続・てんしん日記2022

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福島の子どもが助からなければ自分の孫も助からない

2013-02-17 09:19:00 | 反原発
 近所の公民館で小児科医の山田真さんの講座がありました。「放射能汚染とのつきあい方」第3回「多摩の小児科医として、そして、福島の子どもと向き合って」で、山田先生は「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表」で「八王子中央診療所理事長」です。

 3.11以前は、これからは3人のお孫さんと、バギーを使い、井の頭公園の年間パスを利用して散歩を楽しみにされていたそうです。震災以後は、福島の子どもたちの健康相談に赴き、「福島の子どもたちが助からなければ自分の孫たちも助からない」と断言され、福島が本当に大変な状況であることが想像されました。ご自分のお孫さんに特別何もしてないそうです。
 私だったら、避難できない状況であれば、避難できる人が避難する、などと自分中心に考えるのですが。

 福島では健康相談よりも生活相談の方が多いと話されていました。後半は放射能の影響を調べるための健康診断の項目についてお話されました。早めに見つけるために保険の適用外である健康診断が保険を適用できるようにしたいと運動も開始されたようです。初めて体験する原発事故、いままでの常識では計り知れないことが多く、行政もさらなる覚悟が必要で、市民として働きかけていかなければならないことがあると感じました。福島を忘れることはさらなる子どもの健康被害が起きることがよく理解できます。
 ヨウ素剤の配布について質問しましたら、チェルノブイリ以後ヨーロッパでは家庭に保管されているそうです。日本では自治体の保健所などにあっても意味がないとおっしゃっていました。福島では3か所で自主的に配布されたそうですが、あとで勝手に配ったと自治体から叱られたそうですが、危機管理とはその程度のようです。こちらも学んでいかなければこの程度のまま忘れ去られることに?

いただいた胡蝶蘭

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