FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

来週の米・5月雇用統計発表迄は一進一退の展開か。

2013-05-30 09:32:17 | 日記
今日の南通地方は大雨です。 このシーズンは黄砂の影響で絶えず砂埃がまわっていますが、雨の日はしっとりとしていて持病である皮膚には良さそうです。

<株価の推移で一進一退の動き>
昨日のドル・円相場は既に投稿させていただいた内容の如く、例によって株価に振り回される展開となり、東京市場では日経平均の高寄りに102.52円の高値を付けるも、株価の失速につれて102.00円台へ軟化。 欧州序盤には日経先物&欧州株の下落を受けて102.00円を割り込むと101.58円まで下げ足を速めました。 NY市場でもNYダウが前日の上げ幅を吐き出す下げとなると、ドル・円も昨日の上昇分をそっくり吐き出す格好となり一時101円を割り込みました。

ドル・円は株価睨みの展開が続いており、本日も日経平均は軟調に推移することが見込まれるため、一時100.60円台を割り込み弱含みに推移しています。

まず第一の焦点は日経平均が下げ止まるか否かという事になりそうです。 ただ、NYダウは日本株の波乱の展開にもかかわらず高値圏をキープしています。 米国で株高・債券安(金利上昇)が続いている間はドル・円の下値は限定的だと考えられますが、ひとたびこの流れが崩れてしまうとドル・円の100円割れのリスクが高まるため、NYダウの動きには注意が必要です。

筆者は105円達成後に100円付近まで調整され、その後一進一退を繰り返しながら108円に向かって行くのではないかと思っていましたが、株価睨みの状態で足踏み状態となりました。 NYダウも一度は調整される時期でもあり、NYダウが大きく値崩れすれば為替市場にも大きな影響を及ぼす事になるでしょう。 押し目は拾って行きたいところですが、来週は米・5月雇用統計も控えており後1週間は大きく値を飛ばす事は無いように思われますが如何でしょうか。

本日の日銀総裁の講演、金利上昇要因の文言がでるのか。

2013-05-29 11:31:15 | 日記
<昨日のドル・円相場から>
昨日のドル・円相場は100.91~102.49円のレンジで推移しました。 東京市場では、安寄りした日経平均の切り返しとともに102円台へ大きく反発。

欧州市場ではやや伸び悩む場面も見らましたが、NY市場に入ると米経済指標の好結果に株高・債券安(金利上昇)・ドル高の流れに乗って102.49円まで上昇。 NY午後には101.80円台まで押し目を作りましたが、引けにかけては再び盛り返して102.32円で終わっています。

このところの為替市場は株式市場の動向を見ながら振れる動きをたどっています。 少し前まで株式市場は為替市場をみながら値動きをしていましたが、逆のポジションとなっているようです。 これだけを見れば、株式市場もかなり過熱され天井に差し掛かったようにも見受けられます。 

昨日のNY市場は、経済指標の好結果が連発して株高・金利上昇を誘発する事になりました。 乱高下が続く日本株の安定剤になる事が期待されます。 米債利回りの上昇は本邦長期金利の上昇と結びつきやすく、日経平均が上昇し、円安が進行すれば尚更長期金利に上昇圧力がかかる事になりそうです。

黒田日銀総裁の発言からはなんとなく金利上昇容認に向け動きがあるのか、本日の日銀総裁講演や日銀と市場参加者の意見交換会の内容にも注目されることです。

今日のドル・円相場の予想レンジ 101.80~102.60

ドル高・人民元高が労働集約型産業に及ぼす影響。

2013-05-28 05:13:06 | 日記
<中国での商売は死活問題に発展>
昨日、上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで史上最高値を更新した後で、その近辺の水準で引けました。 最高値更新は今月7度目。 中国人民銀行(中央銀行)がこの日の基準値を同値としての最高値に設定した後を受けています。

