FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

週末は来週のFOMCに向け戦術の練り直し。

2011-09-17 17:13:54 | 日記
上海はこの1週間晴天続きで過ごしやすい日々が続いています。 読者の皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

さて今週を振り返ると円高色がやや強く、ドル円相場は週初の77.40円前後の水準から76円台後半へと値を下げる展開となりました。 週足は3週間ぶりの陰線となっています。 ただし、相変わらず76円台半ばでの下値も堅く、1週間かけて作りこんだ値幅、ザラ場の最大高低差は約1円02銭にとどまっています。 初秋のドル円相場で最大の注目イベントになっている米FOMCを翌週に控えた様子見ムードが積極的売買を手控えさせたとみられます。 木曜夜のニューヨーク市場では真贋不明の日銀レートチェック騒動でドル円が急騰する場面もみられ、本邦通貨当局の為替介入への警戒感もあって、77円台前半まで差し込むのには躊躇している感もありました。 ”勝負は来週” というムードが強い中、史上最安値までの空間が無い割にはなんとなく緊張感に乏しい、様子見色が強い1週間だったと言えます。

NY金相場も高値圏で保合い相場になってしまい、ドルと同じく来週のFOMCの行方を見ながら推移しているように思われます。

中国から話題を一つ :
中国客車統計信息網によると、同社が統計対象としているバスメーカー50社の8月の販売台数は前年同月比114.83%増の21600台だった。 中国の商用車販売は今年、国内経済の減速とともに低迷を続けているが、バス市場は一人勝ちの状態。

中国道路学会バス分会の余振清副秘書長は、道路渋滞や高速鉄道の最高時速引き下げなどの影響を受けて、大中型バス市場は新たな成長期を迎えたとの見方を示し、 ”今後はさらに大型企業による市場集約度が上がり、特に高級バスが新たな成長エンジンになる” と予測した。

筆者の勤務する会社の前は一級国道であり、走っているバスを見ると確かに最近の長距離バスは大きな変貌を遂げ、驚くような豪華さになりつつあります。 高速鉄道のスピードダウンが生んだ皮肉な現象と言えるのでしょうか?