FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

日本民族を小馬鹿にした発言に激怒。 今日は白・黒ハッキリ結論を出します。

2012-08-31 10:58:21 | 日記
今日は8月31日、上海に残留かインド行きを決定しないとならない最後の日となりました。 実は2日前の夜、オーナーから全ての条件を呑むので南通に開業する新しい会社の総経理(社長)を引き受けてくれと言われ、長期契約書にサインしたところです。 

もともと事の発端は、現在勤務している上海の会社の総経理と私はやり方や意見が合わず、7月1日に離職届けを出したことから始まりました。 離職の決意が決まってから、関連先の話を聞いていたところインドに会社を開業するので総責任者として行って欲しいとの話に乗り、ここまで来ました。

オーナーからは、今筆者が抜けるとユーザーとの関係に大きな亀裂を引き起こし、信用不安に陥る可能性が高いと判断されたようでした。

オーナーと最終的な話合いが終わり契約書にサインしたところ、10分後に総経理に呼びつけられ、”自分の何処に問題が有るのかと大声で叫び始めました。 オーナーからは、今総経理は気が高ぶっているので抑えるように手合図がありました。 1時間に渡って罵倒され続け、最後には民族問題に発展するような言葉が続々と出て来ました。 ”腹黒い日本人が裏でいろいろ画策しやがって。。。 お前” とも言われました。 また日本人は汚い奴が多いとも言い切った。

オーナーが何度も総経理をなだめるように話しかけましたが、もう聞く耳持たずで暴走し、汚い言葉の連続でした。 興奮して殴られそうな険悪な雰囲気になって来たので、オーナーから早く家に帰るようにとの指示を受けました。 

その夜、オーナーが宿舎迄訪ねてきてくれ、今日の事は早く忘れるようにと慰めてくれました。 オーナーは女性であり、気遣いの面では感謝しています。

一昨日、罵倒されたことは腹には残っていませんが、総経理が今後開業する新しい会社にも関与すると言ってきたので、昨日筆者から最後通告を出したところです。 今後、総経理が今の会社に残るのなら、筆者は契約を破棄してインドへ行く。 会社から退くのなら総経理として南通の新会社に赴任すると返事しました。 

今日の午後南通の新会社で最後の話合いを行います。 完全に泥沼合戦となってきましたが、もう最後なので一歩も引かず戦い抜く覚悟です。 日本人を罵倒するような発言は許せません。 こんな腹の底に敵対意識を持っていた人間の下で働いていたかと思うと残念でなりません。

現在はオーナーの計らいで、江陰の工場で身を潜めています。 来週早々からは青島の工場で2~3週間身を潜めます。 上海で顔を合わすと大喧嘩になり、暴力事件に発展しそうな雰囲気になっているほど険悪な状態です。 逃亡生活とでも言いましょうか。 世にも不思議な話です。

手控えムードの中の値動き、恐らくバ―ナンキ議長からの新たな情報は無いと見る。

2012-08-30 06:00:00 | 日記
会社には食堂が完備されていますが、昨日の夕食は鶏の足が2つ出ていました。 筆者の最も苦手とする食材ですが、全員が美味しそうにむしゃぶる姿には恐ろしささえ感じてしまいそうです。 南地方に行けば行くほど鶏の足が大好物のようであり、皆一同に大喜びの瞬間です。 

<手控えムードの中の値動き>
31日のバーナンキFRB議長の講演を前に手控えムードが拡がりやすい中ではありますが、こうしたイベントを受けてまとまった規模の売買があれば、急に値が動く可能性もあります。 ドル・円の場合、基本的には22日安値78.28円と27日高値78.84円の間での推移を継続しそうですが、レンジの下限・上限付近に近付いた際には急な動きに要注意です。

ところでバーナンキ米連邦準備理事会(FEB)議長のジャクソンホールでの講演は、おそらく新たな情報はないのではないでしょうか。 ISMやADP、雇用統計をみる前のタイミングで、9月FOMCでこれをやりますという踏み込んだ織り込ませ方をするとは考えにくいと思われます。

