FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ギリシャ・緊縮財政案可決後のユーロの動き。

2011-06-30 09:08:23 | 日記
昨夜はギリシャの緊縮財政案が可決されるかどうか世界中が見守っていたことと思います。

21時過ぎにギリシャ議会が緊縮財政案を可決したとの報道が伝わってくると当面の材料出尽くし感からユーロが下落、ユーロ円で利益確定の売りが優勢となりました。 その後、アメリカの中古住宅販売成約指数が良かったこともあり、ドルが持ち直しました。 ユーロも連れられてじり高で東京市場へ移行しました。

今後のユーロの動き :
>当面、ギリシャ緊縮財政案が可決されたことで延命策がとられた形となりました。
>来週発表される可能性があるユーロの政策金利の引き上げがテーマとなろう。 現在、ユーロの買い材料は、中国が支援してくれると言う安堵感と政策金利の引き上げだけとなりました。
政策金利引き上げの時期が最高値となり、その後は8月2日・問題に向け徐々に下がっていくと見ています。
>政策金利引き上げを材料に118.5位まで上がる可能性がありますので投資判断材料にして下さればと思います。

昨日の予想 上下に若干の誤差がありましたが、綺麗に収まりました。

本日の予想 115.8~117.5




ギリシャ緊縮財政計画採決はなされるか!!

2011-06-29 08:55:04 | 日記
昨日のユーロは上下に振れながらも徐々に下値を切り上げ、昨日の投稿の筋書き通りになりました。

日本時間の動き :
シュタルクECB理事が「ギリシャ緊縮計画未実行なら7月以降支援なし」と発言したことを受けて、ギリシャ支援に対する継続性やギリシャ国内における財政案の実行への不透明感が浮上して売りが優勢となりました。

欧州時間の動き :
中国・温家宝首相(一部通信社の報道で)は、欧州連合(EU)は現在の困難な状態にあるが打ち勝つ能力がある。 中国が支援を強調したことで買い優勢となりました。

アメリカ時間の動き :
NYダウ寄り付き後の大幅上昇やギリシャ緊縮財政計画採決への期待感などから大きく値を飛ばす。

これからユーロが買われる理由としては、①ギリシャ緊縮財政計画採決 ②7月の政策金利引き上げ です。
中国のユーロ支援は織り込んで来ていると思います。


昨夜、中国のCCTV(中央テレビ・経済版)を見ていましたが、中国ではこのところ8月2日問題を大きく取り上げて報道。 アメリカ政府高官にインタビューを求めたり、評論家がいろんな角度からコメントしていました。
中国が今一番危惧している問題であり、ドミノ倒しはアメリカから始まるのか欧州から始まるのかで激論。 日本ではこのような討議はなされているのでしょうか?

いずれにしても中国が危惧しているように、来週からは何か起こるように思われます。

今日のユーロの予想レンジ 117.5-115.7

中国 癒着の温床今なお健在!!

2011-06-28 07:34:44 | 日記
昨夜、中国中央テレビを見ていて感じたことを2点紹介させていただきます。

1.個人所得税の改革案がまとまり発表されていました。 北京・上海では個人所得の平均は元5000(元1=¥12)と発表され、新しい法律では元5000の所得に対して元205の個人所得税がかかる計算式を図解していました。

2.北京・上海では給与所得の平均が元5000になっているのに驚きました。

筆者から一言
筆者がアドバイザーとして勤務している会社の地域の税務局・局長は自らいろんな事業を手掛ける事業主でもある。 お茶園・服飾関係の工場経営等々。 お茶園はすべて現金決済で税務局からの追及はないと豪語しています。 また服飾に関しては、こちらから適当にオーダーを準備しておけば尻尾を振って嬉しそうにやってくる。

会社にとっては便宜を図ってもらい税務署からの追及を逃れることが出来るし、局長にとってはオーダーをもらう事によって利益につながる。 双方癒着の関係にある。
典型的な中国の偉ぶったお役人。 太った体格で中華(高級たばこ)を吸いアイフォンを嬉しそうに使っている姿が印象的。

27年間中国の社会を見て来ましたが、腐敗の構図は全国何処ででも見えます。 ここに来てやり方が巧妙になって来ているのではないか。 局長の経営するお茶園や服飾工場も親戚内か友人の名義でやっていることでしょうし、何かあっても知らぬ存ぜぬで通し切るのでしょう。

