FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

日銀・黒田総裁会見、追加緩和は当面先送りとなる。

2014-04-30 15:25:26 | 日記
  明日から5月1日の労働節の休暇に入ります。 筆者の勤務する会社も数カ所に工場を持っていますが、それぞれの工場の休暇はまちまちとなっています。 今日は、無錫の工場から南通の工場へ移動してきてますが、夕刻には上海へ戻る予定となっています。 明日からの休暇の過ごし方については、南通から上海に戻るバスの中で考えるとしますか。

<日銀・黒田総裁会見、追加緩和は当面先送りとなる>
  30日の東京外為市場では、ドル・円、クロス・円でやや円安に推移しています。 30日の日銀政策会合の結果や展望レポート、黒田総裁の会見で ”追加緩和の当面の先送り” が示唆されることへの過剰警戒による円高に対し、材料出尽くしのポジション調整的な円の売り戻しが見られています。

  日銀が展望レポートで成長率見通しを引き下げたことや、黒田総裁が会見で前回ほど出口戦略の前向き姿勢が見られなかったことなどが、円の売り戻し要因となっているようです。

<今夜発表される、米国の4月ADPに注目>
  今夜は、米国の4月ADP(企業向け給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が日本時間21:15に発表されます。 予想は+21万人、3月は19万1000人。 今回の数値は期待出来そうな雰囲気であり、どこまでドルが上値模索が出来るかが見物です。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.20~102.80>

ウクライナ情勢、本当にロシア軍の侵入は回避出来たのか。

2014-04-29 15:49:05 | 日記
<ウクライナ情勢、本当にロシア軍の侵入は回避出来たのか>
  29日の欧州外為市場では、ドル・円、クロス・円で全般円安に推移、欧州勢の参入とともに、全般的に円安が優勢になっています。

  前日の米国の中古住宅販売成約指数に続き、29日はドイツの消費者信頼感指数が改善したことや、28日にヘーゲル米国防長官とロシアのショイグ国防相がウクライナ情勢をめぐって電話会談し、ショイグ氏はロシア軍をウクライナに侵入させないことを保証すると表明したことに加え、欧米株式市場での相次ぐ大型M&Aなどを受けた欧米株の底堅さなどにより、リスク回避の円高圧力が後退しています。

  29日の欧州時間に米国債市場は、時間外取引で10年債金利が小幅に上昇(債券価格は軟化)。 ドル・円ではドルが下支えされています。
前日からの米国指標の改善や米国株の上昇、ウクライナ懸念の小康などにより、安全逃避の米国債シフトが抑制されています。 29~30日の米FOMCに対する警戒感も、現状からの米国債金利の低下に歯止めを掛けているようです。

  本日は、ウクライナ情勢で進展があり明るい兆しが出て来たようですが、トレンドを作るまでにはいたらないように思われます。 

本日のドル・円相場の予想推移 <102.40~102.80>

ウクライナ情勢、今夜にも対ロ追加制裁発動か。

2014-04-28 17:59:56 | 日記
<ウクライナ情勢、今夜にも対ロ追加制裁発動か> 
  ウクライナ情勢をめぐる緊迫化で米国の対ロシア追加制裁がきょうにも発動される見込みになりつつあり、投資家のリスク回避姿勢が強まるか否かが注目されそうです。 ウクライナをめぐる緊張が高まる中、追加制裁を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、米国債への質への逃避が進めば日米金利差縮小からドル・円に下方圧力がかかる可能性があり、クロス・円相場も下落するのではないかと思われます。 ロシア・プーチン大統領の野望を抑えられるかどうかは、米国やその同盟国が制裁強化に向けて足並みが揃うかどうかでしょう。

<GW期間中、ウクライナ情勢で下押せば買いで勝負>
  本日の東京市場では、大型連休入りに伴い出来高が低迷していますが、市場ではドルの買い手が乏しくなるとの思惑も出ています。