昔と違って、いまは年4回、FOMC後の記者会見でしっかり金融政策について説明する機会がある。 それが9月に予定されており、ジャクソンホールでは金融緩和の可能性はにおわすものの、マーケットにサプライズを与えるようなコメントはないだろう。 外為市場は、9月主要経済指標の発表とFOMC前に変なポジションを構築するより、いったん無難に通過して、9月以降の経済指標とFOMCでひと勝負という感じになるのではないでしょうか。

8月31日のバ―ナンキ議長講演について。

2012-08-29 06:00:00 | 日記
本日はオーナーとの最後の話合いになりそうです。 中国残留か新天地インド行きか。 決断一つと言ったところでしょうか。

<NZ、生乳買取り価格引き下げ見通しによりNZD反落>
昨日の東京市場で、NZD・円が63.68円から63.26円まで急落する場面がありました。 NZD・円の下落が、他のクロス円やドル円も巻き込んで、一時円が全面高となるなど、膠着感が漂っていた市場にカツを入れることになりました。

NZDの急落は、NZ最大の乳製品加工業者フォンテラ社が、NZD高を理由に、農家からの生乳買取価格の見通しを引き下げたことがきっかけとなりましたが、材料無しの状態とは言え不思議ですね。

NZの最も多い輸出品は ”酪農製品等” であり、2010年の輸出額の24%を占めており、乳製品価格の低下がNZ経済に与える影響は決して小さいとはいえません。 また、世界最大の乳製品加工業者であり140カ国に製品を輸出しているフォンテラ社が、NZD高による輸出競争力の低下を懸念して買取価格の見通しを引き下げたという事で市場は、NZ最大の企業による ”NZD高けん制” と受け止めたのかも知れません。

<バ―ナンキ議長講演について>
今週は米経済指標は主要なものが複数並んでいます。 ただ、目下のところ市場の注目は31日のジャクソン・ホールにおける米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の講演に集まっており、果たして経済指標にどれだけ反応するのか、不透明感はやや強めています。

最近の経済指標が良好なことから、とりとめていきなり量的緩和政策の発動はあり得無いと思われますが、バーナンキFRB議長の講演を控えて値動きは限られてしまいそうです。 今週はレンジ相場で大きな変化はなさそうです。

上海総合指数、2009年3月以来の安値圏模索中。

2012-08-28 06:00:00 | 日記
昨日は上海も台風の影響で国際線の飛行機が大幅に遅れていました。 筆者の部下も夏季休暇で1週間東京へ戻っていましたが、昨日は成田空港で延々と8時間ほど待ちぼうけ状態のようでした。 真夜中に帰ってきていました。

8月31日のXデ―に向け秒読みカウントが始まりました。 上海残留かインド行きを選択する最後の大勝負。 8月30日迄に納得出来る契約書の作成が出来ない限り、自動的にインド行きを選択する最後通告を出したところです。 人間の価値を金額提示するようなやり方は日本ではあまり馴染んでいませんが、ここ中国ではアメリカ式であり白・黒をハッキリさせるような手法を取っています。 まるで野球選手のような年棒契約であり、自分の価値に点数が付けられる瞬間です。 

一度、完全に中国の会社で自分の能力がどこまで通用するか試したい一心でこの1年取り組んできましたが、そこそこの成果も出ており評価の対象にはなっているようです。 自分でも、全て中国語で従業員300名を管理出来ているのが不思議に思えてくる時もあります。 さて中国の会社では通用したが、インドの会社で上手く行くのか不安要素は一杯です。 錆ついた英語を思い出し、ごまかしながらでもやり通すしかありません。 インドに赴任したら、直ぐに家庭教師をつけてヒンヂィ―語をマンツーマンで勉強するしかないなと思っているところです。 

