いま勉強中の課題図書の1冊、新版「伝統食の復権」島田彰夫著(不知火書房)を読みました。
こんなことでもなかったら知りえなかったと思うと、いままで習った栄養素の勉強は何だったのでしょう。中学の時、「五大栄養素」とか得意分野だったのに。「栄養素信仰の呪縛を解く」と副題がついて栄養素から離れろといいます。
伝統食と聞いて「イワシ食べろ」の話かと思いきや、ヒトの食性の話でした。蚕が桑の葉を食べ続けるのを食性というと思うのだけれど、ヒトの食性が何と植物なのです。「雑食性」かはたまた多国籍料理?かと想像する身にはにわかには信じられないですが、南で発生したヒトは十分な植物に囲まれ、デンプンの消化酵素に優れた動物なのだそうです。北へ移動していったヒトは風土としては植物に恵まれず、長い期間をかけて動物を食する遺伝子へとかわっていったという。
これだけでもびっくりなのに、ヒトにとって離乳してからは乳は一切必要がない、に至ってはまあ!とただ驚くばかりでした。こんな重要な知識が手に入りにくいのはこれまたなぜでしょうか。
体が欲するデンプンをとらず、消化酵素が働かない北のヒトの食べ物をまねるようになり、栄養素信仰に縛られてから成人病が増え続けていると著者は警告しています。具体的には「ご飯とみそ汁をこれまでの2,3倍にして、おかずを3分の1に減らす」というものです。「よくかんで食べる」これがヒトの食性にもっとも近づく方法といいます。
この先、何を食べないかと考える上で明るい話題のように私には思えます。安全性が疑われる肉乳類を食べなくてもいいとは、何てラッキーなことでしょう。30品目食べろというのも無視できそうですし、食費を使わなくてもいい分あくせく働かないでもいいということかなあ、などと思っています。おすすめです。
こんなことでもなかったら知りえなかったと思うと、いままで習った栄養素の勉強は何だったのでしょう。中学の時、「五大栄養素」とか得意分野だったのに。「栄養素信仰の呪縛を解く」と副題がついて栄養素から離れろといいます。
伝統食と聞いて「イワシ食べろ」の話かと思いきや、ヒトの食性の話でした。蚕が桑の葉を食べ続けるのを食性というと思うのだけれど、ヒトの食性が何と植物なのです。「雑食性」かはたまた多国籍料理?かと想像する身にはにわかには信じられないですが、南で発生したヒトは十分な植物に囲まれ、デンプンの消化酵素に優れた動物なのだそうです。北へ移動していったヒトは風土としては植物に恵まれず、長い期間をかけて動物を食する遺伝子へとかわっていったという。
これだけでもびっくりなのに、ヒトにとって離乳してからは乳は一切必要がない、に至ってはまあ!とただ驚くばかりでした。こんな重要な知識が手に入りにくいのはこれまたなぜでしょうか。
体が欲するデンプンをとらず、消化酵素が働かない北のヒトの食べ物をまねるようになり、栄養素信仰に縛られてから成人病が増え続けていると著者は警告しています。具体的には「ご飯とみそ汁をこれまでの2,3倍にして、おかずを3分の1に減らす」というものです。「よくかんで食べる」これがヒトの食性にもっとも近づく方法といいます。
この先、何を食べないかと考える上で明るい話題のように私には思えます。安全性が疑われる肉乳類を食べなくてもいいとは、何てラッキーなことでしょう。30品目食べろというのも無視できそうですし、食費を使わなくてもいい分あくせく働かないでもいいということかなあ、などと思っています。おすすめです。
雑穀やら豆やら、そういうものが大事なんですね。
それで連想してしまったのが、“蚊”のこと。
蚊は血を吸いますが、どうも以前(といったって相当昔のことでしょうが)は花の蜜などを吸っていたらしいんです。
けれど、動物の血のほうが卵(子孫)をたくさん産めることを体得(?)して、吸血するようになったとか。
人間も“蚊”化してしまったんでしょうか。
さて、Facebookのコメント、ありがとうございました。ところが、その箇所に入っていけない未熟者。とほほ……。こちらのほうが、馴染みがありますね。
この本の感想を書かなくてはなりません。専用のusbを使ってです。ハードルいろいろ高いです。
Facebookの写真のところにコメントしたような、、、。でもやはり行方不明です。