FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ドイツ議会下院でギリシャ支援法案可決。

2012-11-30 18:49:36 | 日記
<ドイツ議会下院でギリシャ支援法案可決>
ドイツ議会下院で、ギリシャ支援法案が可決されたと伝わったことを受け、ユーロが再上昇となっており、ユーロ・ドルは1.3010ドル近辺、ユーロ・円も107.50円前後で推移している。

今夜は、各種要人発言に神経質な反応を見せる場面が多いものの値動き自体は小さい、という手が出しにくい相場展開となっています。 材料的には、それほどのものはありませんが、本日は11月最終営業日です。 薄商いの中で金融政策や財政の崖に絡む要人発言が飛び出せば、意外に値が振れる可能性も否定できません。 また、ロンドンフィキシング(日本時間25時)前後の動きにも注意が必要かもしれません。

本日はドイツ議会下院でギリシャ法案が可決されたことが材料となり、夕刻から大きく値を上げてきています。 しかしここは要注意で向かいたいものです。 昨日は、アメリカが量的緩和第4弾(QE4)が浮上してきたことからドルが大きく売られる場面がありました。 

QE3を行ったばかりですので、いきなりQE4にはならないかと思われますが、悪い指標が出るたびにQE4が浮上するような展開も視野に入れておいた方が良いでしょう。 財政の崖とQE4が大きくクローズアップされない限り、当面は買い続けても良いのではないでしょうか。

今夜のドル・円相場で82.80円台が来る可能性もありそうです。 昨日、投稿させていただいたレジスタンス3の粋にさしかかっているようです。

ドル・円相場、当面81.80~82.50のレンジ相場の様相。

2012-11-29 21:41:55 | 日記
やっと南通の我が家に戻って来れました。 長い出張であり、精根尽きたとはこの事かと思うほどの疲労ぶり。 明日は少し南通の会社に顔を出して、後はゆっくり休息に入りたいと思っています。

<今日の東京市場 ドル・円相場は堅調>
自民党の安倍総裁が 「物価目標2%達成するまで無制限な金融緩和を」 「政府と中央銀行が協調してインフレターゲットを作るのが世界の潮流」 などと述べられたことで円売りが強まると、82.20円台まで上昇。 ただ、それ以上の上値は伸びず、その後は82~82.20円前後のレンジで推移していました。

ユーロ・円は上値が重い相場展開となっています。
ドル・円の下げに連れて106.10円台まで値を下げましが、それ以上売り進める向きにも乏しく、その後はもみ合いに終始。 ただ、日経平均株価がジリジリと上げ幅を拡大すると、ユーロ・円も106.60円付近と本日の高値を更新しました。

<当面のドル・円相場の推移>
第一レジスタンス 82.25~30
第二レジスタンス 82.50~55
第三レジスタンス 82.80~85

第一サポート    81.95~82.0
第二サポート    81.70-75
第三サポート    81.65~70

この数日間の値動きを見る限り、当面81.80~82.50のレンジ相場に突入した感じを受けます。 12月の選挙が近付けば、徐々に値を上げて行きそうな予想を立てました。 

円は大きく売られる可能性が高まって来たのではないか。

2012-11-27 22:56:50 | 日記
今日、やっと上海へ戻ってくることが出来ました。 日本での激務がたたり、飛行機に乗るや爆睡状態に陥ったほど疲れ切った状態と言わざるを得ません。 上海でもう2日間営業の手伝いをした後にやっと南通へ帰れそうな雰囲気です。 今週末はのんびり過ごしたいものです。

<今日の為替相場から>
26日のニューヨーク外国為替市場ではユーロがドルと円に対して下落しました。 ただ、ギリシャ向け次回融資の合意が近いとの期待や米 「財政の崖」 問題は回避されるとの見方を背景に、ユーロは最近の高値近辺にとどまっています。