このような腐敗の構造からどのように公平に個人所得税が課せられるのか? 疑問を持った瞬間でした。


FXについて
昨夜の中央テレビでは、温家宝首相がイギリスでMGの展示会場を視察している風景とイギリスの首脳との会談が放映されていました。
>MG社については、中国で生産しないか提案している放映でした。
>首脳会議では、ユーロのソブリン債問題が提起されており中国も長期的に投資していくと言った一般的な話し合いではなかったかと思います。

これからドイツへ向かいます。 ここでの首脳会談が重要であり、最後の記者会見で何が飛び出すかがポイントであることは言うまでもありません。 好材料と評価されれば、来月の金利引き上げ材料と重なって、117円位をつけるのではないかと思うしだいです。



温家宝首相 : 中国は欧州ソブリン債の長期的投資家 = ユーロ支援へ !!

2011-06-27 08:45:39 | 日記
6月26日(ブルームバーグ): 中国の温家宝首相は同国が欧州市場への投資を続けると述べ、欧州各国がソブリン危機に対応する中で、欧州への支援を約束した。
温家宝首相25日、ハンガリーのオルバーン首相との共同記者会見で、「中国は欧州のソブリン債の長期的な投資家だ」と言明。 「我々は過去数年間、政府債の保有を大幅に増加させている。 中国は欧州とユーロを一貫して支援し続けるだろう」と述べた。

温家宝首相はイギリス・ドイツを訪問するようになっていますが、ハンガリーでの記者会見での発言は今朝の相場を見る限り大きな変化は示されていません。 逆にじり安傾向をたどっています。 最後にドイツでの記者会見に注視して中国の取り組み姿勢を見てみたいと思います。 現段階ではどのように援助するのか、具体性に欠けている点が為替に反映されていないように思われます。

中国の労働法 順守しているのは外国系企業だけ!! この矛盾は何か?

2011-06-26 12:35:22 | 日記
一昨日、日本の某メーカーの工場視察を行わせていただきました。 最近の外資系企業の実態をヒアリングさせていただきたく訪問しました。

やはり労務管理において日本企業は優秀であり、中国の労働基準法に準じ適格な管理がなされていました。 また社会保険制度も完備されていて誇らしささえ感じました。

一方中国系地元企業で適格に労働基準法を順守している企業は私の周りには皆無に等しいと言わざるを得ません。 中国の法律は外国企業に対して施行されているものかと言わざるを得ません。

中国国内企業に100%労働法を順守させたら、激しいコストアップにつながり輸出競争力の低下を引き起こす結果となることを危惧しているのか?

筆者の関係先企業では、労働法は全く無視し労働契約書も無い状態。 忙しくなれば派遣工でまかない、朝から深夜迄過酷な労働を継続させています。

最近では少しでもコストを抑えるために、刑務所で生産したものを平気で輸出している状況。 刑務所で生産したものは輸出してはならない法律となっているのですが完全に無視。

世界第二の経済大国となった中国。 外資系企業ばかりに法律遵守を求めるのではなく、公平な原則に立ち国内企業にも徹底した管理で臨んでいただきたいところです。


為替予想レンジ(6月27日~7月2日)

2011-06-26 11:51:18 | 日記
今週の為替予想レンジ
>ドル・円     79.00~81.00
>ユーロ・円   113.00~116.00
>ポンド・円   127.00~130.00

先週の予想 
ドル・円の値幅はわずか79銭となり、値幅の狭さでは今年一番を記録しました。 3通貨とも上値はほぼ近い数字となりましたが、最大のテーマであったFOMC・バ―ナンキ議長からの具体的な発言がなされず、下値は想定外となりました。

今週の予想
指標の発表では小粒のものが多い週です。 今週注目したい点は、中国・温家宝首相が欧州で首脳会議の際、どのような援助策を提起するのかが見ものです。 合わせてギリシャ議会が緊縮案に対してどのような採決を行うかが大きなテーマとなりそうです。

上海も湿気の多い梅雨シーズン。 日本も熱くなったとお便りが入って来ています。 今週も頑張って世界の経済動向を追って行きたいと思っています。

中国・温家宝首相 ユーロソブリン債務問題を収拾できるか?

