FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

気になるイタリアの再選挙報道。

2013-02-28 17:04:28 | 日記
<今日の東京市場の動きから>
東京市場のドル・円相場は92.60円台まで一時上昇するもそれ以上の上値は伸びず、その後は92円台前半での推移となりました。

今夜は注目される経済指標は盛りだくさんですが、指標以上にイタリアの政局についての情報への関心は高いと考えられます。 現在のところ、リスクに対する警戒感は緩んでいますが、いよいよ再選挙の可能性が高まったと連想させるような報道があれば、再度リスク回避ムードが拡がるでしょう。 そうなれば、円には上昇圧力が掛かると考えらるのではないでしょうか。

<ドル・円相場の見通し>
25日早朝のオセアニア市場にて、ドル・円は2010年5月以来となる94.77円を記録。 サイクル的視点からは、上昇の期間が中間地点(23週)を越えて25週目にあたるため、タイミング的には天井形成となってもおかしくはありません。

また、この日は早朝の上昇の勢いを維持することができず、昨年11月以降の上昇局面で一度も割り込む事のなかった20日移動平均線を割り込み、90.85円まで下落。 その後も20日線を回復できていない上、同線の傾きも従来の上向きから横ばいへと変化しています。 日柄と価格の面から、相場は当面の天井をつけた可能性があるのではないでしょうか。

今月25日高値が当面の天井との見方が広がれば、今後は45週サイクルのボトム形成に向けて軟調な推移が見込まれ、目先は25日安値(90.85円)や90円を目指す展開も予想されそうです。

世界的に著名な先生方のコメントを見てみると、3月末までに95.30位迄行くのではないかとの見方も有るようです。 可能性は皆無とは言えませんが、イタリアの政局において再選挙の報道があるようであれば95円を大きく超えるのは厳しいように思われます。 非常に気になるところです。

昨日、91.20で買いの指し値を投稿させていただきました。 91.13迄下値の模索が行われた後は右肩上がりで92.67迄買われています。 さすがに92.80の売りには届かなかったものの近い線迄上がってきました。 

海外勢の手じまいが始まったか、ポジション調整が出て来そうな雰囲気です。

2013-02-27 14:48:44 | 日記
<今日のドル・円相場は弱含み>
今日の東京マーケットのドル・円相場は、日銀正副総裁候補が報道ベースで明らかになるなど、材料が出尽くしたことに加え、イタリア政局不安もあり、これまで相場をけん引してきた海外勢が手仕舞っているような動きを見せています。

90円を割り込むことはないと思われますが、下もあるかもしれないという雰囲気が出てきているのは事実。 米長期金利が急低下するような材料が出れば、ポジション調整が加速する可能性が高いかもしれません。

ドル・円は91.70円付近で弱含んでいます。 ドル・円は戻りの鈍さが目立っていますが、目先のレジスタンスラインについて、大きく動いた2月25日の高値・安値の半値が92.80円付近にあり、これは一目均衡表の転換線(92.82円付近)とも重なります。

きのうの高値は92.75円と、結果的にこの水準で止められています。 超短期では2月に入ってのもみ合いの下限である92.20円付近がネックラインになっているのではないでしょうか。

筆者の今日の指し値 : 買い 91.20  売り 92.80 で仕掛けてみました。 売りよりも買いで刺さりそうな雰囲気が漂ってきました。

ドル・円相場、久しぶりに見た乱高下。

2013-02-26 19:55:00 | 日記
<久しぶりに見た乱高下>
日銀総裁人事案を受けた円安の流れは、イタリア総選挙絡みの報道で一変してしまいました。 円安加速のシナリオも浮上しかけたタイミングで梯子を外された格好となりました。 やや行き過ぎの感も否めませんが、今夜もイタリア絡みの報道に踊らされる展開が続きそうです。

今朝方、13900ドル前後で持ちこたえていたNYダウが急速に下げ幅を拡大し、200ドルを超えるマイナスに陥る。 米10年債利回りは1.90%を割り込み1.86%まで低下。 ドル・円も連れられ92.00円、91.50円、91.00円付近のストップロスを断続的に巻き込むと90.85円まで下落。

