)

2011-09-25 09:16:39 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円     75.50~79.20
>ユーロ・円   102.00~105.80
>ポンド・円   117.00~121.50

<今週のテーマ・指標>(大きなイベントのみ)
26日・月曜日 米8月新築住宅販売件数
27日・火曜日 米9月コンファレンスボード消費者景気信頼感指数
28日・水曜日 米8月耐久財受注
29日・木曜日 米失業保険新規請求件数(9/23までの週) 米4-6月期GDP 米8月中古住宅販売勢成約件数
30日・金曜日 米9月シカゴ購買部協会景況指数 米9月ミシガン大学消費者景気信頼感指数

全体的に小粒の指標が多い週となります。

<今週の投資戦力>
今週の金曜日が9月の最終営業日になることや多くの企業が上半期の中間決算に向けて特殊な1週間となります。 このため、来週は本邦実需筋のドル売り観測や日本企業の海外利益の本国送金観測などの需給トークが意識されやすくなって、その真贋はともかく、需給トークに由来する円高観測が強まる可能性があります。 ただし、多くの日本企業にとって9月末は大切な節目であるが故に、本邦通貨当局による介入警戒感も高まり易いとみられます。

同じ介入をやって一時的にせよドル・円のレベルを数円程度押し上げるつもりがあるのなら、それを10月に入ってからやるのと9月末目前にやるのとでは日本企業の決算数値に与えるインパクトが違ってくる面があるからです。

先週開催されたG20の声明文には、 ”為替レートの過度の変動や無秩序な動きは経済及び金融の安定に対して悪影響を与えることを再確認した゛ と言う一文が盛り込まれましたが、この解釈を巡るマーケット・トークも来週は活性化しやすいとみられます。 それぞれの立場によって自己解釈が可能だと思いますが、国際協調介入は無理だとしても、ドル・円が戦後最安値を更新するような円高が急速に進んだ場合に、日本が単独為替介入を発動する口実にはなるのではないかと思っています。 国際協調介入は無理としても、日銀はスイス中央銀行と協調する可能性は歪めません。 よって介入の可能性が最も高くなるのは、76円を切り75.94円の戦後最安値を意識したポイントではないでしょうか。

<筆者個人的な判断>
今週は日銀の単独になるか、スイス銀行との協調介入の形になるかは別として9月半期決算月の事を考えてみると必ず介入すると判断しています。 単独介入なら79円台、スイス銀行との協調介入が可能であれば80円台に押し上げるものと思われます。 残念ながら介入は一時的なカンフル剤に過ぎず、単独介入なら1~2日程度 スイス銀行との協調介入が可能なら3~4日間程度の効き目しかないのではないでしょうか。 

介入の時期としては明朝10時か76円台を切った段階ではないかと考えていますが、読者の皆様はどのような判断をされますでしょうか。

単独介入なら79円超 & スイス銀行との協調介入なら80円を超えた段階で、短期的には売りから入ることを推奨させていただきます。
 
今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。