FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

AUDの値動きから。 ユーロ一斉格下げなら72~74迄下げる可能性大。

2011-12-15 06:00:00 | 日記
<AUDの動向から>
バッテリーノRBA副総裁の発言が伝わっており、豪ドルがやや売り優勢となっています。

1.世界経済の成長が鈍化すれば豪ドルは下落する可能性があり、国内経済の衝撃を和らげる。
2.EU危機に関連して豪州は良い立場にある。
3.EU危機は世界経済の重大な脅威となっている。
4.ECBの債券購入やIMFの援助を通じてEU危機が解決される可能性は依然としてある。

一方的な豪ドル売り材料となるような発言内容とは思えませんが、豪ドル・円は77.833円まで弱含んでいます。

今後の豪ドルの動きについて
昨日まで攻防の分岐点い挙げていた78.40~60円の枠を下抜けた事で、目先は下値模索の動きが強まる可能性があります。 
目先の下値目処として :
>77.20~40円の枠
>76円の節目付近
>74.80~75.00円の枠(直近の安値)
>ユーロの一斉格下げが有るようであれば、72.05(10月4日)に向けて大きく値を消すことも十分可能です。

<ドルの動向から>
13日の米FOMC声明、 ”世界経済の減速が鮮明になる中でも緩やかに拡大している” とし、 ”雇用市場に幾分改善が見られる” とするなど、判断をやや上方修正しました。

その一方で欧州情勢をめぐる、 ”金融市場の緊張は経済見通しに対する著しい下方リスク” との一文を声明に追加し、シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は前回に続き追加緩和策を求めて、金融政策の現状維持に反対票を投じており、市場の追加緩和への期待は繋ぎとめた格好です。

声明でQE3(量的緩和第3弾)を示唆するとの噂が事前に広がっていた事もあって、発表後はQE3への期待から上昇していた米国株が失速、全面的にドルが買い戻される展開となりました。 追加緩和観測がくすぶり続けている中では、ドル・円の上値は大きく伸びることはありませんでした。

1 コメント

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ユーロが113.40近く迄上がる可能性 (Hiro)
2011-12-16 11:40:44
年末までにユーロが113.40近く迄上がる可能性はございますでしょうか?
私の中では「ない」ですが、一斉格下げが見送られた場合はあり得るのかな?と思っています。ポジションの調整でどうしてもその数値まで上がってもらえたらなぁ。と思っています。
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