人民元の対ドル直物相場 は、前営業日(24日)終値(6.1316元)比0.17%元高・ドル安の1ドル=6.1211元で終了。 取引時間中に付けた、1994年の中国国内外為市場創設以来の高値となる6.1210元とはわずか0.0001元差。

人民銀は4月上旬以来、人民元を相次いで史上最高値更新。 政府はより柔軟な為替レート体制の環境作りに向けて徐々に動いているようにも見受けられます。

人民元の上昇を許容することで、人民元はドル需給が均衡するレンジを探ろうとしているようですが、人民元は引き続き1日の許容変動幅の上限付近で取引されており、そのような均衡レンジはまだ見つかってなさそうです。 筆者は今年の年頭に1ドル=6.0000元を予想していましたが、ほぼ予想ラインに従って推移されています。

筆者の業界も最悪状態に突入してきました。 昨日、同業他社大手の総経理と話し合いを持ちましたが、一言で ”最悪状態に突入” と嘆いておられました。

現状、中国がおかれている3悪苦とは :
●人民元高
●ドル高
●4月施行された最低賃金法の大幅アップ(物価上昇は緩やかに推移)

中国の労働集約型産業において、この難題に対する同業者の動き :
●不採算の工場は撤収にかかっている会社が増えてきました。
●為替の変動により、ここにきて大幅値上げを要求しているが、受け入れられるなければ契約更新は不可能な状態に陥ってきました。
●中国での企業経営に魅力が失われつつあり、第三国への移転が始まりかけて来ました。 昨日、ミヤンマーへ共同出資の打診がありました。

この度の円安・ドル高は筆者の労働集約型産業に大打撃を与えており、死活問題に発展しかかってきました。 一言で、 ”悲惨状態”。

中国人の何事に対しても、白・黒をハッキリつけたがる気質。 

2013-05-27 22:00:00 | 日記
昨日、筆者の住んでいる住居のゴミ置き場でこんな騒動が起きました。 朝6時頃の話ですが、同じ棟のご婦人と清掃係の小父さんが何かの拍子でもめ始めたようです。 筆者も途中からなので最初の経緯は見ていませんでしたが、あまりにもかん高い声を出すので窓越しに覗いて見ると、大喧嘩になりました。 興奮したご婦人が物を投げ始めたところ、物が駐車している車(アウディー)の窓ガラスにあたり大破してしまいました。 

車の所有者も自分の車が大破したことに激怒し、三角関係で暴動になりかけました。 それぞれの応援団が大声を張り上げ、最後は収集がつかなくなる有り様。 公安が何人も仲裁に入りましたが、それぞれが興奮してしまい収まる気配がありません。 とどのつまり全員が公安に連れていかれ幕は閉じました。

中国人は、一歩引き冷静に対応する事が出来ない民族だとつくづく思いました。 自己主張が強いだけに、行くところまで行かないと収まらない民族のようです。 

<閑散相場には要注意>
今日は英国と米国が祝日のため、市場参加者が非常に少なく小さなレンジで推移しています。 従って、基本的に手控えムードが強くなりそうですが、相場が薄い分、まとまった規模の売買注文が入ると急激かつ大幅に動く可能性があるため、その点には注意が必要です。

ドル・円については、先週後半から欧州市場以降に日経平均先物が大きく動き、それに連れて急な値動きを見せる場面が散見されていますので、引き続き同様の動きが出てくるかどうかがポイントとなりそうです。

今夜のドル・円相場のレンジ 100.80~101.30 を想定しています。

ドル・円相場、週単位では2%の下落。 2012年6月以来の下げ幅。

2013-05-25 20:21:17 | 日記
今日の南通は黄砂の影響も無く快晴であり気分も爽やかでした。 久しぶりに遠くまで澄み切って見えました。 体の調子も少し上向き始め、快晴で気分も乗っていたので久しぶりに窓拭きや大掃除をしたところです。

