天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

反日の構造

2018-06-10 07:10:42 | 時事


『親の稼いだカネでパチンコ大勝ちした人』
そんな縮図を描いてしまう。

国からの助成金で映画を何本も作りその中の「万引き家族」がカンヌのパルムドールという最高賞を受賞した。

日本映画に然程魅力を感じない私は個人的にはモンドセレクション受賞の方が魅力を感じる程度である。

従ってこの是枝監督の素晴らしさは理解出来ないためその行いだけを見て判断する術しか持ち合わせていない。

彼を信奉するファンには大変申し訳ないが映画や人格に対する誹謗中傷ではない事を始めに申し上げておく。

助成金を貰い映画を作り最高賞を正装で受賞しておきながら、国からの労いは辞退し、朝日系列ニュース番組の解説の仕事は進んで受けるという態度は余りにも礼を欠いた日本人だと感じる。

公権力とは距離を置くとの姿勢は現在の政権と対峙するメディア権力のそれに極めて酷似している。

日テレの清水潔にも似たものを感じる。


この構造自体が現在杉田水脈議員がメスを入れた大学教授の科研費と同じであろう。
日本という国家観は欠落し、助成金で政府批判を繰り返すのである。

結果だけを見るならばそれは日本人がパチンコの収益で北の核ミサイルを完成させ、日本にその照準を合わせるという戦後レジームの集大成を見ているようだ。

戦後レジームとは自らリストカットや髪の毛を毟る自傷行為を繰り返す状態に他ならない。つまり、反日日本人による国家解体なのである。

足立康史深夜の果し状

2018-06-10 05:43:00 | ツイッター




自民党の杉田水脈衆議院議員が山口二郎氏の科研費を問題にしてから一か月以上が経過し、その間、私が尊敬する細谷雄一先生をして「日本で政治学を研究するということ」と題するコラムを書かせる等お手を煩わせ、更には、「正論」6月号に「大学政治偏向ランキング」なる記事が掲載されるに至りました。

もちろん、政治家が国家予算の使途を厳しく調査し問い質していくことは大事なことです。しかし、山口二郎氏に支給されてきた科研費を批判の対象にした杉田水脈議員のやり方は、豊中市の木村真市議が森友学園を「右翼カルト学園」と批判したのと大して変わらないレベルである、そう断じざるを得ません。

私が杉田議員の追及の仕方を批判するのは、彼女が国民感情に訴えることだけを優先し、科研費の中でも人文社会系の学問、特に政治学研究に対する国民の“誤解”を煽っているように見えるからです。細谷先生が「文系の学問は不要」「政治学は役に立たない」といった誤解に懸念を表明されている通りです。

まず、科研費(直接経費、新規+継続)は昨年度で総額1,584億円、うち人文社会系は全て合わせても210億円に過ぎません。医学等生物系に619億円、化学等理工系に490億円、情報学等総合系に264億円。人文社会系は。件数では2割超ですが、配分金額では、なんと13%に過ぎないのです。

更に、研究者間の分捕り合戦の対象となる「競争的資金」は、科研費だけではありません。理工系の分野には、科学技術振興機構(JST)928億円、日本医療研究開発機構(AMED)646億円も配分されました。それらを含めれば、人文社会系に流れた競争的資金は、全体の7%程度に過ぎないのです。

ところが杉田議員らは、山口二郎氏に流すカネがあるならiPS細胞の山中伸弥所長に配るべきだと煽る。私は、仮に山口氏への科研費の使途に問題があっても、山中氏の研究資金が足りてないとしても、それは審査の問題であって、社会科学への配分額が過大だというのは印象操作に過ぎない、と思うのです。


では、その科研費の審査体制ですが、本当に、山口二郎氏をはじめとする日本政治学会の仲間内でお手盛り式に分配されてきたのでしょうか。文科省が学会に分配を丸投げしてきたのでしょうか。私は、諸文献をあさり、実際の審査委員の名簿まで確認しましたが、まったく、そういう事実はありませんでした。