今朝は国内出張であり、虹橋空港を7:30発のフライトの為、5時に起床。 起床と同時にドル・円相場を見て驚きのあまり声も出ませんでした。 久しぶりの乱高下であり、身振いしたほどでした。

振り返ってみれば、昨日は冗談のような1日でした。
>今週は若干調整されるのではないかと思い、先週末94.00で新規売りの指し値をしていました。 日銀総裁人事の一報で大きく窓を開けて始まり、いきなり94.52で刺さっていました。 昨日は上海へ移動したり会議が有ったり忙しい1日であり、夜相場を見た時は既に93円台の半ばでした。 極度の疲労に襲われ、眺めるだけで何もせず寝てしまったら、勝手に暴落していたと言うお話しです。 

>もう一つのお話 実は93.75で売り玉を持っていました。 恐らくないだろうと、91.50で決済の指し値を入れていたところ勝手に刺さってしまいました。 合わせて91.50で新規買いも入れていたところこれも同時に拾ってしまいました。 あまりにも出来過ぎであり、気持ちが悪くなり小反発して92.50に戻った時に全て決済しました。

ほとんど起こる可能性が無いゾーンに仕掛けをしていたところ、労せず勝手に大きな獲物がかかってしまったと言う不思議な出来事でした。

日銀の次期総裁の人事案が決定の模様。 今朝がた大きな窓をあけ寄り付きました。

2013-02-25 10:15:59 | 日記
<日銀の次期総裁の人事案が決定の模様>
政府は次期日銀総裁にアジア開発銀行の黒田総裁、副総裁に学習院大学の岩田規久男教授を起用する人事案を固めたとの報道に対する、欧米勢の反応に注目です。 本日早朝に一時94.80円手前まで上昇しており、この高値を突破できれば、95円台乗せを視野に入れた動きが予想されそうです。

一昨日より投稿させていただきましたが、正攻法での起用に傾いたようです。 大きな窓を作ってしまい驚いてしまいました。 政府は公約通り、円安を望む声が支配したことを意味しています。 95円の大台が予想より早いかも知れません。 95.70辺りが当面のトップになるのでしょうか。

<英国の格下げについて>
ポンドは22日終盤に発表された、ムーディーズによる英国の格下げ(最上級のAaaからAa1に1段階格下げ)報道に対する反応に注目されるところです。 取引終了後にこの報道が伝わりましたが、時間が時間だけに、欧州勢のみならず、NY勢も材料として織り込んだとは考えにくいところです。 本日、ポンド・ドルは前週末終値から150ポイント以上下げて寄り付いています。 本日は全般的に主だった経済イベントが少ない中、ポンド主導の動きとなるか、気になるところです。

今週の為替予想レンジ (2月25日~3月2日) 

2013-02-24 12:03:43 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    92.50~94.80
>ユーロ・円  122.00~126.00

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
25日 米・シカゴ連銀全米活動指数 ダラス連銀製造業活動指数
26日 米・ケース・シラー 消費者信頼感指数 新築住宅販売件数
27日 米・1月耐久財受注(前月比)
28日 米・第4四半期GDP(前期比年率) 新規失業保険申請件数 2月シカゴ購買部協会景気指数
 1日 EU・ 消費者物価指数(前年比) 失業率 米・ISM製造業景況指数 ミシガン大学消費者信頼感指数

<今週の予想>
菅官房長官は24日朝、NHKの番組で日銀総裁人事について ”今の円安・株高に大きな影響があるので、首相の目指す大胆な金融緩和を実行できる人中心に選ぶ” との考え方を発表されています。

この度の日銀人事はあくまでも ”円安・株高” がキーポイントのようです。 

市場全体は円安基調を予想する声は多いようですが、米投資家のポジションは円売り方向にさほど大きく傾いていない可能性があるとの意見も有るようであり注意する必要がありそうです。 大きく売りこまれるようであれば、カウンターパンチが出てくる可能性があるのではないでしょうか。

当面、日銀人事発表直後に95円の可能性はありそうですが、95円台が有れば一度売って見たいところです。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。 

日銀人事と為替相場。

2013-02-23 14:18:32 | 日記
春節休暇で一時帰国していましたが、日本のテレビ報道ではPM2.5の話題が大きくクローズアップされていました。 中国ではあまり報道されておらず熟知していませんでしたが、昨日、高速道路の高架橋から上海市内を見渡すと、空気の汚れをハッキリ見ることが出来ました。 これは酷いと実感したしだいです。 上海ばかりではなく、筆者が暮らしている南通でも影響が現れてきているのが分かるレベルになってきました。 