2011-06-25 08:36:38 | 日記
中国の温家宝首相は24日からの欧州訪問をめぐり、欧州ソブリン債務問題の収拾を支援するために中国政府がより多くの資金を拠出する用意のあることを示唆する可能性がある(中国の経済ニュースより抜粋)。

押し迫る金融危機の解決に向け、中国が本腰を入れてユーロ支援を始めるのか? 水面下での動きが始まったように思われます。 ソブリン債務問題は中国一国で支えられるような簡単な問題では無く、ユーロ諸国とどのような協調が図られるのかがポイントとなります。

キャメロン英首相の声明
>ユーロ加盟の国が衰弱したら英国に多大な打撃を与える

キングBOE総裁が昨日の発表した内容
>欧州ソブリン危機が英金融安定の最大の脅威
>問題は他国を通じて影響を受けること
>悪影響が金融市場全体に広がる恐れ

上記の通り、忍び寄るソブリン債務問題は各国が脅威に感じていることは明白であり、ここで中国が登場し世界の金融舞台で踊りだすことになるのか。 ソブリン債務問題は根が深く、中国が登場したからと言って簡単に解決できるような問題ではないことは明白です。
しかし中国が支援を表明することによりユーロ諸国との協調がとれ、ソブリン債務問題が解決の方向へ向かうような事になれば、日本は金融面でも完全に中国に追い抜かれ世界での信用度失墜は余儀なくされるでしょう。

来週は中国・温家宝首相とユーロ諸国との会談に注目を払って行きたいと思います。 中国がユーロへの全面支援を行うような発表があれば、金融市場ではかなりの好材料として取り上げられるでしょう。

筆者は、ユーロソブリン債務問題は根が深く中国の支援が行われても簡単に解決出来る問題ではないと思うしだいです。 それよりアメリカの債務不履行問題回避へどのような方針で臨むのか? これが最重要課題だと思います。

ギリシャの債務不履行問題の解決策

2011-06-24 09:42:55 | 日記
上海は昨日から高湿度を伴う真夏日。 6月でこの暑さであり8月になったらどうなるのか。

ギリシャとIMF・EU調査団が緊縮財政5ヵ年計画で合意したとのニュースが流れ、為替市場もユーロの買い戻しが強まっているが、この報道に関してマレーIMF報道官は現段階ではノーコメントとしている。

第1次支援予定 1100億ユーロ支援がが昨年の5月から始まり、この7月で5回目となり合計650億ユーロを投入した事になる。
第2次支援予定 1200億ユーロ支援は7月11日に決める方向で進んでいます。

来週はギリシャ緊縮財政法案が通過するかどうか、月末投信の動きを見ると7月に入るとギリシャ債ロールオーバーの話題・利上げ期待で上下に振られると思います。

筆者は、ギリシャの債務不履行問題は数日前にも投稿させていただいた通りであり解決は不可能に近いと思っています。 一般の企業では約束手形の期日をどのように延期させ延命さすかだけの小手先の対応しているだけです。

ギリシャは既に終焉を向かえており、てこ入れすればするほど泥沼化されることは明白です。 しかしFX投資では延命されたことを好材料に上げたりしますので注意が必要です。

ユーロ・円はアメリカの債務不履行問題の行方によりますが、来月に行われようとしている金利引き上げやギリシャの延命策が可決されれば117円近く迄上がる可能性は秘めています。 しかしユーロ全体が抱えている問題は深刻であると言わざるを得ません。

筆者はここ1カ月はレンジ相場だと踏んでいます。 高くなったら積極的に売っていかれるのが良いのではないかと思われます。 

バーナンキ米FRB議長、記者会見について

2011-06-23 09:36:09 | 日記
昨夜は金融イベント(FOMCの政策金利発表・バ―ナンキFRB米議長会見・トルシエ総裁会見)と盛りだくさんでした。
筆者も夜中に一度起きてバ―ナンキ議長の会見内容をチェックしていました。

全部で21項目の内容が発表されましたが、とりとめて今後を大きく左右するような内容は出ませんでした。 各金融関係者からは今後を大きく変える日になる可能性があると報道されたりしていましたが、筆者は一昨日に何も出さない可能性が高いのではないかと投稿させていただきました。

21項目の内容で気になる点

>どの程度景気減速するか正確な予想はもっていない
>失業率は今後数ヶ月でゆっくりと低下すると予想
>予想より景気に対する「逆風」は強いかもしれない
>欧州の無秩序なデフォルトは金融市場を混乱させ、米国に影響する
>ギリシャがデフォルトしても米銀への影響は非常に小さい見通し
>財政赤字の削減は時間をかけて実行すべき
>景気減速は一部で「長期化」する可能性もある
>緩和解除の時期を示すのは建設的ではない