  今週は、週末の雇用統計は相対的に強気の予想が出ていますが、ウクライナ情勢で下押しするようであれば積極的に買ってみることを推奨します。 今週は、ドル・円は101.50円より下は買いを入れ、売りは103~103.20円位を想定しています。

本日のドル・円相場の予想推移 <101.80~102.60>

今週の為替予想レンジ(4月28日~5月3日)

2014-04-27 09:14:16 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    101.20~103.20 
>ユーロ・円   140.00~142.50

<今週のテーマ・指標>3つ星以上
28日 特に無し
29日 英・第1四半期GDP 独・4月消費者物価指数
30日 日・日銀金融政策決定会合 独・4月失業者数/失業率 米・第1四半期GDP 4月シカゴ購買部協会景気指数 FOMC政策金利発表
01日 中・4月製造業PMI 米・週次新規失業保険申請件数 4月ISM製造業景況指数
02日 ユーロ圏・3月失業率 英・4月PMI建設業 米・4月非農業部門雇用者数 4月失業率
03日 中・4月非製造業PMI
 
<今週1週間の予想>
  毎年の事ながら、何故かGW時期に差し掛かると大きな問題が勃発し、相場に大きな影響を与えるので注意が必要です。 筆者もコツコツ稼いで、GW時期に予想を外してしまい痛い目を受けているので今年は慎重に立ち向かいたいと思うしだいです。 今年のGWのテーマはウクライナ情勢でしょうか。

  25日終盤のニューヨーク外為市場では、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、安全資産とされる円やスイスフランへの買いが膨らんでいます。 また豪ドルやNZドルなど、太平洋地域の高利回り通貨も対ドルで値を上げています。

  ウクライナとロシアによる衝突の危機が高まる中、ウクライナの特殊部隊はこの日、同国東部で作戦の第2段階に着手しました。 米国はロシアへの追加制裁を発動する構えを見せているほか、欧州指導者も対ロシア制裁で米国と協調することで合意しています。 あるニュース情報では、5月1日~9日に軍需衝突する可能性が高いとささやかれていますが、実際に衝突するような状況に陥ると雇用統計の内容が上向いても軍需衝突が優先されるでしょう。 

  人道的には中国が良く言うように対話によって進めるべきでしょうが、東ヨーロッパは多民族で構成されている国家が多く、統制が取れなくなると武力行使と言う力の方程式が生まれやすいのも事実です。 クリミヤ半島がロシアに移行した事も有り、ウクライナ本土に踏み込めば世界世論もアメリカを支援すると思われます。

  先週の米経済指標はまちまちの内容となっていて、市場は明確な方向感を欠く展開となっています。 そこにウクライナ懸念が加わり、投資家にとっては大きなポジション形成を構築するにはリスクが大き過ぎ、そのため太平洋地域の通貨が買われたようです。

  今週は、指標的には毎月のお祭りである米・雇用統計・失業率の発表が控えていますが、ウクライナ懸念を念頭において少し幅を取って慎重に考えたいと思っています。

  今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

大胆なポジション取りも出来ず、のらりくらりの相場展開は何時迄続くのか。

2014-04-24 15:55:38 | 日記
  まもなくゴールデンウイーク。 筆者の勤務する会社も5月1~2日が休日となりそうです。 久しぶりに下の娘と上海市内見学でもしようかと思っているところです。 お上りさんとなり外灘が一望出来る高層ビルにでも上ってみても良いかと思うしだいです。

<大胆なポジション取りも出来ず、のらりくらりの相場展開は何時迄続くのか> 
  目先の外為市場では、潜在的な円高材料が控えているように思われます。 明日発表の消費者物価指数が強い結果になると、日銀が2014年度インフレ見通し(年度平均:プラス1.3%)を引き上げる可能性があり、海外ファンド勢の先行きの追加緩和期待が完全消滅に追い込まれる可能性がありそうです。 CPIが予想の範囲に収まったとしても、来週の日銀決定会合で、政策変更なしとなれば、投機筋による失望の円買いがある程度予想されるのでしょうか。