ユーロ・円0.5%安の106.37円。 オーバーナイトで一時107円を超え7カ月ぶり高値をつけています。 米議会の 「財政の崖」 問題への対応をめぐる懸念でリスク選好が抑えられるなか、ユーロは過去数日上昇していたことから利食い売りも出ているようです。

ただ市場では、ギリシャへの融資は最終的に実施されるとみられているほか、「財政の崖」 についても回避されるとの慎重ながらも楽観的な見方が出ています。 ただユーロの売りは確固たるものではないとの見方を示し、ギリシャ融資が合意に達すればユーロは上昇するのではないでしょうか。

ギリシャ融資が決まり、米財政問題への対応でも合意すれば、リスク選好が強まり、豪ドルやNZドルも上昇する可能性が高まってきているようです。

ユーロの好材料も出てきていますが、今回、日本に戻ってみて政治も含め疲弊された状態を見ると円が他の通貨に対して大きく売られても不思議ではないように思われます。 当面、円は売りで対応した方が良さそうな雰囲気になってきていると実感したしだいです。

今週の為替予想レンジ(11月26日~12月1日)

2012-11-26 18:45:08 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    81.50~82.80
>ユーロ・円  105.00~107.80
>ポンド・円  130.50~133.50

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
26日 特に無し
27日 英・Q3GDP<速報値> 米・10月耐久財受注(前月比) 11月消費者信頼感指数
28日 米・10月新築住宅販売件数(季調済・年率) ベージュブック公表
29日 米・Q3GDP<改定値> Q3個人消費<改定値> 新規失業保険申請件数 10月中古住宅販売保留
30日 EU・ドラギECB総裁講演 米・11月シカゴ購買部協会景気指数

<今週の予想>
今週は指標的には小粒なものが多いようです。 米国では主だった材料はありませんが、今週より 「財政の崖」 問題について大統領と議会との実質的な協議が始まります。 これを受けた要人発言があれば、ドル・円相場が動き出すきっかけとなる事も考えられます。 一方、ユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援継続が決まるのかに注目です。

この3日間出張続きであり、日曜日の予想レンジが本日になってしまいました。 明日は早朝上海へ戻る為、成田空港付近のホテルで久しぶりにゆっくり文章を書かせていただいています。 忙しい日本での10日間でしたが、久しぶりに日本へ帰ってきて感じた事。

1.日本全体が大きく沈んでおり、元気も活力も何処に行ったのかと思わされる状態。
2.今の政治は ”漫画” 。 日本には将来が有るのか。

せめて読者の皆様には希望に満ちた生活を送っていただきたいものです。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

今夜休場モード、行ったり来たりの膠着相場の地合い。

2012-11-23 20:33:56 | 日記
明日は東京への移動日。 東北のお客様回りが終わり、一呼吸と言うところでしょうか。 実は、明日南通へ帰れるとばかり思っていましたが、急に飛び込みが入り、またまた中国へ帰る日が遅れてきました。

27日の火曜日となりそうですが、上海浦東空港へ着くなり関西のお客様と合流して上海工場での打合せとなっています。 次から次へとタイトなスケジュールが続くものだと呆れているしだいです。

東京で暮らしている娘に連絡したところ、家内も日曜日から東京へ入るようなスケジュールになっているようでした。 日曜日の夜は久しぶりに東京で食事することになりそうです。

<今日は薄商い 大きな変化はなさそうです>
本日は、勤労感謝の日で本邦休場、米国は感謝祭明けの金曜日で大方は休場モードです。 あまり大きな動きは期待できないかもしれませんが、昨日のようにこれといった理由なく動き始める事も薄商いがゆえあり得ます。

米・感謝祭休暇で静かな週末を迎えることになるのか。

2012-11-22 20:15:24 | 日記
出張で日本へ一時j帰国していますが、朝から晩まで休む暇がないようなスケジュールに追われています。  社長のカバン持ちと折衝にはいささか疲れ果てました。 中国人独特の自己解釈を正すのにも一苦労です。 来月も一緒に出張しようと誘われていますが、丁重にお断りしておきました。

