<ユーロの動向から>
30日には、スペイン政府が2012年予算案の発表を予定しているほか、ユーロ圏救済基金に関する財務相会合もデンマークのコペンハーゲンで始まります。 こうしたイベントを前に、市場ではポジション調整の動きがみられたという。
目先は振れの大きい相場展開を予想する向きもあります。 債券市場では、イタリアやスペインの国債入札がおおむね底堅かったにもかかわらず、いずれの利回りも上昇したほか、低リスクとみられる独連邦債に買いが集まっています。
3月のユーロ圏の景況感指数は94.4となり、2月の94.5(改定値)からやや低下した。 業況指数もマイナス0.30と、前月のマイナス0.16から悪化した。 指標はユーロの圧迫要因となっています。
年度末のリパトリエーション(本国への資金還流)に伴い、円はおおむねしっかりで推移。
<再度、ユーロの債務リスクが拡大するとすれば何処か?>
・やはりギリシャという可能性が高いでしょうか。 来月後半以降に行われる予定の総選挙によって与党が敗北し、政局不安が強まることを警戒。
・次に、スペイン。 財政政策への反対や失業率の高さに対する不満からゼネストが頻発しており、こちらも不安材料となっています。
・ギリシャと同様に欧州諸国から支援を受けていながら、財政再建の進捗がさほどいいとはいえないポルトガル。
・そして支援を受けるまでは行っていないながらも、依然として深刻な財政問題を抱えるイタリア。
この数週間高値を追っていましたが、やはり簡単に解決出来る問題ではなく、果たして今後どのようになっていくのか、引き続き見て行く必要がありそうです。
30日には、スペイン政府が2012年予算案の発表を予定しているほか、ユーロ圏救済基金に関する財務相会合もデンマークのコペンハーゲンで始まります。 こうしたイベントを前に、市場ではポジション調整の動きがみられたという。
目先は振れの大きい相場展開を予想する向きもあります。 債券市場では、イタリアやスペインの国債入札がおおむね底堅かったにもかかわらず、いずれの利回りも上昇したほか、低リスクとみられる独連邦債に買いが集まっています。
3月のユーロ圏の景況感指数は94.4となり、2月の94.5(改定値)からやや低下した。 業況指数もマイナス0.30と、前月のマイナス0.16から悪化した。 指標はユーロの圧迫要因となっています。
年度末のリパトリエーション(本国への資金還流)に伴い、円はおおむねしっかりで推移。
<再度、ユーロの債務リスクが拡大するとすれば何処か?>
・やはりギリシャという可能性が高いでしょうか。 来月後半以降に行われる予定の総選挙によって与党が敗北し、政局不安が強まることを警戒。
・次に、スペイン。 財政政策への反対や失業率の高さに対する不満からゼネストが頻発しており、こちらも不安材料となっています。
・ギリシャと同様に欧州諸国から支援を受けていながら、財政再建の進捗がさほどいいとはいえないポルトガル。
・そして支援を受けるまでは行っていないながらも、依然として深刻な財政問題を抱えるイタリア。
この数週間高値を追っていましたが、やはり簡単に解決出来る問題ではなく、果たして今後どのようになっていくのか、引き続き見て行く必要がありそうです。