  非常に微妙ではありますが、先行きには円安材料もあります。 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による年央からの資産シフトや、共済年金など目下、ポートフォリオが国債に偏っている運用機関のポートフォリオ見直し、生命保険会社の外貨建てリスク資産保有の拡大などの動きも視野に入ってきています。 来週の米雇用統計が強めの結果なら、本邦輸出勢が休みになる連休中に、1ドル104円台まで円安が進んでも不自然ではなさそうです。

  ドル・円相場は、覇気のない状況が続いている現状です。 海外ヘッジファンド勢が、年初来、運用面で大苦戦を強いられており、新たに大胆なポジションを構築する元気を失っていることが背景として大きいと思われます。 非常に微妙な舵取りを余儀なくされ、筆者もポジショニングに苦労しているのが現状と言った方が良いのでしょうか。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.20~102.70>

5月8日のECB理事会で追加緩和が決まる可能性も否定出来ず。

2014-04-23 11:53:20 | 日記
<22日のニューヨーク外為市場の動向から> 
  22日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで弱含み、対円では横ばい、 欧州市場が復活祭の休日明けとなりましたが、欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和に踏み切るかどうか不透明感が広がっていることから、狭いレンジでの取引が続いています。 同日に発表された3月の米中古住宅販売戸数は予想を上回ったものの約1年半ぶりの低水準でしたが、相場への影響は乏しい結果となりました。

  ECBのドラギ総裁は、最近ユーロ高は金融緩和に動くきっかけになり得るとの考えを鮮明にするようになって来ています。 また24日には講演が予定されています。 主要政策金利は現行の0.25%よりも引き下げられる余地もあるのか。 ただECBが実際に行動を起こすまでは、ユーロはレンジ内の動きにとどまると見ておいた方が良さそうです。 早ければ5月8日のECB理事会で追加緩和が決まる可能性もあるかも知れません。

  23日には、4月ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値や24日の4月IFO独業況指数の結果も見極めようとしていることから、IFO指数やドラギ総裁の講演が控えていることで、今週は弱含み傾向となりそうだです。 来週に4月のユーロ圏消費者物価指数が出てくるため、ユーロの下げ余地も限られそうです。

  米経済指標や米企業業績の改善を背景にドル買いの妙味が出始めていて、予想よりも良好な企業業績が米株式市場への資金流入を再び活発化させて、ドルを支える可能性もありそうです。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.30~102.80>

今週は、ユーロ圏の景況指数(PMI)やドイツのIFO企業景況指数に注目。

2014-04-22 20:36:17 | 日記
<今週のユーロの動向から>
  今日、クーレECB理事から、 ”ECBには利下げの余地がある” また ”ユーロが上昇すると、緩和政策がより正当化される”  と言うようなハト派的なコメントが出ています。 

  今週はユーロにとってさらなる悪材料が見込まれることが予想されます。 ユーロ圏の景況指数(PMI)やドイツのIFO企業景況指数には注目が集まりそうであり、これらが悪化すればユーロにはさらなる下押し圧力がかかりそうな雰囲気です。 また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は24日の講演で再びユーロに言及する可能性もあるのではないでしょうか。 

  しかしながらこれらのリスク要因をよそに、全体的な資金フローが依然としてユーロを支えているのも確かであり、ECBの政策行動が近づいていると思われるまで、ユーロの下値余地は限られると想定していた方が良さそうです。

<ユーロのテクニカル分析から>
  為替相場の日足テクニカルによると、ユーロ・円は5日移動平均線141.45~50円(22日の東京市場時点)が下から25日線141.40~45円を上抜けるという、ゴールデンクロス(ユーロ買いシグナル)を巡る攻防に直面してきています。

  短中期のトレンドラインを示す5日線や25日線の方向性は、微妙な上向き化となっています。 これから5日線の25日線 ”上抜け” が定着してくると、ユーロの下落リスクが後退し、5日線や25日線などを下値メドとしたユーロの押し目買いと、緩やかな下値切り上がりのトレンド移行が注目されやすいと思われます。