24日(土)には南通へ帰ることが出来そうでやれやれです。 どうでもよい出張よりも、ガレージ部屋・中庭付きのマンションでいろいろ研究に没頭出来るのが筆者にとっては何よりの幸わせです。

<ドル・円相場 穏やかな週末になりそうです>
今夜は、ドル・円に直接作用しそうな材料は米国は感謝祭・祝日の関係でありません。 また明日についても休暇をとる市場参加者が多く、基本的に今週のNY市場は積極的にリスクを取りに行くムードにはなりにくそうです。 ドル・円は基本的に高値圏でもみ合うのではないかと考えられます。

ただ、市場が薄い中でまとまった規模の注文が入ると、急に値が荒れる可能性があります。 この点には要注意です。

なお、週末25日にはスペイン・カタルーニャ州で選挙が行われます。 同州選挙はスペインからの独立を目指すかどうかが争点となっており、選挙結果はスペインの支援要請の思惑につながり、週明けのユーロ相場の手掛かり材料になる可能性があります。

ユーロ圏の財務相会合で何が打ち出されるのか。 ギリシャ支援は暫定合意か。

2012-11-20 19:02:34 | 日記
<今日のドル・円の動向から>
白川日銀総裁が、次期総理の有力候補である安倍晋三自民党総裁の主張する3%の物価目標やマイナス金利に否定的な見方を示したことを嫌気した円買いによって一時81.10円台まで軟化しましたが、この水準では底堅さを保っていたようです。

ドル・円については、今夜の米・住宅関連指標が直接値動きに作用する可能性があります。 尚、市場は住宅着工件数を84.0万件、建設許可件数を86.4万件と予想しています。 この事前予想に対して、結果が良好ならドル買い、弱ければドル売り、という素直な反応が予想されそうです。

<ユーロ圏の財務相会合で何が打ち出されるのか>
一番注目度が高いのは、ユーロ圏の財務相会合になるでしょう。 ギリシャへの支援は ”暫定合意となるだろう” との見方が大勢です。 合意延期などのサプライズがない限り、平和的に通過すると考えられます。 無難に終わったとしても、”暫定的” になってしまった背景やその先行きへの不安が広がれば、ユーロが軟化する可能性もあるため、いろんな角度から慎重に検討しないとなりません。

ドル・円の軟化や欧州株が軟調に寄り付いたことを受けて103.60円台まで値を下げていましたが、ドイツの新聞が ”ドイツ政府はギリシャに対する既存の支援に加えて、2014年までに140億ユーロの支援を追加することを検討している” などと報道したことを手掛かりに104円台まで値を戻す等、小幅ながらも上下に忙しい展開となっています。 この内容はかなり怪しいと思われます。 ギリシャ支援に積極的でないドイツが急に支援賛成に回るのか。

ユーロ・円は104.50~80の辺りで一度売って見たいところです。 上げ足が速すぎるのではないでしょうか。 

明日の日銀金融政策会合では、金融政策は据置きの様相が高まる。

2012-11-19 15:29:08 | 日記
昨日、急きょの仕事で日本へ一時帰国することになりました。 今回の仕事はメインが東京であり、久しぶりに成田空港から入国しました。 南通の新会社へ責任者として赴任しましたが、従来からの各会社の営業面を全面的に兼務することになり、以前に比べ忙しくなるいっぽうです。 南通での新しい生活をエンジョイするどころか、自分で車を走らせ営業にまわったり、飛び込みで日本出張が入ったりで大変です。

<日銀の金融政策について>
ドル・円相場は先週、自民党への政権交代観測からくる金融緩和の強化への期待感から円安が大きく進みました。 特に、次期首相候補として有力な自民党の安倍総裁のコメントに対して海外勢を中心に円売りで反応する場面が目立ちました。