<日銀人事と為替相場>
日銀人事について、一部報道では武藤氏が一歩リードしてきたように書かれています。 仮に武藤氏が提示された場合の為替相場の初期反応は ”円高” という事になりそうです。 

今月20日早朝には武藤氏が総裁レースから脱落した事を匂わせる報道に反応して円安に振れる場面があるなど、武藤氏=円高の反応をイメージする参加者は少なくないようです。

しかし武藤氏提示の場合でも円高の反応は一時的にとどまるのではないでしょうか。 安倍首相が常々 ”私の考えに近い方を” と発言されている点から見ても、安倍首相が言うところの ”次元が違う金融緩和” が発表されるとの期待は維持されるのではないでしょうか。 仮に武藤総裁が誕生する事になっても、安倍首相が指名するからにはその期待が大きく後退する事は考えにくいところです。

つまりは ”誰が提示されるのか” よりも ”どのような政策を採るのか” のほうがより重要であり、市場の関心もすぐにそこへ向かう事になると考えられます。

ここ数日間ドル・円相場を追って見ていますが、現在の市場エネルギーでは95円の大台超えは非常に重くなってきているのではないでしょうか。 総裁レースが大きな起爆剤となりえるのか。 当面は92.50~94.50位の間でのレンジ相場で推移するのではないでしょうか。

今日から始まる日米首脳会談、アベノミクスへの評価は如何に。

2013-02-22 10:54:18 | 日記
今日これから日本を離れます。 2週間の春節休暇もあっと言う間に過ぎてしまいました。 中国に帰ったらまた地獄のような日々が始まるかと思うと鳥肌がたちそうです。 上海へ戻ると同時に仕事を始める前にオーナーとの話合いをせざるを得ないと思っているしだいです。 中国式に言えば2013年度の幕開けでもあり、くすぶり続けているオーナーとのぎくしゃくした関係を清算する時が来たのかと思っています。

<今日のトピックスから>
欧州景気の先行きが懸念される中、独IFO景況感指数が注目されます。 結果によってはユーロ主導で円の値動きに影響が出る可能性もありそうです。

一方、米国では日米首脳会談が行われます。 為替に関する直接的な話はまずないと思われますが、アベノミクスに対する見解はいかなる方向へ導かれるのでしょうか。

そのほか、足元で世界的に進んでいる株高修正の動きにも注目です。 週末から来週25日にかけてイタリアで総選挙が行われます。 ベルルスコーニ元首相勝利=財政改革路線の後退=財政懸念再燃という連想から警戒感がくすぶっており、欧州株の動きは特に注目かもしれません。

今日は大きな変動は無く、92.80~93.80の間でのレンジ相場ではないかと見ています。

昨夜発表されたFOMC議事録について。

2013-02-21 11:07:48 | 日記
春節休暇も今日迄となりました。 明日は上海へ戻らないとならず、また戦いに日々が始まるのかと思うと空港へ向かう足取りが重く感じられてきそうです。

<昨夜発表されたFOMC議事録について>
昨晩のFOMC議事録は、声明のハト派トーンとは裏腹にタカ派的と受け止められました。 2013年の新メンバーはハト派が多いといわれていただけに ”労働市場が大幅に改善する前に緩和を解除する可能性” が指摘された事がサプライズとなりました。

本日は、米新規失業保険申請件数が注目されます。 ”大幅に改善” しなくても緩和解除の可能性があるとするならば、改善すればさらにその可能性が高まるという事になります。

その他、日銀総裁人事について ”岩田氏、黒田氏で調整” と報じています。 こうした観測報道にも注意が必要でしょう。

今日の抵抗線・指示線について
R1 93.91  R2 94.29  R3 94.60
S1 93.24  S2 92.93  S3 92.56

G20が無事に終われど、青天井とはならず。

2013-02-19 16:51:57 | 日記
昨夜は、中国経済についての講演を依頼され、今年中国が克服しななければならない4つのテーマについて講演をさせていただきました。 発表するテーマをまとめてみましたが、今年の中国は大きな試練に立ち向かう年となりそうな雰囲気を漂わせています。

