FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

S&P 最終採決はどのように出るか。

2011-12-20 06:00:00 | 日記
<ユーロの動向から>
19日のユーロ・円は101円台では底堅さを見せつつも、102円付近では上値の重い状態が続いています。 目先のユーロの鍵を握るのは、格付け会社によるユーロ圏諸国の格付けに対する見方と、ユーロ圏の協調行動の行方です。

先週末、格付け会社フィッチがユーロ圏6カ国の格付け見通しをネガティブに修正しましたが、市場は他の格付け会社がどのような見解を示すかについて固唾をのんで見守っているような状態にあります。 特にS&Pがどのような見解を示すかに対する関心は強いと思われます。 実際にいつ発表されるかは不明のため、常に報道には気をつけておきたいところですね。

また、欧州では緊急にユーロ圏の財務相が電話会合を行う運びとなっています。 ここでは、国際通貨基金(IMF)への2000億ユーロの拠出や、12月9日にEU27カ国中26カ国で合意した財政協定についての協議を行う見通しです。 この場で話しあわれた内容、もしくはそれについての観測報道などは、ここからユーロの手掛かり材料となってきそうです。 

シカゴの通貨先物のポジション動向を見ると、かなりユーロの売りポジションが積み上がっており、これらが解消に動けば大きなユーロの上昇圧力となるでしょう。 ただ、足元の ”ユーロの弱材料により反応しやすい” 地合いが続けば、上述の材料のマイナス面を示すものに着目して一段とユーロが売られる可能性は低くなさそうです。 それによって101円を割り込めば、年初来安値100.74円を下回ることは十分あり得るとみています。

一昨日、今週の予想レンジでも紹介させていただきましたが、S&Pの動向いかんによっては今年の最安値を切るのではないかと予想。 年末から年始にかけて何かが起こりそうな雰囲気となってきました。 読者の皆様はどのようにお考えでしょうか。

1 コメント

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ユーロ危機 (Hiro)
2011-12-20 00:14:48
私の見解からしましては、ユーロは売られ過ぎの状態でS&Pの格下げを見据えての現在のレートと判断しております。
S&P格下げが同時か単体かはわかりませんが、大きくレートが変動する事は無く、100円を切らないと読み、買いのタイミングを計っています。
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