  反対に上抜け定着に失敗すると、ユーロの下値リスクが再燃し、5日線や25日線などを上値メドとしたユーロの戻り売りと、下攻めのトレンドが本格化する可能性も消えていません。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.30~102.75>

止まらぬ日本の貿易赤字、ドルの先高感が再び強まる。

2014-04-21 20:34:01 | 日記
  日本に戻ると体が急にだるくなる妙な現象が2回連続して起こりました。 2週間の出張を終え、一昨日上海・浦東空港に降り立つと何故か急にシャキッとする自分の体には驚きを隠せません。 今朝は6時には家を出て、帰国報告も兼ねて上海工場経由で持ち場の無錫の工場に入りました。 帰ってみるとやらなくてはならない事が山積み状態であり、早速に残業が始まりました。 自分の体が完全に上海リズムになっていると思わず笑ってしまいそうです。

<止まらぬ貿易赤字、ドルの先高感が強い>
  今日午後3時のドル・円は、前週末の東京市場午後5時時点に比べて小幅にドル高・円安の102円半ばで推移。 市場予想を上回る貿易赤字や日経平均株価 の堅調推移で一時102.71円まで上昇、8日以来の高値をつけましたが、イースター休暇に伴う海外参加者の減少でドル上昇の勢いは高まらなかったようです。

  3月度の貿易収支は1兆4463億円の赤字と予想をはるかに上回りました。 2013年度の貿易収支は13兆7488億円の赤字で、赤字額は12年度の8兆1578億円を大幅に上回って現行統計が始まった1979年以降で最大を記録する結果となりました。 3月の貿易赤字について市場では、日本の競争力が強かった輸出品目が輸入に回り、競争力の低下が危ぶまれる状態に陥っていると判断した方が良いでしょう。

  貿易収支の発表後、損失確定のドル買いを交えてドル・円は102.63円まで上昇。 いったん上げ一服となっていますが、日経平均の上げ幅拡大で102.71円まで再び上伸し、8日以来の高値をつけました。 この日はイースターマンデーで英、独、仏、香港、豪州、ニュージーランドが休場となり、海外勢の参加は減少し、実需のフローもあまり出ていなかったようです。

  日本は貿易赤字国になっているので、普通にしていればドル買いの圧力が強くなると見ていた方が良いでしょう。 そのうえで、ドル・円が上下する要因としては、米経済への見方や日銀の追加緩和の有無といった類の話になりますが、ドル・円は101円前半をつけた後の戻り局面に入っていると思われます。 短期筋のロングは101円前半をつけた時に、いったんは決済されたのではないかと思われます。 ポジションがニュートラルに近い状態になったところで実需の買いが入るので、ドル・円は上がりやすい環境になっているようです。 ウクライナ情勢に大きな変化が無い限り、特別ドル売りが強まる背景は無いと見た方が良さそうです。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.30~102.90>

今週の為替予想レンジ(4月21日~4月26日)

2014-04-20 10:05:02 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    101.80~103.20 
>ユーロ・円   140.60~142.50

<今週のテーマ・指標>3つ星以上
21日 イースター休暇 特に無し
22日 ユーロ圏・4月消費者信頼感 米・3月中古住宅販売件数
23日 豪・第2四半期消費者物価  ユーロ圏・4月PMI製造業・サービス業 英・BOE議事録 米・3月新築住宅販売件数
24日 米・3月耐久財受注  週次新規失業保険申請件数
25日 日・3月全国消費者物価指数 英・3月小売売上高指数 米・4月ミシガン大消費者信頼感指数
 
<今週1週間の予想>
  米国の企業決算が底堅い内容となり米株式が堅調に推移すればリスク選好ムードが高まるとみられ、今週の外為市場で、ドル・円は緩やかに上昇しそうな雰囲気でしょうか。 4月最終週に米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀政策決定会合、米雇用統計など重要イベントが集中しており、今週は様子見相場が続きそうです。