<ドル・円相場、週単位では2%の下落>
24日終盤のニューヨーク外為市場ではドルが対円で下落し、一時100.68円と2週間ぶり安値をつけました。 日経平均が振れの激しい展開となっていることや米金融政策見通しをめぐる不透明感を背景に、利益確定のドル売りが強まったようで、週間では1年ぶりの大幅な下げを記録しています。

これまでの円の下落について、急激かつ行き過ぎだったとの見方が出ていたドル・円は適正価格を大きく外れていたのではないでしょうか。 短期的には100円の水準に戻る可能性が高くなったかも知れません。

22日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受け、資産買い入れ縮小観測が高まる中、それまで売られていた円は23日に上昇を始めました。

24日のニューヨーク市場終盤は0.9%安の101.09円。 週間では2%下落し、2012年6月初旬以来の大幅な下げとなっています。 来週27日のメモリアルデーの祝日を控えていることも、利益確定の動きを後押し、円上昇につながったのではないでしょうか。

来週から円安対策で、各ユーザーへ値上げ交渉を始めようとしていた矢先であり、一時的な下げなのか、またこの辺りでレンジ相場に突入するのか見極めたいと思っているところです。

昨夜、バーナンキ議長のタカ派的な発言で高値更新。

2013-05-23 08:57:33 | 日記
<昨夜、バーナンキ議長のタカ派的な発言で高値更新>
昨日のドル・円相場は102.35-103.73円のレンジで推移しました。 注目のバーナンキ議長証言はハト派色がにじむ内容ながら、その後の質疑応答ではタカ派発言も飛び出したため、株、長期金利、ドルはいずれも乱高下しました。 さらに、FOMC議事録を受けて株価が下げ幅を拡大した一方、米10年債利回りは大きく上昇という混乱ぶりに、ドル・円も102.68→103.73円→102.73円→103.03円という高値更新 を演じる事になりました。

米QE3については ”足元の経済改善ペースが続けば縮小もありうる” という程度の段階のようで、前のめり気味だった6月縮小観測は後退している模様です。 もっとも、周囲を見回すと、”出口” に最も近いのは米FRBという見方に変化はありません。

したがって、ドル高基調はペースこそ鈍るかもしれませんが続く可能性が高いと思われます。 結局のところ、経済指標の結果次第という面が強そうで、次の5月雇用統計などは大きな注目を集める事になりそうです。

本日の米新規失業保険申請件数は、その5月雇用統計の調査週と重なるため要注目です。

アメリカ経済の立直りにより、出口政策への転換が明白になりかけて来たように思われます。 6月相場の目玉はやはり105円台乗せが大きなテーマとなることは明白となってきましたが、現在は日銀の金融政策による円安では無く、ドルの自力回復によるドル高の相場展開の様相を呈してきました。 昨日、野村総研は今後半年見通しで、108円台の目標を掲げていました。 

実際に、輸入業者が悲鳴を上げかけてきたのも事実であり、105円以上108迄の可能性は非常に強くなってきたように思われますが、105円を超えれば当然のことながら日本政府から円安対策に向けた口先介入が始まり、上昇スピードはかなり緩まると思われます。

<今後のテーマ> アメリカの景気回復 vs 日本政府による口先介入 と言ったところでしょうか。 日本政府の思惑は、100~105のレンジで安定相場を望んでいるように思われてなりません。

中国には食の安全性に関する意識は有るのか。 

2013-05-22 15:13:45 | 日記
今日から2泊3日の予定で青島を訪問しています。 やはりこの季節、青島も黄砂が激しく、空全体が真っ黄色に見えてしまいます。

<中国でこんな事件が起きており国民が激怒>
中国広東省広州市圏で販売されている米の半分近くがカドミウムに汚染されていることが判明し、同国の主食にも大気や水、土壌の汚染の影響が及んでいると消費者の怒りを買っているとの事。 テレビでも報道されるようになってきました。