<欧州経済が中国に与える影響>
欧州発の景気減速の波はじわりと世界に波及しています。 欧州向けを主力輸出先とする中国では株価が下げ止まらない状態が続いています。 上海総合株価指数は年初来安値を更新し、2009年3月以来の水準に下落している現状。 リーマンショック後に中国が追加緩和を実施したとき、効果が表れるまでに約3カ月かかった経緯があります。 今年6─7月に実施した緩和策は9─10月に効果を表してくるとみているが、それを経済指標で確認するにはさらに1─2カ月かかるとの見方も出ています。 中国の景況感が改善するにはしばらく時間が必要ではないでしょうか。 商品価格高騰も中国の追加緩和期待を後退させる要因であることは間違いありません。

アップル上海・南京東路店 世界に対する面子はあるが、全く内容が伴わず。

2012-08-27 06:00:00 | 日記
昨日は猛暑の中を上海市内のアップル専門店・南京東路店を訪ねてみました。 上海では3店舗の専門店がありますが、写真で見る限り見事なお店だったので、アイフォンのレンズの修理を兼ねて好奇心もありわざわざ訪問したしだいです。 10時の開店10分前には100人ほど列を作っていました。 新しい商品が出るのかと聞くと、この列は修理の必要な人だと言うではないか。 慌てて列の後ろの方に並びましたが、時既に遅しでした。 

待つこと延々と1時間半、やっと見てもらうことが出来ました。 気にもしていなかったのですが、夏の暑い時にシャツの胸ポケットにアイフォンを入れており、熱気と汗がレンズの裏面に水滴として付着し、そのまま乾燥してしまいレンズが曇った状態になったようです。 店員から、有償で元1580(19750円)かかると言われ驚いてしまいました。 未だ買って5カ月足らずなのに、こんな大きな修理費が必要なのか愕然としたしだいです。 どのくらい修理時間がかかるのかと聞くと、5時間位で出来ると言われました。 アップルの専門店では無く、他に安く修理出来るお店は無いのか聞くと丁寧に住所を教えて下さいました。 

待ち時間にアップルの店員の対応をじっと見ていて驚いた事がありました。 ユニフォームはブルーのTシャツに統一されていましたが、何と皆半パンツ姿で、何処かのビーチにでも行くような光景。 また女の子2人には刺青が入っているではないか。 1人の子は片足半分に刺青、もう一人の子には片腕に大きな刺青がは入っており、いろんな動物が踊っていました。 日本人的感覚から言うと、世界のアップルがよくもこんな子を採用したものだと驚くばかり。 アイフォンのカメラの調子が良ければ写真を撮っておきたかったところです。 

驚くような修理費で仕方なく帰りかけたのですが、ふと上海駅前にある不夜城(携帯電話の専門のビル)の事を思い出し、修理が可能か尋ねてみることにしました。 5~6フロアーが全て携帯電話に関係するショップばかりであり、アイフォンの修理店を訪ねてみました。 症状を説明し、少し見てもらったところ、これは簡単だと言われました。 レンズの交換で元380と言われ、元350(4400円)迄交渉し折り合いがつきました。 修理時間はわずか5分でした。 

1日かけて修理をした話ですが、いったいアップル専門店は何の意味が有ったのか? 高いばかりで何の意味も無く、世界に対する顔だけで内容が伴わないお粗末極まるお話でした。

よくよく考えて見れば、面子ばかりを重要視し内容が伴わない現在の中国を代表しているような話に似ているようにも思われました。 大きなビルばかり作り上げて世界に胸を張っていますが、ソフトが全く伴っていない悲しいお話だと言わざるを得ません。

今週の為替予想レンジ (8月27日~9月1日) 

2012-08-26 06:00:00 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円     78.00~79.20
>ユーロ・円   97.20~99.20
>ポンド・円   122.00~125.50

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
27日 独・8月IFO景気動向指数
28日 米・8月消費者信頼感指数
29日 米・Q2GDP<改定値> Q2個人消費<改定値> 7月中古住宅販売保留(前月比)
30日 NZ・7月住宅建設許可件数(前月比) 米・新規失業保険申請件数
31日 米・8月シカゴ購買部協会景気指数 8月ミシガン大学消費者信頼感指数 バーナンキFRB議長講演