  懸念材料だったウクライナ情勢は外交努力による解決が模索され、最悪の事態に陥るリスクは一時的に後退しているようにも見えます。 米株式市場が大崩れせず、米経済指標もそこそこ良い内容となれば、米長期金利の上昇を背景にドル・円は上方向を試しやすいでしょう。 今週は、大きくは動きにくい中、狭いレンジでじり高というイメージで、103円台に少し乗せてくるという感じだと見ています。

  日本では、25日に3月の全国消費者物価指数(CPI)が発表されます。 消費増税による押し上げ分以上の伸びになるかが注目されそうです。 この度、日本でお客様回りをした雰囲気では、3月20日頃からかなり駆け込みの売上げが有ったと聞いています。 ただ4月になり若干反動が出ているようですので、むしろ日本のCPIは5月に照準を合わせた方が良いのではないかと思っています。
 
  今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

イースター休暇入り、今夜は方向感の乏しい状態となるでしょう。

2014-04-18 19:01:20 | 日記
  日本での顧客訪問は今日で終わりました。 あっと言う間の2週間でしたが、成果は先ず先ずでしたでしょうか。 いよいよ明日は上海に戻り、またまた忙しい日々が再開されます。 今日は、下の娘に頼まれた食料品をどっさり買い込んできました。 荷物の制限は45kg迄であり、何とか収まりそうな雰囲気です。

<今夜は方向感に乏しい値動きとなるでしょう>
  東京市場のドル・円相場は一時102.50円台に乗せるも、すぐに上げ幅を縮め、その後は102.40円前後で動意を欠く展開となっています。 本日は欧米のほとんどの国がイースター休暇入りするため、市場参加者が非常に少ないと思われます。 要人発言や大きな指標はありません。 基本的に方向感に乏しい状態が続くでしょう。 よほど目新しいニュースが飛び出せば、相場が薄い中で急な変動となる可能性があるため、ポジションの放置には気をつけたいところです。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.30~102.60>

今日の注目は、中国の第一四半期のGDPとウクライナ情勢。

2014-04-16 06:29:55 | 日記
  今週は大阪を拠点として関西地域の顧客訪問のスケジュールをこなしています。 この春、東京から戻ってくれた長女、家内と家族でゆっくり過ごす時間が持てたことはありがたいの限りです。 

  昨年、長女が1級建築士の実技試験に落ちてしまい落胆していましたが、今年は是が非でも合格するとの意気込みでこの1月末には東京の設計会社も離職し受験勉強に専念しています。 毎週末には東京へ出向き母校でレッスンを受けているようです。 資料が山積みとなり、自宅の部屋の中はまるで設計事務所になったような雰囲気です。 

  娘ももういい年となって来ていて一緒に暮らせるのもあと僅かの期間であり、これが最後の機会ではないかと思うしだいです。 今年中に試験を終わらせ、来年は結婚して欲しいところです。

<今日のラインアップ>
  今日の注目は、中国の第一四半期のGDPとウクライナ情勢でしょうか。 中国経済もかなり急ブレーキがかかっており、2013年10~12月の前年比7.7%から7.3%に落ち込む予想が出ています。 織り込みは進んでいるようですが、実際に7.3%迄落ち込むと瞬間的に下値模索が起きるのではないでしょうか。

  中国経済もさることながら、ウクライナの地政学的リスクはかなり高まって来ているようです。 ウクライナ政府が東部で親ロシア派武装勢力に対する強制排除に乗り出し、ロシアはウクライナが内戦の瀬戸際にあると宣言した。 武力行使に対応してロシアの介入が始まれば、これは間違いなく一気に円高に振れるのではないでしょうか。 

  このため米国債に逃避買いが入って利回りが低下し、ドルの需要が減退するのではないでしょうか。 ウクライナをめぐる緊張が市場を動かす大きな材料として再び前面に出てきたように思われます。