広州市の食品薬品監督管理局の発表によると、1-3月に同市の市場で行った18種の米検査結果では、半分近くでカドミウムの含有量が許容限度を超えたようです。 カドミウムは発がん性金属で、肝臓障害をもたらす恐れがあり、鉱物の採掘や産業廃棄物の投棄、肥料の汚染などで土壌が汚染された地域で発見されている。 南京農業大学が2011年に行った調査では、中国で販売されている米全体のほぼ10%がカドミウムに汚染されていたようです。

上海の川で大量の豚の死体が見つかったり、北京の大気汚染が深刻化したり、汚染をめぐる不祥事が最近相次いでいただけに、今回の米の汚染のニュースを受けインターネット上では怒りの声が広がっています。 中国の環境問題は、最初は水、次に空気、そして今度は土がクローズアップされてきました。

汚染されていた米はカドミウム含有量が1キロ当たり0.21―0.4ミリグラムに達し、0.2ミリグラムの政府の許容限度を超えていた。 これらの米は、 ”魚米の里” として知られる近隣の湖南省から出荷され、中国では一般的な小規模な精米所で処理されており規制が難しいようです。

筆者は基本は自炊をしています。 以前は日本から自家米を持って来ていましたが、最近運ぶのが重く中国の黒竜江省のお米を買っています。 炊きたての状態では日本のお米と比べ違和感がないので安い中国のお米に切り替えましたが、このニュースを見ては吐き気がしてきました。 中国では食の安全性の概念が通用しない国なので、本当に何を食べたらいいのか不安になってしまいます。 

中国の友人からソーセージだけは北京の1社のもの以外は絶対に購入しないように言われました。 死んだ豚の肉をソーセージに加工していると言うではありませんか。 政策的に死んだ豚の肉をソーセージに加工出来なくなるように締め付けられると、結果、大量の豚が川に捨てられたようです。
 やっている事がハチャメチャです。 現地情報では2万頭を超えているのではないかとの話です。 ニュースでは6000頭でした。

明日のFOMCの声明で、QEを緩めるような発言が出ればドル主導の大相場の可能性有り。

2013-05-21 17:11:47 | 日記
昨日、高速道路の上から上海の全景を見渡しましたが、黄砂とスモックで真っ黄色になっているのに驚きました。 オーナーから再三上海へ戻って来るように指令が出ていますが、この空の下で生活するのかと思うと恐ろしくなってしまうほど激しい光景でした。 

このところ夏日が続き、汗をかき始めたせいかやっと皮膚の状況も良くなりかけ、歩行にも障害がなくなりつつあります。 それにしても4月に上場資料作成の為、2週間ほとんど寝れない状況が続きましたが、後遺症は未だ温存されている状況です。

<今夜のドル・円相場は模様眺めか>
東京市場のドル・円相場は午前中に102.70円台まで上昇するも上値は重く、その後は102円台半ばでの推移となっています。

今夜の米国関連の指標で目立ったものは特にありません。 明日22日にバーナンキFRB議長の講演とFOMC声明の発表を控えていることもあり、基本的には手控え材料が広がる公算が大きいと思われます。 上昇しても17日高値103.30円を超えていくのは簡単ではないでしょう。 一方、下値については、先週15日からの下値を支えた101.80円台では引き続き底堅いと考えられます。

6月には105円台への挑戦、半年以内に110円台を目指す勢いが出てきているように思われます。 5月中旬迄は、日本の政策による円安誘導でしたが、ここに来てアメリカの景気回復が数値的にクローズアップされ始めているだけにQEを緩めるか中止するような発言が出るようであれば、ドル主導の大きな相場の可能性が出て来ました。 その意味では、明日のFOMCの声明に注意が必要です。

ドル・円相場、3ヶ月以内に105円の可能性がありそうな雰囲気です。

2013-05-20 09:25:30 | 日記
<先週末のドル・円103円乗せの要因>
ドル円103円乗せの直接のきっかけとなったのはミシガン大消費者信頼感指数の好結果でしたが、あるレポートで ”今週22日FOMC議事録で、出口戦略について議論した事が明らかになるだろう” が話題になっていたようです。 