<今週の予想>
今週も先週に引き続き、小粒な指標が多いようです。 24日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで5営業日ぶりに反落。 前日つけた7週間ぶり高値から下落しました。 欧州債務危機対策をめぐる不透明性から、ここ最近続いていたユーロ選好が低下したようです。

ECBの国債買い入れ期待のほか、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で連邦準備理事会(FRB)の追加緩和観測が高まり、今週はリスク選好が強まっており、そのうえでユーロはショートが解消されロングが積み上げられたことから、ここからの上値の伸びは限定的ではないでしょうか。

ユーロは今週上昇したものの、これまでの下落から反転して上昇局面が形成される可能性は低いと思われます。 ECBの国債買い入れは実施まで困難な道のりが予想されることや、ユーロ圏の成長見通しの弱さがユーロ相場の重しになるとの見方が出ています。 またFRBの追加量的緩和について、短期的に実施が確定したとはみるのは危険でしょう。

今週の大きな動きは、何と言っても追加量的緩和に関する手がかりを得ようと、31日のジャクソンホールでのバーナンキ議長講演に注目されるのではないでしょうか。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

筆者にとって8月31日は大きな人生の岐路に直面します。

2012-08-25 18:58:40 | 日記
8月は超繁忙期とは言うものの、休みも無く朝8時から夜11時迄毎日残業です。 筆者は夜8~9時で終わらせてもらっていますが、労働者にとっては大変な作業量です。 毎日、数人が辞めると言ってきているのも事実であり、現実の労働苦を辞表と言う形に変え訴えているように思われます。 正社員の離職をアルバイトでカバーしている状態ですが、基礎教育の出来ていない子をラインに入れてしまうと製品にバラつきが出来るのに頭を抱えています。 旧正月迄続くこの嵐のように降ってくるオーダーをどのように処理して行くか、考えると頭が痛くなりそうです。 この現状だけを見ると、中国の経済に暗雲が差し掛かっているような気配は無さそうに思えてしまいます。

8月31日は、いよいよ南通の新しい会社の社長に就任するか、インドの会社の社長に就任するか最終決定する日となりました。 南通の新しい会社は10月国慶節明けにはスタート、又インドの会社は12月スタートとなり、現時点で決定していることは9月末には上海を離れることになったことです。 大きな岐路に差し掛かり、筆者自身が良く分からなくなっているのも事実です。

インドに行ってみたいとも思いますが、今迄接したことが無い人種を1人でコントロール出来るのか一抹の不安もあります。 いろんな友人がインド情報をメールで送っていただいていますが、写真を見るだけだと吐き気をもよおすものが多く、また病気が蔓延している状況に驚かされるばかりです。 インドに行けば人生観が変わると良く聞きますが、写真を見る限りそうだと思いました。 後戻りは出来ない自分の人生なので、もう2~3日時間をかけて真剣に考えることにしました。

ギリシャが財政赤字削減目標の達成期限延長を求める可能性大。

2012-08-24 20:11:20 | 日記
<今夜から明日にかけての注目材料>
一番注目度が高いのは、ドイツとギリシャの首脳会談になります。
ギリシャが財政赤字削減目標の達成期限延長を求めると言われていますが、実際に実務者レベルでの話がどこまで進んでいるのか事前の情報がなく、どんな結果に終わるのか不透明感が強い状態です。 関連報道にはユーロ相場を中心に神経質に反応する可能性があります。

また独与党議員が ”ギリシャ救済プログラムの条件となっている財政赤字削減目標について、目標達成期間も中身についても再交渉する事は受け入れられない” との考えを示した事が伝わると1.252ドル台迄下落しています。