本日のドル・円相場の予想推移 <101.30~102.20>

4月1日に行われた豪準備銀行(RBA)理事会の議事録の内容から。

2014-04-15 22:00:00 | 日記
<4月1日に行われた豪準備銀行(RBA)理事会の議事録の内容から>
主な内容は :
・政策金利は経済見通しを踏まえると当面安定へ
・豪ドルは歴史的に見ると依然高水準、最近の上昇で経済支援効果弱まる
・低金利の政策が経済に浸透しているさらなる兆候がみられる
・住宅建設の増加予想、住宅価格上昇への懸念は示さず
・中国経済指標は景気減速の継続示唆。ただし旧正月の影響で評価は難しい
・鉱山投資の減少などが当面成長を抑制へ
・失業率は当面若干上昇する見込み

  中身を見ますと声明とあまり変わりませんので、豪ドル相場を動かすには迫力不足だった内容でありあまり方向感は感じられません。 と言うより失望感が出てしまい、その後ずるずると値を消してしまう結果となり最安値94.83円迄落ち込みました。

  16日には中国のGDPの発表を控えている事も有り、中国経済指標は景気減速の継続示唆している可能性が濃厚であり今後数日間は大きく値を伸ばす事は無いと見ておいた方が良いのではないでしょうか。  日曜日の週間予想の際、今週は豪ドルは95.80~96.00円のチャンスでは売りを推奨させていただきましたがいかがでしたでしょうか。 ウクライナ問題もきな臭くなって来ている背景もあり、当面は緩やかながら下値模索が続くのではないでしょうか。

クライナ東部の地政学的リスクが相場の上昇を押さえる結果となる。

2014-04-14 23:00:00 | 日記
  東京での顧客訪問も終え、今日の夕刻大阪へ移動して来ました。 12日(土)の夜は新宿で筆者の勤務する会社のオーナーの古くからの友人と一緒に会食、その後は中国人クラブに連れていっていただきました。 オーナーの友人は新宿で30年間飲んで歌ってきたことを豪語されており、出場回数はギネスだとも言われていました。 1週間に最低5回は新宿に出没されているようで、まだこんな浮世離れした社会があるのかと不思議な光景でした。

  中国人経営のクラブでは、政治家が派手な振る舞いをしているのにも驚きであり、ママが1曲歌うとチップで1万円札が集まる光景も意外でした。 1990年代半ばで終わったかと思いきや、未だにこんな光景を目にするとは思いもよりませんでした。 消費税が引き上げられ国民は苦しんでいると言うのにこの振る舞いは何とも言いがたい見苦しさであり、国民の税金でこんな馬鹿騒ぎしている政治家がいるのかと思うと本当に情けない思いをしました。 いったい日本はどうなるのか、国の将来を悲観してしまいそうです。

<3月の米小売売上高が1年半ぶりの大幅な伸びとなる> 
  14日午前中のニューヨーク外為市場は、ドルがユーロに対し上昇しています。 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が追加緩和を示唆する発言を行ったことがユーロを圧迫する一方、力強い3月の米小売売上高統計がドルの追い風となっています。 ドラギ総裁は12日、ユーロがさらに上昇した場合、追加の金融緩和が必要になるとの考えを示しています。 3月の米小売売上高が1年半ぶりの大幅な伸びとなったことを受け、ドルはユーロ、
円、スイスフランに対し値を上げる結果となりました。

  ドルを押し上げる要因とは別に、やはり気になるのがウクライナ東部の地政学的リスクでしょう。 週の前半はウクライナ情勢の緊迫化が相場を上昇を押さえると見た方が良さそうです。 

本日のドル・円相場の予想推移 <101.40~102.10>  

今週の為替予想レンジ(4月14日~4月19日)

2014-04-13 08:32:23 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    100.60~102.60 
>ユーロ・円   139.80~142.00

<今週のテーマ・指標>3つ星以上
14日 ユーロ圏・2月鉱工業生産・季調済 米・3月小売売上高
15日 豪・RBA議事録 独・4月ZEW景況感調査 米・4月ニューヨーク連銀製造業景気指数 3月消費者物価指数  2月対米証券投資
16日 中・第1四半期GDP 米・3月住宅着工件数 3月鉱工業生産 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
17日 米・週次新規失業保険申請件数 4月フィラデルフィア連銀景況指数
18日 イースター休暇 特に無し