<G20が無事に終われど、青天井とはならず>
今朝、麻生財務相が外債購入に後ろ向きな姿勢を示したことや日経平均の弱含みを受けて軟調に推移しました。 欧州市場に入ってもじわじわと円高の進行が続いています。 欧州・NY市場でも各国要人の発言や、各種経済ニュースにより注目して取引していく必要があるでしょう。

ドル・円については祝日明けの米国勢がどのようにまず参入してくるか注目されます。 欧州勢と同様、麻生首相の外債購入に対する後ろ向きな発言を蒸し返しての円買いが入れば、ドル・円は93.00円付近まで一段安となる可能性もありそうです。

また、南アのプラチナ鉱山で新たな大規模なストが発生しており、これがランド売りに繋がっている模様です。 すぐに収拾がつくとは考えにくいため、しばらくランドは上値が重い状態が続く可能性があります。

G20を無難に乗り切ったことにより、青天井かと思いきや逆のトレンドを描き始めたようです。 これと言って大きなニュースや悪い指標が出た訳ではありませんが、ここは調整局面とでも言いましょうか。

G20が無事終了したことでセオリー通り円安傾向が始まっています。

2013-02-18 13:06:15 | 日記
<G20を終えて>
昨日閉幕したG20では ”通貨の競争的な切り下げを回避する” ことなどを含む共同宣言を採択しましたが、日本のアベノミクスに対する直接的な非難は避けられました。 金融緩和の他国への影響についても ”波及効果を最小化することにコミットする” という玉虫色の表現となりました。 これを受けて週明けの東京市場ではドル円が94円台に上昇するなどオープンからやや円売り優勢となっています。

G20を無難に通過した事で円買い圧力は後退したと見られますが、一方的に円売りに動きにくくなった事も事実です。 本日は北米市場が休場という事で、材料的にも豊富とは言いがたい一日となりますが、ドル円が(2/12に付けた2年9ヶ月ぶり高値)94.40円に近付いた場合に、投資家がどう対応するのか注目されるところです。

本日の上値抵抗線
R1 94.00   R2 94.20   R3 94.82

今週の為替予想レンジ (2月18日~2月23日) 

2013-02-17 10:26:18 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    92.80~94.80
>ユーロ・円  124.00~128.00

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
18日 特に無し
19日 豪・BRA理事会議事録公表 独・2月ZEW景況感調査
20日 英・英中銀MPC議事録公表 米・1月住宅着工件数 1月PPI
21日 米・1月CPI 新規失業保険申請件数 2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 1月中古住宅販売件数
22日 独・Q4GDP 2月IFO景気動向指数

<今週の予想>
麻生財務相は16日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後に記者会見し、会合では日本の金融・財政政策など安倍政権が進める一連の経済政策を説明し ”総じてこの種のことには一定の理解を得られた” と述べています。

デフレ政策を名指しでの批判は回避され青天井状態となり、明日からの市場がどのように反応するのか見守りたいと思っています。

当面、95.70位迄は上値追いが続く相場展開ではないかと思われます。 今週は指標的には小粒なものが多く、指標により大きく相場を左右さすと言うよりも、G20を上手く回避されたことにより相場を作って行くように思われます。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。 

G20では、日本のデフレ政策の非難はかわせそうな雰囲気です。

2013-02-16 10:19:28 | 日記
東京へ3日間営業に出て毎晩遅くまで商談しており、投稿出来ない日が続きました。 来週からは関西方面への営業ですが、日本の生活が続くと中国へは帰りたくなくなってきそうです。

<G20では、日本のデフレ政策の非難はかわせそうです>
15日のニューヨーク外国為替市場では、円がドルとユーロに対して下落しました。 モスクワでこの日に始まったG20財務相・中央銀行総裁会議の共同声明の草案で、日本が円安につながったデフレ対策をめぐり名指しされないことが明らかになったことが円売りを誘発したようです。

昨夜に発表された一連の米経済指標もドルが円に対し上昇する要因ともなっています。 2月のニューヨーク州製造業業況指数は2012年5月以来の高水準となり、ミシガン大学の調査した2月の米消費者調査・速報値は予想を上回るなど良い内容のものとなりました。