今回、債務不履行回避に向け具体的な解決策が発表されなかったことは、この状態で8月を向かえるように思います。 中でもギリシャのデフォルト問題を提起したのには驚きました。 アメリカもデフォルト問題に直面しているのに無策の状態です。

FX投資について
昨日の会見より感じられる事はこれから1か月位はレンジ相場になるのではないかと思われます。 上下を繰り返しながら、なだらかに下値を切り下げていくように思われます。 

これから1か月位の予想 
ドル・円    78~82 のレンジ相場
ユーロ・円  113~117  〃
ポンド・円  127~132  〃 

ドル安で人民弊での収入が目減り!!

2011-06-22 11:55:42 | 日記
今日の上海は晴れているものの高湿度で不快感100%。 助けて欲しいと言いたいところ。

今夜のFOMCで何が出るか、またバ―ナンキ議長がどのような発言をされるか注目されるところです。 近未来を占う大きな山場であり注視していかなければなりません。

筆者は中国でコンサルタント業を請け負っており、このところドル安が大きく影響し収入の減額が顕著となってきました。 連日投稿させていただいていますが、今後ドルが大きく売られるようなことになれば、人民弊はドルにペグされているだけに不安を隠しきれません。 現状ですら目減りがハッキリしているわけですから、この先大きく売られたらかなりの痛手となりそうです。

早くペグが解消されドルの影響を受けず、人民弊と日本円が直接綱引き出来る状態にならないかと思うしだいです。

合わせて一昨日より1200兆円が水泡とかされる内容について筆者なりに考えてみましたが、中国はきっとハードランディングの結末を向かえることになり、失業者であふれかえる状態に陥るでしょう。 筆者の中国での仕事もアメリカの結末しだいで終焉を向かえることになるのではないかと危惧しています。

先般、トルシエ総裁がドルの安定は世界経済の安定と発言されましたが、何とかアメリカにも頑張って解決策を見出して欲しいところです。


1200兆円が水泡化! 近未来予想について

2011-06-20 23:49:27 | 日記
今朝の上海は雷を伴う豪雨。 華中地域はお米の文化であり上海近郊でも田植えが始まりました。 世界第二位の経済大国にしては未だ人力でやっているのが何とも不思議な光景です。 何故か日本と違い蛙の合唱が聞こえない。

昨日、1200兆円が水泡とかされる内容について投稿させていただきました。 実際には起きてはならない内容ですが、最悪の事態を想定したシュミレーション作りは必要ではないか。

アメリカの債務不履行宣言の有無に関係なく、もはや行き詰った財政の立て直しは不可能に近い状態であることは明白であり、どのような政策が打ち出されるかがポイントとなります。 22日のFOMCの会議においても債務不履行回避に向けた具体策は発表されないような気がしてまいりました。 具体策も無く曖昧な状態で8月2日を向かえることになるのではないか? 

フランスのシンクタンクは秋前に世界経済の連鎖的破綻の可能性について記載していますが、8月には予兆が起こるのではないかと思うしだいです。

仮に1200兆円が水泡とかされた場合、為替はどのように推移するのか筆者なりに考えてみました。

第1ステージ
>ドル・円    65.00
>ユーロ・円   95.00
>ポンド・円  110.00

世界が同時に市場介入しても支えきれる状態ではありません。 各国が協調して現実的な具体策が見いだせなければ、第二ステージに突入する可能性が高いと言わざるを得ません。 前回のリーマンショックの際は中国を含めBRICSの下支えがありましたが、今回は中国が最大の被害国となり世界の足を大きく引っ張る可能性を秘めています。

第二次ステージについては現段階では不透明過ぎ、全く予想がつきません。

政府関係者は既に起こりえる内容については熟知していると思われます。 発表すれば心理面が先行し暴落を早める結果になるとは思いますが、国民には何のシグナルも出さずいきなり地獄に突き落とす気でしょうか?

筆者は声を高くして言いたい、全世界の政治家・役人たちが自分たちの利欲のために作り上げた不良債権が行き詰り、今度はそのしわ寄せを全世界の国民に持って来る気かと。。。!!

最後警告!! この秋1200兆円が水泡に帰する!!