<先週1週間のトピックスの大枠>
  先週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で早期利上げ観測が遠のいたことが発端となり週末は尾を引いた格好となりました。 米新規失業保険申請件数は予想を下回っていましたが、ドルに対して弱気の見方が広がっているため、ドルを押し上げるほどの影響はありませんでした。

  FOMC議事要旨では、FOMCの示している金利見通しを市場が誤解し、実際よりも積極的な利上げを予想している可能性について、委員らが懸念していることが示されました。 FOMC議事録が出る前、市場は2015年の早い段階での利上げを予想し、今では15年半ば、場合によっては後半へと予想時期が後ずれしたのではないかと思われます。 議事録を契機に豪ドル、NZドルといった高リスク高利回り通貨の買いが活発化したのではでしょうか。

  欧州中央銀行(ECB)がユーロ高をけん制する表現を強め、ユーロ高によるディスインフレ圧力を避けようとすることが予想されるため、ユーロ・ドルを大きく買い進むことには及び腰となっています。

<今週1週間の予想>
  今週の外為市場で、ドル・円は下落基調を維持しそうな様相ではないでしょうか。 日銀当局者が、物価上昇の鮮明化に伴い追加緩和に対して否定的な見解を明らかにするなか、海外短期筋の間では、緩和期待の剥落に伴う円ショートの巻き戻し圧力がくすぶっています。 好調な米企業業績を先々まで織り込んで上昇してきた米国株は、順調な景気回復を裏付ける指標が出そろわない限り不安定な状況が続きそうで、ドル・円の圧迫材料になりそうです。

  特に注目したい指標として、16日の中国の第1四半期GDPを挙げておきたいと思います。 実態としてかなりブレーキがかかってきたのは明白であり、予想値を下回ることになれば、やはり高値圏で推移している豪ドルに影響が出るのではないでしょうか。 今週は、豪ドルの高値95.80~96.20辺りのゾーンの上値があれば売ってみたいと思います。

  今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

来週の要人発言・注目される指標について。

2014-04-12 16:28:48 | 日記
  やっと日本での前半の1週間が終わりました。 オーナーを連れて通訳もしながら営業して歩くのは本当に疲れます。 東京の営業が週末をまたいてしまいましたので、今日~明日はフリーとなり、今朝は早朝から秋葉原のヨドバシカメラで目の保養をしながらゆっくり1日を過ごしました。 

<来週の要人発言・注目される指標>
ドル・円絡みで注目される来週のイベントは次の通りです。
>14日(月) 米・3月小売売上高
>15日(火) 米・3月消費者物価指数 イエレンFRB議長講演
>16日(水) 米・3月住宅着工件数 イエレンFRB議長講演
>17日(木) 米週次新規失業保険申請件数
>18日(金) グッドフライデーのため欧米市場がほぼ休場

  米経済が、大雪の影響による下押しから立ち直っているのかを確認するためにも14日の小売売上高や16日の住宅着工件数の結果に注目されます。 利上げ開始時期を読む上での手掛かりとなるか、イエレン議長の発言も気になります。 また、新規失業保険申請件数は4月雇用統計の調査週のものになります。

その他通貨については :
>15日(火) 豪・RBA議事録、 独・4月ZEW景況感調査
>16日(水) NZ・第1四半期消費者物価指数 中国・第1四半期GDP 英3月雇用統計 カナダ中銀政策金利発表
>17日(木) カナダ3月消費者物価指数

  最大の注目はなんと言っても中国のGDPでしょう。 前年比で、+7.3%に減速予想ですが、李克強首相が ”一時的な景気変動を理由に、短期的な大型景気対策を打ち出すつもりはない” と述べているため、下ブレの際の反応(株安・円高・豪ドル安etc) に警戒が必要かもしれません。