筆者の予想通り、G20前辺りに一時的な下値模索があるのではないか。 そして底値は81.50と投稿させていただきました。 81円台の顔は見る事は出来ませんでしたが、82円台ぎりぎりで反転した格好となり、G20でデフレ対策をめぐり名指しされない限り円が売られ易い環境が整ってきたように思われます。

G20では日本のデフレ対策は議題にならない可能性を示唆。

2013-02-12 19:55:28 | 日記
家内のインフルエンザを拾ってしまい、この2~3日は最悪の状態となってしまいました。 今日の夕刻には我慢出来ない状態になり、医者に行ったところ38.5℃も熱が出ていました。 熱が出るような病気は久しぶりですが、よりによって何で日本へ休暇で帰ってきたらこのありさまなのか自問自答してしまいます。 

明日から出張に出ますが、ふらふらの体で大丈夫なのか。

<G20では日本のデフレ対策は議題にならない可能性を示唆>
先月31日、今月15~16日に開催されるモスクワG20の主催国であるロシアの財務次官が ”日本のデフレ対策はG20の主要な議題にならない” と発言した事と合わせ、本日早朝の米財務次官の発言により、G20で円安が大きく取り上げられる可能性が後退したとの見方が強まるようですと、円売りが再び優勢となる事も考えられます。 本日朝方に突破できなかった94.50円を超えられれば、節目の95円台乗せを視野に入れた一段高もありそうです。

ドル・円相場、中長期的には行って来いで92~94円で落ち着くのか。

2013-02-11 17:09:45 | 日記
昨日、中国は春節を迎え新しい2013年の門出となりました。 全土で爆竹が鳴り響いている光景がテレビで放映されていました。 爆竹は、魔よけ厄払いの意味が込められていますが、今年はどんな1年になるのかな。

日本に帰るやいなや、家内に風邪をうつされてしまい床に伏せった状態が続いています。 明後日からは東京方面への営業開始となるわけですが、体が思うように動くのか不安でなりません。

<ドル・円相場、中長期目標値>
日本の経常黒字が減少してきたということは、あまり円安志向を前面に出し過ぎると思いもよらない水準まで円が売られてしまうリスクが高まります。 現在は自然体でも、徐々にトレンドが円高から円安に変わりつつある過渡期にきています。

単月の数字にあまりこだわる必要はありませんが、大胆な金融緩和による円安とダブルパンチとなって、思いもよらない円安に行きかねないことには注意が必要だと思われます。

今の円安トレンドは勢いがついているので、それほど遠くない将来に100円にタッチするようなことがあってもおかしくない状態でしょうか。 ただ、それはオーバーシュートしたときの話で、その後は90円台前半に戻ってくる可能性がありそうです。  また95─100円という見方もあるが、円高が進んでいたときは90円台後半は滞空時間が短かったことで、滞空時間の長さでいくと、90円台前半は居心地のいい水準でしょうか。

今週は、G20を睨んでの保合い相場となり、その後は徐々に円安となるのでしょうか。 中長期的にみれば、95~100円のゾーンは必ず有るかと思いますが、その後気がついてみればまた92~94位に戻ってきそうな相場展開でしょうか。

今週の為替予想レンジ (2月11日~2月16日) 

2013-02-10 17:45:05 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    91.50~93.80
>ユーロ・円  122.00~126.50

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
11日 特に無し
12日 英・消費者物価指数 米・NFIB中小企業楽観指数 財政収支
13日 米・小売売上高 輸入物価指数
14日 EU・GDP 米・新規失業保険申請件数
15日 EU・貿易収支 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数 ミシガン大学消費者信頼感指数 設備稼働率

<今週の予想>
今週はとりとめて大きく相場を左右さすような指標は見当たりませんが、やはりモスクワで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議のほか、一連の米連邦準備理事会(FRB)高官による講演が注目を集めるのではないかと思います。

昨日も投稿させていただきましたが、G20で麻生財務相がどのような発言をされるのか市場が注目されるところです。 瞬間的な円高誘発はあるのでしょうか。 瞬間的にでも円高があるようであれば、ここは根性を入れてドル買いに入るのがセオリーではないでしょうか。 

下値の目処 91.50 を想定しています。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。