2011-06-20 10:53:00 | 日記
Special Summer 2011 is available ! Global systemic crisis– Last warning before the Autumn 2011 shock, when $15 trillion of financial assets go up in smoke.

In this issue, we discuss the two most dangerous aspects of the Autumn 2011 shock, namely:
> the detonating mechanism of European government debt
> the explosion process of the US bomb in terms of government debts

上記内容は私の従兄から提供していただいた、フランスのシンクタンク<6月16日付>の最新情報から抜粋したものです。 内容は長々と経済危機を向かえる過程と要因が列記されていました。

連日ブログで連載させていただいている内容とほぼ合致しています。 最後警告として、この秋前に世界にショックが走り、1200兆円が水泡に帰すると言う内容です。 秋前に起こるとありますが夏にも可能性があると判断しているようです。 1200兆円のペーパーマネーが消滅、と言うことは欧米日の債券市場が破壊する。 最も信頼されるべき国債の信頼が世界同時期に失墜する時です。

フランスのシンクタンクは最も信頼がおける機関であり、サブプライム・リーマン問題を早くから取り上げていた機関です。 そして第二次金融ショックについては一昨年前から言い続けており、ついに終焉を向かえる状態に陥ってきました。 また上記にも書かれていますが、第二次金融ショックには2つの名前まで付けられています。

1200兆円と言う規模は日本の個人資産の合計には及ばないものの、それに匹敵するものが無くなってしまう訳ですから、いかに大きな規模のものが水泡化されるのかが想像出来るのではないでしょうか。

ギリシャ問題・イタリアの格下げと言ったレベルでは無く、世界同一未曾有の悲劇が襲ってくると言わざるを得ません。 

FX投資家の皆様には慎重には慎重を期して対応していただきたいと思うしだいです。

為替予想レンジ(6月20日~6月25日)

2011-06-19 10:20:40 | 日記
今週の為替予想レンジ
>ドル・円     78.00~81.00
>ユーロ・円   112.00~116.50
>ポンド・円   127.00~131.00

先週の予想 ドルの安値には差がありましたが、ほぼ想定内で推移しました。

今週の予想
最大のテーマは22~23日に開かれるFOMCの政策発表とバ―ナンキ議長の会見となろう。 アメリカの債務不履行問題の回避に向けどのような解決策が飛び出すのか最深の注意を払っていかなければならない。

8月2日のXデーに向け刻一刻と近づいてまいりました。 FOMCは7月開催の予定は無く、今回が最後の方針決定となると思われる。

筆者は、ドル安に徐々に振れていくと判断していますが、想定外のQE3や債務不履行宣言に近い内容のものが飛び出すことになれば、ドルの暴落は回避できずドル本位制の根幹を揺るがす歴史に残る週となる可能性も秘めています。

クロス円についてもドルの方向が定まるまで追随することは間違いないと思うしだいです。

ドルの安定は世界経済の安定にもつながります。 願わくば上手く回避できるサプライズ政策が飛び出してくる事を期待します。

*アメリカの債務不履行宣言については数回ブログに掲載させていただいています。 宜しければ参考にしていただければと思います。


追伸 : 6月19日 中国が重大発表すると言っています。 今週のFOMCの政策決定があるだけに中国の動きが不気味です。 発表と同時に内容を分析し、明日からの投資方法を調整しなければなりません。

イタリアの格付け引き下げ VS ギリシャ支援策 どちらに軍配か!!

2011-06-19 08:46:10 | 日記
★イタリア、お前もか! ユーロ崩壊ドミノ化現象か?

米格付け会社ムーディーズは17日、イタリアの長期債務格付けを「Aa2(ダブルAに相当)」から引き下げ方向で見直すと発表した。 低い生産性など同国経済の構造的な弱さに加え、欧州中央銀行(ECB)の利上げが景気を圧迫する可能性があるとした。

既に、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が5月に見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げている。

★ギリシャ支援策へ向け足並みが揃い始める

欧州中央銀行(ECB)や国際通貨基金(IMF)は民間格付会社が債務不履行と判断しない方法でのギリシャ支援を模索しており、強制的な債務再編や債務延長ではなく、民間投資家の自発的関与の余地のあるウィーンイ二シアティブ方式による債務延長が有力視されている。
(ウィーンイニシアティブとは、借り手ではなく貸し手側が自発的に債務延長を行うもの)

フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相の会談で、同方式をモデルとしたギリシャ支援策を支持する考えを表明した。 
その際の条件 : 23-24日のEU首脳会議でギリシャ支援策が合意される事。 ギリシャ政府は緊縮予算を成立させることが求められている。

ここで一言苦言を呈すれば:
ギリシャの財務内容 国債35兆 対外債務250兆 利払い・償還だけで7~8兆必要な財政に税収が5兆しかない国がどのように国を再建さすつもりなのか? ドイツとフランスはギリシャへの債権が多く、両国は債権回収の為に延命策を画策したのか。 債権の回収が行われば、我関せずと知らん顔か。

サラ金並みの金利でしか融資が受けれないし、これ以上の財政削減も物理的に不可能と言わざるを得ない。 ギリシャ国民の4名に1名が公務員と言うのは異常ではないか。 陽気で毎日シエスタするような民族が、勤勉なドイツやフランスなどと協調していること事態が不思議である。

★週末のトピックスから抜粋してみましたが、どちらに軍配が上がるか?
イタリアの格付けはS&P社が5月に引き下げており目新しい材料では無い。 ギリシャの債務不履行回避策の方が重要視されるのではないかと思われますが、やはり今週はこのような問題よりアメリカの債務不履行問題に照準が合わせれる展開となろう。 週初めは上述の話題が取り上げられるでしょうが1日と続かないように思われます。
 
最終的には若干ギリシャ支援策の方が重要視される瞬間は買われる可能性はありますが、高くなれば売り先行でいかがでしょうか。 筆者は、今週の大きな動きは全てFOMCの政策発表に焦点を合わせていて、ドル安を想定し組み立てを行っています。




ぶらり香港小旅行

2011-06-18 10:30:58 | 日記
今朝の上海は雷を伴う大雨。 涼しく過ごし易い感はあるものの移動に不便を感じます。

皆さん、今週の投資効率はいかがでしたでしょうか? 筆者の週刊予測はほぼ範囲内に推移しました。 ドルの安値には少し届かなかったものの市場の動きは想定通りに推移しました。

今日は土曜日で休みの方も多いことと思いますので金融関係の話から離れ、先週末ぶらりと香港へ遊びに行った印象を書き記したいと思います。
 
上海虹橋空港から深圳宝安空港へ バスに乗り香港・九龍尖沙咀へ移動。 10年ぶりの香港ですが、上海の雰囲気とはまるで違う南国情緒豊かな雰囲気と広東語の響きが心地よく外国を思わせる。 尖沙咀のブランドショップ街で下車しましたが、スターフェリーの乗り場近くが様変わりしており高級ブランドショップ街に変貌していました。 

★一昔はこのブランドショップ街は日本人旅行客で長蛇の列を作っていたと聞きましたが、今では日本人の姿もまばら。 代わって大半が中国本土の旅行者。 中国の富裕層が群がっているのでしょうがブランド商品が泣きそうです。 同じ中国人ですが、本土の人間は一目で分かります。 前にも記載させていただきましたが、大声で話したり・平気で唾を吐く姿は直して欲しいところです。

★スターフェリー乗り場から船に乗り対岸のセントラル地区へ
海上から眺める両サイドの街は香港ならではの情緒があり、27年前の感動がよみがえりました。

★街中ではたくさんの若者がアイフォン・アイパッドを持ちメールをしたり情報を見ている姿は前には無かった風景です。 日本製品が少なくなったように感じるところ。 頑張れ日本と言いたいところ。
ドコモ対応のシムフリーのアイフォンが欲しくなったのですが、HK$5300(32GB)と言われたのでちょっと高いかと思い止めました。 交渉しているとHK$5100まで落ちてきました。 もう少し頑張ればHK$4800くらいにはなったのではないかと思います。 (HK$1=JP¥11.5位)

★物価水準
以前は食事にしても安いと感じましたが、今では日本とほとんど変わらない位か少し高いのではないかと思うしだいです。 為替が円高に振れている分だけ日本水準だと思いましたが、逆に円安に振れたらかなり割高になるのではないかと思います。

★人民元の交換所が街のいたる所に出来ていました。 また中国語が上手ではないにしても通じるようになっていたのに驚きました。

★思い出の街香港ですが、尖沙咀の高層マンションに住み、対岸のセントラルの金融街を見ながらFX投資が出来るようになれば理想的だとこの年になり夢を見てしまいました。

皆さんも気分転換に香港にお出かけになり金融街でも視察されてみたらいかがですか。