続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
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経産省前へ

2011-11-06 08:01:00 | 反原発
 4日午後から少し時間ができたので通産省前に出かけてきました。福島組が10人でマイクロバスで日帰りするという情報と、玄海原発が再開されたニュースが流れたこともありました。遠方にいる人やお店をしていて来られない人(かつての自分のこと)の分です。

 九電前抗議デモが終わり、福島組が一人ひとりスピーチしているところでした。武藤類子さんはお母さん同行でみえていました。人前で話すことが苦手だという人々もどんどん上手になっていきます。「全国の女たちの座り込み」組は、受付でカンパをして都道府県名と参加者名を書くと黄色のリボンと小さな布製袋を配っていました。紺色とオレンジ色です。紺色をもらいました。

 札幌から座り込みに来ている人は3,000人の福島の子どもたちを受け入れた話をしました。旅費は全部知事直轄で支払われたこと(泊原発再稼働を許したあの知事が!)、3歳の子どもが放射能用語を使っていたこと、土を持ち帰ると袋に入れた話。

 その一行を引率した若いお父さんは家族バラバラになって一人福島にいて「娘に会いたい」と叫んでいました。サンパウロから夫を置いて運動に参加した人は、もう一度地震があったら日本はなくなると心配していました。

 eシフトの武村英明さんがかけつけ、アイリーン美緒子スミスさんたちが司会などをしていました。国分寺のSさんは杖をつき、若者の討論に答えていました。埼玉から88歳の女性が毎日座り込みに通っているそうです。

 あちこちサイトをのぞくほどに、玄海原発はプルトニュウムを使う誰も試したことがない危険なものということがわかってきて、暗い気持ちになるばかりです。それでも1人で九電前に座り込みを始めたという女たちの話が伝わってくるのです。