ギリシャ問題は不透明感が漂ったままで、解決に向けた糸口が見えない状態と言わざるを得ません。

ドル・円相場に直接作用しそうなのは米7月耐久財受注ですが、昨日の米主要経済指標の結果は無視されてしまっており、本日どれだけ材料視されるか微妙なところです。

FOMCの議事録から ”早期金融緩和も有り”。

2012-08-23 20:32:20 | 日記
<FOMCの議事録から>
22日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。 連邦公開市場委員会(FOMC)議事録から、経済が大幅に改善しない限りかなり早期に追加緩和を行う公算が大きいと連邦準備理事会(FRB)が判断していたことが明らかになりました。 ユーロは対ドルで7週間ぶり高値を更新。 円も対ドルで1週間ぶりに高値をつけています。

昨夜、公表された7月31日―8月1日のFOMC議事録では、順調な景気回復を裏付ける一連の経済指標が発表される前に会合が開催されたことから、メンバーから足元の見しに対し明確な不満の声が上がっていたことが示されています。 

<ユーロの動向から>
9月6日の次回欧州中央銀行(ECB)理事会でECBが欧州重債務国の国債利回り上昇を抑制する措置を発表するとの期待がここ数週間高まっています。 一部アナリストは、ECBがこういった措置を打ち出せばユーロはさらに上昇するとの見方を強めているようです。

ECBが周辺国債の買い入れを開始するかどうかが焦点であり、過去数週間ECBが 『ビッグ・バズーカ』 的措置を打ち出す可能性もあるとの見方から、ユーロにはややショートカバーが入っていました。 市場が織り込むユーロ崩壊の確率は低下しているとの見方もあり、ECBの対策で欧州債務危機への懸念は緩和され、投資家はこれまでに積み上げていたユーロのショートポジションを減らすことが予想されるとして、ユーロは今後3カ月間で1.27ドルまで上昇する見方もあるようです。 ただ、ECBが動くとの見方が強まっていることはユーロを支援する一方、ECBの決定が期待を裏切る結果になった場合の市場の失望感も大きいことを意味していると、やや慎重な見方を示す関係者もいるようです。

いろいろな見解が右往左往しているようですが、ユーロ問題は簡単に解決出来る問題ではなく、筆者はやはり9月~10月にかけて何かが起こるような気配を感じてなりません。

ギリシャの財政赤字削減目標の達成期限延長をめぐる問題。 要人発言に注意。

2012-08-22 19:18:41 | 日記
やっと上海にも秋を感じさせるような少し涼しい風が入ってくるようになってきました。 暑さによる疲れも少し癒されてきそうです。

<今夜の動きから>
東京市場のドル・円相場は79.10円台から79.30円台でのもみ合いに終始しました。 引き続き大きな方向感はありませんでした。 今夜は米国は中古住宅販売件数と米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がそれぞれ手掛かりになってくる見通しでしょう。

ただ、足元の米国では9月の量的緩和第3弾(QE3)導入観測が後退ぎみの状況です。 FOMC議事録については、これを覆すくらいFOMCメンバーが米国経済への懸念を強く表明し、緩和について積極的な姿勢を示していたことが明らかになるということでもない限り、31日のバーナンキFRB議長の講演待ちとムードになって相場の動きが限られる可能性があります。

このほか、欧州については引き続き欧州中銀(ECB)による問題国国債購入をめぐる問題や、ギリシャの財政赤字削減目標の達成期限延長をめぐる問題について、要人発言や観測報道がユーロ相場の波乱要因になると見られます。

当面、狭いレンジで推移しそうな相場展開となってきています。

ユーロ相場は今週のギリシャ・ドイツ・フランスの首脳会議に注目。

2012-08-21 17:54:12 | 日記
今夜も引き続きドル・円が方向感を見出せるような直接材料になりそうなものは見当たりません。 基本的には79円台での小幅な値動きを継続すると見られます。

一方、ユーロ相場については、スペイン国債入札や、週後半のギリシャ・ドイツ・フランスの首脳会談に向けた観測報道、欧州中銀(ECB)による問題国の国債購入再開についての思惑などが材料になってくると見られます。 国債入札の結果および関連の経済ニュースには注目です。 欧州株が堅調な中で、ユーロ・ドルが1.2380ドルのストップを巻き込むと急上昇。 1.2420ル付近まで値を伸ばし、これに連れてユーロ・円は98.60円台まで上昇しています。

欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れをめぐる思惑から、短期筋が買い戻しており、ストップロスを巻き込みながら上昇しているようです。 筆者週刊予想も今週は若干の円安に振れると記載させていただいていますが、22日のFOMCの議事録如何ではQE3観測が浮上し、再び円高に向かう可能性もありますので要注意です。

ドイツ連銀・ドイツ財務省、ECBから相次ぐECB国債購入計画否定発言。

2012-08-20 20:58:24 | 日記
毎日むし暑い日が続いています。 2日後には少し涼しくなるような予報も出始めておりやっと一息つけそうです。

<ユーロの動向から>
ドイツ連銀やドイツ財務省、ECBから相次ぐECB国債購入計画否定発言にユーロは軟調推移。 独財務相広報官が ”ECBが各国の国債利回りの上限設定を決めるいかなる計画も知らない” と語ったと伝えられました。

ECBによる債券購入計画には重大なリスクがあると認識していると伝わり、ECBが次回の政策委員会で各国の国債利回りの上限設定を決める可能性があるとの観測を後退させユーロ売りに反応しました。 ユーロ・ドル1.2353ドルから一時 1.2315ドルまで急反落。 ユーロ・円も98.27円から一時97.73円まで急落。

ECBも20日、 ”国債利回り上限設定の計画は理事会で議論されていない” と否定発言。
ECBがドイツ財務省やドイツ連銀の否定発言を受けて国債利回り上限設定の計画について否定発言。

メルケル首相がカナダで発表した内容とかなり食い違いが出ており、ドイツ議会の中でも意見が割れているのではないかと思わずにはいられません。

今週の為替予想レンジ (8月20日~8月25日) 

2012-08-19 15:18:29 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円     78.80~80.20
>ユーロ・円   97.00~99.50
>ポンド・円   123.00~126.50

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
20日 特に無し
21日 豪・RBA理事会議事録公表(8月7日分)
22日 米・7月中古住宅販売件数(季調済・年率) FOMC議事録公表(8月1日分)
23日 米・ 新規失業保険申請件数 7月新築住宅販売件数(季調済・年率)
24日 英・Q2GDP<速報値>(前期比) 米・7月耐久財受注(前月比)

<今週の予想>
今週も先週に引き続き、小粒な指標が多いようです。  17日のニューヨーク外国為替市場では、薄商いのなかユーロがドルに対して値下がりしました。 来週以降に向けて警戒感が広がるなか、前日の上げで利食い売りが出たとみられています。 ユーロは対円で一時6週間ぶり高値をつけたものの、その後は値を消しました。

前日は、ドイツのメルケル首相が、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の債務危機への戦略に支持を表明するとともに、欧州各国は財政政策の一段の統合に向けたプロセスを加速させる必要があると発言。 これを受けユーロが上昇。 ドルは円に対し上昇し5週間ぶり高値をつけました。 8月米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が改善し3カ月ぶり高水準となったことで値上がりが加速したようです。

市場では月末にジャクソンホールで予定されているバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が大きなイベントリスクとして注目されています。 また来週22日には、7月31日─8月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表されます。

FRBが量的緩和第3弾(QE3)に踏み切るとの見方が過去1カ月に高まり、実施確率の予想中央値は60%に達しているほか、次回9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で決定されるとの見方が大勢となっているようです。 可能性は無いとは言えないので、注意が必要でしょう。

今週は指標的には大きなものがないので先週に引き続きレンジ相場の様相となるのではないでしょうか。 22日のFOMCの議事録により、QE3が浮上するなら再び円買いに走る可能性があるので、80円を超えてドルが買われ続ける可能性は低いのではないでしょうか。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

ドイツ・メルケル首相からのコメント。 ユーロを維持は不可欠。

2012-08-17 10:31:41 | 日記
今日は工場が停電。 超繁忙期であり、昨夜オールナイトで今日の仕事量は終わらせました。 今日は久しぶりにゆっくり出来そうです。