いずれにしてもドル高が進んだ一日であり、ユーロ・ドルはメルシュECB専務理事の発言もあって一時1.28ドルを下抜ける場面がありました。 それもそのはず ”主要国の中銀で出口へ向かっているのは米FRBだけ” という状況ですからドルの独歩高は仕方がないのかもしれません。 今週は、バーナンキFRB議長の講演(22日)といい、このFOMC議事録といい、FRBの動きから目が離せません。

<今週のドル・円相場について>
今週のドル・円は102.60円と前週末比50pips超下落してオープンしました。 オープン前の6時台には一時102円を割り込む場面もあったようです。 前週末のドル買いムードが週明けに一変した背景は、昨日19日に甘利経済再生相がテレビ番組で ”政府として一段の円安が進んだ場合のマイナス影響を注視する” と発言した事にあるようです。 最近では、麻生大臣や安倍総理、石破自民幹事長などの発言からも円安進行にブレーキをかけたい様子が窺えるため、円売りポジション巻き戻の格好の口実になったのかもしれません。

実際には、日本当局の ”円安” 警戒発言では ”ドル高” は止められないと思っています。 ドルを買いたい人にとっては円が上昇してくれたおかげでドルが安くなるのは歓迎すべき事であり、ドル・円で言えば利益確定売りを押し目買いが吸収してしまう可能性が高いのではないかと考えています。ただ、 ”ドル売り” 材料が出た場合は ”円買い” とセットでドル・円の下落が加速する事になりかねないため注意が必要です。

先週、17日のNY市場でドル買いが進み103円台になった時、スピードが早すぎ調整が有ると判断し、ユーロを132.30で大きく売ってしまいました。 上げ止まる気配が無いままNY市場が終わっており、気分の悪い週末を迎えました。 結果、今朝には利益確定は出来ましたが、やはり相場が強いと実感したところです。 

ドル・円では、3ヶ月以内が105円の見通しで進んでいるような雰囲気ですが、可能性としては高いように思われてきました。

今週の為替予想レンジ(5月20日~5月25日)

2013-05-19 04:33:29 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円   102.50~104.00
>ユーロ・円  131.20~133.80

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
20日 特に無し
21日 豪・RBA議事録 英・4月消費者物価指数
22日 日・日銀金融政策決定会合 英・BOE議事録 米・4月中古住宅販売件数 FOMC議事録
23日 米・5月/18日迄の新規失業保険申請件数 4月新築住宅販売件数
24日 独・5月IFO景況指数 米・4月耐久財受注

<今週の予想>
17日終盤のニューヨーク外為市場ではドルが全面高。 強い米ミシガン大消費者信頼感指数を受け、対円で4年半ぶり高値に上昇し103円台に乗せました。 前日の一部米連邦準備理事会(FRB)当局者による発言を受けて、FRBは年内にも資産買い入れを縮小する可能性があるとの観測が強まり、主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数はほぼ3年ぶり高値をつけました。

今週も先週からの流れを受け、ドルの上昇がすぐに失速するとの見方はほとんどみられない状況です。 FRBは緩和解除には慎重とみられるが、景気回復でドルは一段と上昇するのではないでしょうか。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

中国社会で見た、”力の原理” の発想。

2013-05-18 11:10:51 | 日記
今日は土曜日でありお休みの方も多いのではないかと思います。 今日は筆者が感じた中国人のものの考え方について投稿させていただきたいと思います。

中国企業に勤務するようになりまる2年が経過しました。 以前は、日系の商社員として現地駐在をしていましたが、中国企業には日系企業に無いセオリーが根幹に流れており、その調整にしばしば悩まされることがあります。 考え方の根本はイエスかノ―かがハッキリしており、力には力の原理が働く民族です。 この面だけから見れば、顔は違いますがアメリカと同じ系統ではないかと思われます。