科研費の配分審査の基本的な考え方は、文科省の科学技術・学術審議会が決定する「科学研究費助成事業の審査の基本的考え方」をベースに、独立行政法人日本学術振興会の科学研究費委員会が決定した審査規程等に則り、同委員会の各部会が配分審査を行います。問題があるなら、これを批判すべきなのです。

繰り返しになりますが、国会議員が国家予算の使途を厳しく調査し問い質すことは大事です。しかし、政策の個々の“利用者”を取り上げて批判するのは、国会議員として下の下の手法です。個別に問題が起こっているのを発見したら、その原因は何なのか、その本質は何なのか、追及することこそが肝要です。

それから、人文社会系で数億円規模のテーマは、山口二郎代表の「グローバリゼーション時代におけるガバナンスの変容に関する比較研究」の他に、最近だけで10本もの研究テーマが見つかりました。杉田議員も規模を問題にするなら、これら全てを調査対象にしなければ本質を見失うのではないでしょうか。


・経済格差のダイナミズム : 雇用・教育・健康と再分配政策のパネル分析 樋口美雄 慶應義塾大学商学部 3億1千万円
・知識と技術の世代間伝播の霊長類的基盤 松沢哲郎 京都大学霊長類研究所 3億4千万円


・人口減少社会における経済への外的ショックを踏まえた持続的発展社会に関する分析 馬奈木俊介 九州大学工学研究院 4億4千万円
・グローバリゼーション時代におけるガバナンスの変容に関する比較研究 山口二郎 北海道大学 4億5千万円


・少子高齢化からみる階層構造の変容と格差生成メカニズムに関する総合的研究 白波瀬佐和子 東京大学人文社会系研究科 4億5千万円
・言語と利他性の霊長類的基盤 松沢哲郎 京都大学高等研究院 4億7千万円


・多様な個人を前提とする政策評価型国民移転勘定の創成による少子高齢化対策の評価 市村英彦 東京大学大学院経済学研究科 4億8千万円
・長寿社会における世代間移転と経済格差: パネルデータによる政策評価分析 樋口美雄 慶應義塾大学商学部 5億6千万円


・経済危機と社会インフラの複雑系分析 矢野誠 京都大学経済研 5億7千万円
・世代間問題の経済分析:さらなる深化と飛躍 高山憲之 年金シニアプラン総合研究機構 6億円
・格差の連鎖・蓄積モデルからみたライフコースと不平等に関する総合的研究 石田浩 東京大学社会科学研究所 6億1千万円


例えば、政府の審議会等で重責を担う慶應義塾大学商学部の樋口美雄先生は、5億6千万円プラス3億1千万円で合計8億7千万円。数千万円規模のものを含めれば、もしかしたら10億円を下らないかもしれません。私は全く問題ないと思いますが、杉田議員は、この中身を同じように精査したのでしょうか。

最後に、私が、極左の辻元清美衆議院議員だけでなく、自民党の青山繁晴参議院議員や杉田水脈衆議院議員らを執拗に批判する理由を書いておきます。まず青山議員については、純粋に、安倍総理の邪魔をしないでくれ、ということだけでした。これは『足立無双の逆襲』に詳述しましたので是非お読み下さい。

そして杉田水脈議員については、維新や都構想を批判したからだろ、とか、ネットで人気あるから嫉妬してるんだろ、とか書かれていますが、全く違います。天下の自民党、官僚として21年仕えた自民党に、杉田水脈衆議院議員のようなアホな国会議員が所属していること自体が、どうしても許せないのです。

私は辻元清美議員のことを悪人だと思っています。それに比べれば、杉田水脈議員は大したことありません。まあ、敢えて煽って言えば、単なるアホです。しかし、万年野党の“悪人”と与党自民党の“アホ”とを比べたら、自民党の“アホ”の方が社会的には害悪になります。
杉田先生、反論をお待ちしています。