週初のドル・円相場は円売り優勢で始まっており、一時81.59円まで値を伸ばしましたが、その後は一旦上げ幅を縮小しました。 欧米市場でも同様の動きを見せれば、再び本日高値を更新する可能性もありそうです。 目下のところ81.50を突破したこともあり、次のターゲットである4月20日高値81.78円を突破するかどうかが焦点になるでしょう。

ただ、明日の日銀金融政策決定会合には注意したいところです。 現時点では日銀は金融政策を据え置くという見方が強いようです。 とは言え、日銀の金融緩和への期待感が前のめり気味で強まる中でドル・円がこれまで上昇してきたことを考慮すると、日銀の政策据え置き決定をきっかけに一旦利食いに動く向きが出る可能性は否定できません。

今夜のNY市場での高値は一度売ってみたらいかがでしょうか。 但し、短期勝負と決め、次の波を待ちたいところです。 

今週の為替予想レンジ(11月19日~11月24日)

2012-11-18 19:52:36 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    80.80~82.20
>ユーロ・円  102.50~105.00
>ポンド・円  127.50~130.50

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
19日 米・10月中古住宅販売件数(季調済・年率)
20日 日・日銀・政策金利発表 白川日銀総裁会見 米・10月住宅着工件数(季調済・年率)
21日 英・英中銀MPC議事録公表 米・新規失業保険申請件数 11月ミシガン大学消費者信頼感指数 10月景気先行指標総合指数
22日 特に無し
23日 独・Q3GDP 11月IFO景気動向指数

<今週の予想>
16日のニューヨーク外国為替市場では円売りが一服したが、日銀が強力な金融緩和に乗り出すとの観測を背景に、週間では対ドルで2月半ば以来の大幅下落となりました。 ユーロはギリシャの財政問題や欧州経済をめぐる根強い懸念からドルと円に対して下落しています。

衆議院は16日午後の本会議で解散され、12月16日投開票へ向け与野党は事実上の選挙戦に突入した。 前日には自民党の安倍晋三総裁が日銀にマイナス金利の検討を望む考えを示していました。

先週投稿させていただきました通り、81.50円の水準に強いオプションバリアがあり、これを上回る水準にストップロス注文が並んでいるようです。 20日、日銀の金融政策決定会合で追加緩和を示唆すれば、ドル・円は82円付近まで上昇する可能性があると指摘も出てきているようです。 

米の ”財政の崖” 問題やユーロ圏債務危機をめぐる懸念が拡大した場合、円は下げ幅を削る可能性がありそうですが、同様に安全資産とされるドルも上昇が予想されるのではないでしょうか。

今週の大きなポイントは、20日の金融政策決定会合でどのような金融緩和策が打ち出されるかではないでしょうか。 地合いは徐々に円安に振れかけており、ここで大胆な金融緩和策が出れば流れが円安に振れる可能性が否定出来ません。 要注意で臨みたいところです。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

ドル・円相場、当面81.50の壁を睨みながらの揉み合い相場に突入か。

2012-11-16 20:30:58 | 日記
<今夜のドル・円相場の動向から>
今夜は、重要指標もありますが、なんとなくインパクトは小さめな印象が否めません。
指標を受けての動きが続くというよりは、日本の衆議院解散を受けた次期政権以降の金融政策についての思惑、米国の財政の崖問題に絡む不安、20日のユーロ圏財務相会合前のギリシャへの支援についての思惑などが交錯する、ちょっと難しい相場になりそうです。

また、週末を控えてのポジション整理の動きにも要警戒です。 特に、今週大きく値を伸ばしたドル・円については、目新しい材料がなければ大きめの利食い売りが出てくる可能性もありますので要注意です。

昨日、ドル・円相場については、当面81.45~50に大きな壁がある旨のコメントを投稿させていただきましたが、81.46を付けたのち一服状態になってしまいました。 若干小休止したのち再度81.50を目指すのではないかと思われます。 いずれにせよ日本の政局の状態を見ながらの展開が続くものと思われます。