最近こんな問題が発生しました。 日系の大手商社からの依頼で仕事が始まりましたが、決済は中国の貿易公司と直接やっていただきたいとの要請で、直接貿易公司と価格折衝を行い、決済の方法が合意されました。 仕事は3月末で完了され、約束通り請求書を発行し支払い依頼をしたところ一向に支払う意思が見られません。

再三、督促を行っていますがなかなか支払いに応じようとはしません。 理由は、日系商社との未解決の問題があり保留されているとの言い訳です。 あわてて日系商社へ連絡を取り、支払いに応じるように催促を促していますが未だ解決には至っていません。

この状況をオーナーが聞きつけ激怒してしまいました。 ここからが中国人的な発想の始まりです。 すぐに貿易公司に弁護士を連れて行き、資産凍結の手続きをすると言うではありませんか。 筆者とすれば日系商社に支援していただき、話合いで解決しようと考えていました。 商売における道徳も配慮しての対応でしたが、こちらの人間は埒があかないと思うと実力行使もやぶさかでないと言う態度。 この点はハッキリしているのに驚いてしまいました。

この考え方は多くの国民に根付いた根幹のような思想ではないかと思われます。 筆者の勤務する会社は普通の真面目な会社ですが、筋の違う会社であれば直ぐに暴力事件に発展するのも良く理解出来ました。 ”海に沈めてやれ” などと言うことは日常行われている事でしょう。 中華思想の根幹は日本の暴力団と全く同じではないかと思って見てしまいます。 

”話せばわかる” と言う日本古来の考え方が異常であり、世界全体はやはり力の原理が大きく左右しているのかと思わずにはいられません。

QE早期縮小・停止観測は実際に可能性があるのか。 

2013-05-17 20:26:14 | 日記
昨日と今日は上海へ出向いていました。 あいにくの雨模様となり、車で移動するにも大渋滞に巻き込まれ容易ではありませんでした。 オーナーから上海へ戻ってこいと言われており、アパート探しも時間の合間をみて調査してみましたが、なかなか手頃な物件が見つかりませんでした。 物件が出れば直ぐに見て契約しないとあっと言う間に無くなるとの事でした。 今住んでいる南通のアパートも、もう1カ月で追加3か月の更新を行わないとならず、どうしたものか思案中です。 

<輸入商品、一斉値上げ>
今夜はドル・円に直接作用するのは米5月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値くらいでしょう。 ただ、昨日のハト派寄りで知られるウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が夏までの量的緩和縮小、年内の停止の可能性を指摘したことで、市場のQE早期縮小・停止観測が強まった感があります。

そうした中では、ミシガン大消費者信頼感指数が多少予想を下回った程度では調整程度のドル安にしかならない可能性があります。 また市場予想を上回った場合は15日の高値102.76円を突破していくこともあり得るでしょう。

筆者の勤務する会社も、来週から値上げ交渉に臨まなくてはならなくなりました。 
理由は、①為替が大きく円安に振れた事  ②4月1日から最低賃金法が改定された事  
各ユーザーがどれだけ呑んでくれるかは不透明ですが、なかなか厳しい話合いが続きそうな雰囲気を呈して来ました。 この為替相場によって我々輸入業者が涙をのんでいる訳であり、ここでトヨタを始め輸出業者が踏ん張って外貨獲得に走っていただきたいところです。 

米・景気回復の兆候を背景に強気相場で推移しそうな雰囲気。

2013-05-15 09:13:36 | 日記
筆者は南通市内の日本で言う文化住宅のような所に居を構えています。 この文化住宅の住人が次から次へと車を買い始め、お隣さんどうし路上で品評会をやっている姿が目につきます。 車が増え過ぎ、夕方6時以降は駐車スペースが全くない状態に陥ってきました。 駐車スペースの問題はさることながら、このペースで車が増え続けると中国が世界の石油を一人で食い散らかしてしまうのではないかと危惧してしまいます。 誰しもそうですが、豊かな生活を求めるのは当然ですが、人口が多いだけに世界の資源は枯渇してしまうのではないか。 日本では車のブームは過ぎ去った過去の遺物のような感覚ですが、今の中国は ”家” “車” ”教育” が最大の関心事項であり、言わずと知れて購買意欲も激しいものがあります。 

