FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

8月度の日銀の介入規模が発表される。

2011-09-01 07:56:35 | 日記
上海は過ごしやすい日々が続いていますが、夏風邪を引いてしまい何となく体がだるい感じです。


財務省は31日、2011年7月28日から8月29日までの外国為替平衡操作額(介入額)が4兆5129億円だったと発表した。 その内、政府・日銀が8月4日に実施したドル売り/円買い介入の規模は約4.5兆円に達したとみられている。 

ドル買い/円売り介入の効果について質問され、 ”総括するのはまだ早い” としながらも、 ”投機的な動きについての政府・日銀の姿勢を明確に示せた” と言われていました。 

筆者はこの単独介入について数回投稿させていただきましたが、本当に意味不明のような介入になったことが残念でなりません。 半日も円安に誘導できなかった末に、行って来い相場になってしまいました。 今回の思い知らされたと思いますが、世界同時協調介入でないと威力が持続出来ないことも確信されました。 日本ではいろいろ世界協調について強気の意見が述べられていますが、アメリカがドル安を容認している以上はだらだらとドル安に進むのは避けられないと判断しています。

ドル安対策では、金融緩和に向けた民間資金の外貨転換を促す1000億ドル規模の ”円高対応緊急ファシリティ” や為替トレーダーが保有する外国為替持ち高の報告を主要金融機関に求めることを柱とする ”円高対応緊急パッケージ” が発表されました。 世界協調介入が厳しいのであれば、小出しにでも金融緩和策を打ち出すしか方法が無いように思われます。 

昨夜も一時大きく値を崩し、介入のターゲットゾーンには入りつつあります。 気になるのは明日のアメリカの雇用統計がどのように出てくるのか、そして最悪の場合また戦後最安値を更新するのか? 今夜はいろいろ情報収集してみようかと思っています。