昨日の解散・総選挙の発表は予定外であり、はしごを外れました。

2012-11-15 18:50:26 | 日記
今日はお客様のアテンドで江陰の工場へ行ってきました。 中国の高速道路は最高時速制限が120kmであり、道幅も3~4車線あり運転していても快適です。 唯一、気になるのは中国の人の運転のマナーの悪さだけは鼻につきます。 品質管理から営業に転向し、ほとんど毎日車での移動となっていますが、街中の運転だけは電気自転車の飛び出しが非常に多く、困惑する場面もしばしばです。

日本人の友人からは、運転しない方が良いのではないかと忠告されていますが、いろんな工場が点在されている関係で車が無ければ1日一つの事だけしか出来ない状況です。 国が大きいから仕方がないかとも思うしだいです。

<日本・解散総選挙>
昨日の解散総選挙の発表にはいささか驚きました。 当面、レンジ相場かと思って見ていましたが、トレンドが形成され始めました。 ドル・円については、次なる抵抗線が81.45~50位ではないかと思っています。 このゾーンを軽く超えるようであればかなりのエネルギーであり、当面上値模索を始めるでしょう。

今日は、自民党の安倍総裁が ”マイナス金利” に言及した事を受けた円売りの流れに大きく傾きました。 自民党は議席確保の為、円安政策で勝負と言ったところでしょうか。

<今夜のイベントから>
今夜はイベントがかなり多いです。 ドル・円に直接作用すると考えられる米国系のイベントだけでも、主要経済指標の発表・要人発言がかなり多い状態です。 ドル・円はそれぞれの内容を確認しながら方向感を模索する流れになりそうですが、もちろん、安倍自民党総裁の発言が米国市場で蒸し返されてドル・円が一段と値を伸ばす可能性も残っているのではないでしょうか。

また、欧州市場に関しては、ドラギECB総裁の講演が注目されます。 20日のユーロ圏財務相会合に向け、ギリシャへの融資やスペイン支援に絡む発言が出れば、手掛かり材料視される可能性がありそうです。

ドル・円相場、まるで方向感の無いのらりくらり相場が継続か。

2012-11-14 10:54:05 | 日記
<まるで方向感の無い、のらりくらり相場が継続か>
昨日のドル・円相場は79.20~64円のレンジで推移しました。 東京朝に79.64円の高値を付けた後はじりじりと下落、欧州序盤に79.20円まで下値を切り下げた後、79。60円近くまで反発するも戻しきれず、NY市場では79.30~40円台での膠着状態が長い時間続きました。

欧州市場は安値更新後に切り返す展開。 前日のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援の合意が20日に先送りされた事などからリスクオフのドル買い・円買いでスタート。 欧州株の軟調寄付きに米10年債利回りが1.57%に低下する中でドル・円は79.20円の安値を付ける。 その後、 ”独政府は440億ユーロのギリシャ向け融資を一括で行うことに賛成” と報じた事をきっかけにユーロが急反発。 リスクオフの流れが反転してドル・円は79.59円まで値を戻しました。 しかし、独政府報道官が上記報道を否定したためユーロが失速、ドル・円も79.40円台に押し戻されました。

ユーロは相変わらずのらりくらりの状態であり、観測報道とそれを否定する要人発言に振り回される展開が続いています。 それでも、取りあえずは20日の臨時財務相会合でギリシャ支援が決まりそうな事から、一層の市場の不安を掻き立てる材料にはならなさそうです。 その一方、米国では昨日から、大統領選のためストップしていた連邦議会が動き出しましたが、 ”財政の崖” 回避に向けた好ニュースは聞こえて来ませんでした。 米 ”財政の崖” に対する懸念が晴れないうちは、リスク・オン相場への転換は難しいのかも知れません。

20日の臨時財務相会合まで、のらりくらりの相場が継続しそうな雰囲気となってきました。

ドル・円相場、79.80を超える勢いはまるで感じない展開に陥る。

2012-11-13 21:35:57 | 日記
<今夜も模様眺めか>
東京市場のドル・円相場は中国株の下落などを受けて円買い優勢となり、79.20円台まで値を下げました。 11月9日の安値79.07円が視野に入ってきていますが、ここを果たして試すのか、それともここから足場を固めて切り返すのか。