<米・景気回復の兆候を背景に強気相場で推移>
ドルは前日の海外市場で米景気回復の一段の兆候を背景に上昇したが、今日のアジア市場でも上昇基調が続き、101円70銭~102円70銭で推移するのではないかと見ています。 ドルの強気相場と見て良いのではないでしょうか。 

米国債の償還を受けてドルは売られる可能性もあるが、米連邦準備制度理事会(FRB)がじきに出口戦略の詳細を発表するとの期待が押し上げ要因となるため、101円50銭を割ることはないのではないでしょうか。

今日の想定される、レジスタンス・サポートライン。
R1 102.45  R2 102.75  R3 103.15
S1 102.00  S2 101.80  S3 101.60

今年は日本の輸入業者にとっては至難の年となりました。

2013-05-14 10:46:33 | 日記
為替が我々の業界に及ぼす影響は計り知れないものがあり、かなり厳しい局面を迎えている現状です。 従来、日本円決済をベースにしていましたが、従来の価格を適用すると人民元ベースでは大半が赤字に陥る結果に陥ってしまいました。 毎日のように日本から来られるお客様から悲鳴めいた声が聞こえ始めて来ました。 まだまだ円安傾向は続くものと思われますが、このまま110~120円に向かうとオーダーが激減するのではないかと危惧しているところです。

<今日は大きなトレンドを作るような指標は見当たらず>
昨日のドル・円相場は101.50-102.14円のレンジで推移しました。 前週末のG7を無難に乗り切った事で円売りが先行、東京朝に102.14まで上昇するも意外に102円は重く、欧州序盤には101.50まで軟化。 NY市場でも小売売上高の結果を受けて102.04まで上昇したものの、すぐに跳ね返されて、以後は102円を回復は出来ませんでした。

本日は、ドル・円と米国債に直接作用しそうな指標はそれほど多くはありませんが、ユーロに関しては独ZEW景況感指数の結果が注目されそうです。

今日のレジスタンス・サポートライン
R1 102.16 R2 102.23 R3 102.48
S1 101.52 S2 101.44 S3 101.20

今週のドル・円相場は高値で保ち合い相場か。

2013-05-13 14:16:05 | 日記
3日前まで寒々とした日々が続いていましたが、昨日からいきなり夏日となってしまいました。 温度が上がることは発汗作用が始まり、筆者の皮膚には良い兆候ですが、大陸性気候の変化の激しさを感じさせられます。 街行く人々の服装もいっきに夏一色となってきました。

<今週のドル・円相場は如何に>
先週のドル・円が100円、101円と立て続けに大台替えとなった背景は ”米ドル高” でした。 米景気回復観測にともない、QE3早期縮小の思惑が再び頭をもたげており、米10年債利回りは、一時1.6%台から1.9%台へ上昇しています。 週末のG7であまり強い円安批判が出なかったのは、円安警戒よりも、ドル高歓迎ムードが強いためかもれません。 そのドル高基調が続くか否かを考える上で、本日は米4月小売売上高の結果が注目されそうです。 事前予想はガソリン価格の低下などを鑑みて前月比-0.3%と減少予想ですが、足元の雇用の改善と株高が小売を押し上げるというポジティブ・サプライズの可能性を期待したいところです。

G7で激しい円高批判も出なかったようで、今週は高値でレンジ相場を形成しそうな雰囲気を呈してきました。 先週の流れを受けて、いっきに103円台は厳しいのではないかと思われます。