先ず始めに断っておくが、あくまでも見本であり、お手本にするには憚られるという意味での悪い見本である。
教育者を自称する方のツイートが多くの"リツイート"と"いいね"がつけられており、その内容と反応に当初は驚愕したが、リプライは批判的なものが殆んどで少し安堵もしている。
従ってこの教育者が教育者の鑑であるか否かの判断ではなく、日教組を中心とする界隈、所謂パヨク的、土下座的、自虐的な戦争の捉え方の見本という意味でもある。
では詳しくツイートを見てみよう。
中川均氏のツイート
『日本人は礼儀正しく優しい民族だから南京虐殺なんてしないはずだと感じる人は多いらしい。しかし日本軍は兵站を軽視し、食糧の輜重隊を伴わない軍隊だった。喰うためには部隊ごとに食糧を日々「調達」しなければならなかったし、ましてや捕虜を養う輜重などあるはずもなかった。盗賊と同じレベルだった』
要約すれば、『戦争を知らないくせに、日本人の印象だけで南京大虐殺は無かった、などと言うな、当時の軍隊は盗賊と同じだぞ。』である。
先ず目に止まるのが教育者だけあってあまり聞き慣れない『輜重』の語を使って若者との知識の差で信頼感を高めている点である。兵站ぐらいは知っていても輜重までははあまり目にしない。Wikiに次のような解説がある。
【兵站】
戦場で後方に位置して、前線の部隊のために、軍需品・食糧・馬などの供給・補充や、後方連絡線の確保などを任務とする機関。その任務。
【輜重】
「輜重兵(しちょうへい)または輜重兵科(しちょうへいか)は、大日本帝国陸軍の兵科の1つ。 兵站を担当した。 輜重の輸送を行う雑卒である輜重輸卒(後に輜重特務兵と改称)たちを警備し、管理・統制するのが輜重兵であったが、帝国陸軍内部でも「輜重兵」と「輜重輸卒」の区別が明確に認識されていなかった。」
簡単に言えば食糧を中心に物資の輸送を担当する部門である。輸送とその警備の不明確さが後に批判されるようである。
やや批判的で嘲笑うかのようなリプを送った人がいる。さぞや頭にきたのだろう中川氏は直ぐに返信している。
ネコヤマ氏リプ
『輜重が師団編成にあったことも知らないようで。軍隊に会計がいたことも知らないようで。
"兵站軽視の極端な例に普遍性を持たせる"のが戦後の戦争語りだった。この影響をモロにうけた世代が今や老人となった。』
中川氏返信ツイート
『そんなの当たり前のことだ。近代の軍隊編成に輜重を考慮しない軍隊などあり得ない。ところが個々の作戦においては兵站を考えず、一途に猛攻して占拠しようとしたのが旧帝国軍だった。個々の作戦で兵站が充分に考慮されていたら、あんなことにはならなかった。これ常識。』
ネコヤマ氏の指摘『兵站軽視の極端な例に普遍性を持たせる』は戦後の戦争語り、つまり、
「悪辣な日本軍」=盗賊=「兵站無視」であり、
慰安婦=南京事件=盗賊=『侵略戦争』と全てが
この『侵略戦争』を導き出す普遍性なのだ。
改めてもう一度中川氏のツイートを続けて表記する。
『日本人は礼儀正しく優しい民族だから南京虐殺なんてしないはずだと感じる人は多いらしい。しかし日本軍は兵站を軽視し、食糧の輜重隊を伴わない軍隊だった。喰うためには部隊ごとに食糧を日々「調達」しなければならなかったし、ましてや捕虜を養う輜重などあるはずもなかった。盗賊と同じレベルだった。
そんなの当たり前のことだ。近代の軍隊編成に輜重を考慮しない軍隊などあり得ない。ところが個々の作戦においては兵站を考えず、一途に猛攻して占拠しようとしたのが旧帝国軍だった。個々の作戦で兵站が充分に考慮されていたら、あんなことにはならなかった。これ常識。』
冒頭の写真がどうしても盗賊に見ることが出来ないのは私だけではあるまい。
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