今夜は材料豊富な夜ではありますが、ドル・円に直接作用すると思われるものは米月次財政収支くらいでしょうか。 普段はそこまで大きく材料視される指標ではないですが、米国の財政の崖問題が取り沙汰されている中なので、市場予想よりも赤字額が大きければドル売りで反応する可能性もあります。

また、欧州の景気減速懸念が強い中ですので、ドイツとユーロ圏のZEW景況感調査の結果はユーロ相場を中心に注目されます。

さらに、ギリシャについては、本日の国債入札が16日の同国の大量国債償還を乗り越えるのに重要な役割を果たす見通しです。 これは金融市場全体のリスク許容度を左右する可能性もあるため要注意です。

ドル・円については80円の壁が重くて厚いと言った感じでしょうか。 79.80を超える勢いはまるで感じない相場展開となってしまいました。

今夜は材料難で膠着相場。 模様眺めといきましょうか。

2012-11-12 21:41:13 | 日記
昨日・今日と上海へ出張していました。 嘉興での拉致・監禁の恐ろしさは未だ脳里に深く刻まれているものの、何とか汚名払拭の為、今朝は上海市宝山地区の派出所に被害届を出しに行ったところです。 被害届を出しておけば、後は嘉興の会社が地元公安へ手続きを始めてくれるとの事でした。

中国に正義なるものが存在するのか、じっくり見届けたいところです。

<今夜の材料難で膠着相場が続きそうです>
東京市場のユーロは、ギリシャの2013年予算案の議会通過を好感して堅調でしたが、欧州株の先物が軟調に始まると失速しています。 ドル・円は79.40~50円台でもみ合いの域を出ない値動きになっています。

今夜一言で言って材料難です。
ただ、ユーロ圏財務相会合については、報じられる要人発言の内容によってはユーロが動き出す可能性があります。 16日のギリシャ国債の大量償還までにEU/IMFからの支援が決定される見通しが立てばユーロが買われる要因になりそうですし、逆に見通しが立たず、自力の資金調達が難しいようであれば、ユーロが売られる要因になると考えられます。 今夜はゆっくり模様眺めして、今後の展開を考えるとしましょうか。

今週の為替予想レンジ(11月12日~11月17日)

2012-11-11 07:29:36 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    78.80~80.00
>ユーロ・円   99.80~103.00
>ポンド・円  124.80~128.20

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
12日 日・Q3GDP
13日 英・10月CPI EU・11月ZEW景況感調査
14日 英・10月失業率 BOE四半期インフレレポート公表 米・10月PPI 10月小売売上高 FOMC議事録公表(10月23・24日分)
15日 英・10月小売売上高指数(前月比) EU・Q3GDP 米・10月CPI(前年比) 11月NY連銀製造業景気指数 新規失業保険申請件数
16日 特に無し

<今週の予想>
先週は5日に投稿させていただきましたが、週始めが強く週末が軟調とさせていただきました。 ほぼ予定通りの罫線をたどりました。 先週は、米・大統領選もオバマ氏勝利/ギリシャ議会も僅差ながら可決されました。 

今週は小粒な指標が多く、大きなトレンドを作るような内容のものは見当たりません。 ドル・円については、オバマ大統領就任で下値模索を始めるような環境でしょうか。 市場関係者の間では、オバマ氏再任=円高のセオリーが飛びまわっているように思われます。 しかし日本の実体経済はどん底に陥ってきているのではないでしょうか。 特に海外で生活していると日本が実態経済の悪さが見えてきます。

筆者の予想としては、当面オバマ大統領再任で若干円高に振れるのではないかと思いますが、中・長期的には円安トレンドが始まるように思われます。 よって大きくドルが売られた時には躊躇せず大きく買ってみたらどうかと思います。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。