FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ギリシャ部分的債務不履行宣言で100円を切るか。

2011-09-13 06:00:00 | 日記
昨夜は中秋の名月。 上海でも澄み切った夜空に大きな満月が出ていました。 私が住む地区では夜遅くまで爆竹が鳴り響いていました。

さて、昨日の相場の推移を見ていますと、ユーロが10年ぶりに100円を割る可能性が現実味を帯びてきたように思われます。 ギリシャの債務不履行(デフォルト)が市場で意識されはじめた上、スイス中銀の通貨高抑制策でユーロからの逃避資金が円に向かいやすく、トレンドは完全に下向。 政府・日銀による円売り/ユーロ買い介入が期待できず、輸出企業の投げ売りが想定され、ユーロ・円の外堀は徐々に埋められつつある状態ではなかろうか。 債権国の銀行支援策を表明し始めたことは、ギリシャのデフォルトが現実味を帯びてきたことを意味し、具体的に何時デフォルトするのかが話題になりつつあるのは確かです。

9月中旬から下旬にかけて、ユーロ・円にはさらに売り圧力が強まると思うばかりです。 米国FOMC(20~21日)がどのような金融緩和策を打ち出してくるのかにより地殻変動を起こる可能性も秘めています。 既にユーロの買い材料は乏しく、ユーロ・円には一段の下値不安がくすぶる事は否定できません。 ただ、テクニカル的には、RSI(14日)が一般的に売られ過ぎとされる25%を大きく割り込んで、17%台まで低下している上に、95%の確率で値動きがバンド内に収まるとされるボリンジャーバンドの下限(105.84円)を大きく割り込んでいます。 テクニカル上はユーロ・円がいつ反発してもおかしくない状況にあると言えそうで、突っ込み売りは慎むべきかもしれません。