<ドイツ・メルケル首相からのコメント>
ドイツのメルケル首相は16日、同国はユーロを維持する上でできることに力を注ぐ方針であり、ユーロを守るとするドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の最近の発言は、ドイツの考えと ”完全に一致” しているとの見解を示しています。

ドラギ総裁は7月26日、ECBはユーロを守るために責務の範囲内であらゆる手を打つ方針だと述べた。 その1週間後に開かれたECB理事会後の記者会見で同総裁は、財政難のユーロ圏加盟国の借り入れコストを引き下げるため、ECBは近く国債買入に着手するほか、他の非従来型措置を検討する可能性があるが、厳しい条件を伴う場合に限ると語っています。

カナダのハーパー首相と共同記者会見に臨んだメルケル首相は、ドラギ総裁の発言について、ギリシャ危機が始まった2年以上前から ”われわれが幾度となく述べてきたことだ” とし、 ”単一通貨を維持するために、われわれは全力を尽くす” と語っています。

また、ECBは ”われわれがずっと前から打ち出してきた見解と完全に一致” しており、国債買い入れの条件に関する決定は ”ユーロ圏にとって前向きな進展” だと評価した。

提案されている財政協定については、欧州の長期的な協力関係を確実にするために必要な政治的プロセスを推進する上で、正しい方向への第1歩だと指摘した。 だが、それだけでは十分ではなく、政策当局は安定協定の基準を満たしていない国に対し、介入の権限を拡大するなど強化案を検討していると、メルケル首相は説明しています。

さらに欧州には、ある程度の連帯が必要だとし、救済基金から支援を受ける国はその資金を今後より効率的に利用しなければならないと語った。 またわれわれが拠出した資金の全てが、そうした国々の競争力強化につながるとは限らないと言うことをこれまでに学んだと話しています。

ドイツは欧州危機に対する ”持続可能かつ長期的な解決策” を求めているとメルケル首相は述べ、ユーロ圏内では政治的責任の共有を一層進める必要があると主張した。 これらの問題の多くにおいて、われわれは正しい方向に向かっていると感じているが、明らかに事態は急を要しており、そのことを十分に承知していると首相は語った。

非常に綺麗にまとまった内容ですが、実際にドイツ国民が納得した上での発言なのか。 昨日、いろいろドイツの見解についての報道がありましたが、かなり違う内容のように思えました。 簡単に言いかえれば、借金の先送りであり緊縮財政に失敗した国は次のステップでは収集がつかないレベルになるのは明白でしょう。 ドイツの腹一つでユーロは大きく乱高下しそうな雰囲気です。

ドル・円相場 当面、80円超えは期待薄ではないか。

2012-08-16 23:32:31 | 日記
今日は終日南通へ出かけました。 筆者の為に準備してくれる新しい工場の下見ですが、いよいよ追い詰められて来たようです。 オーナーから全ての条件を呑むのでインド行きは諦めてくれと言われたところです。 どちらを選択したら良いのか全く分からなくなってしまいました。 今週中には結論を出さないとならないと考えているところです。

<ドル・円相場見通し>
ドル・円上昇の背景には米金利上昇はもちろんあるが、ベースにあるのは日本の国際収支の悪化ではないかと思われます。 円高は国際収支の悪化で終わったと判断しているが、ドル高に行くには米利上げなどを伴う必要があり、大きくみれば横ばい相場だと見るべきではないでしょうか。

実需面では79円手前に輸出企業がお盆前に置いたオーダーがあったが、それをこなした。 次に目立つのは79.50円付近からで、本格的に出てくるのは80円からだろう。 ソーサーボトムのターゲット値(79.50円前後)を達成する程度のことは可能ではないか。 ただ、これは小さいプライスパターンの話で、これを大きいプライスパターンにつなげていくには、6月初めの78円と今回の78円がダブルボトムにならないとだめ。 これを完成させるには80─81円を超える必要があり、ここまでいくとかなり本格的な底入れとなるが、今のところは80円の突破は難しい状況だと言わざるを得ません。