佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

にいがた祝祭コンサート2007

2007年04月01日 23時28分49秒 | クラシック

 

 30日の演奏会です。

 

 

 当日は15時集合でしたが、

仕事の都合でリハの始まる16時に合流。

ステージで順に沿って合わせる。

さくさくと進みましたが、

いやー、プロって大変だなと。

昨日の練習と今日の練習、あとどれだけあったのか

分かりませんが、ほんの少しの合わせで、

指揮者のやりたいことを探り、指示を受け、

本番にギリギリ間に合わせる作業。

去年の長岡の時も思いましたが、

リハの段階では正直それほどの演奏ではないのですが、

完全に本番に照準を合わせて練習するわけですね。

そして感じたのが、

オーケストラの完全な中央集権。

というか、一応楽器ごとの地方分権はあるのですが、

音楽については指揮者が完全に掌握するこのかたち、

普段合唱をしていると、色々な意味で非常に新鮮です。

 

 

 リハを終えて楽屋(というか隣の劇場自体が大きな楽屋)で弁当を食べ、

結構待ち時間がありました。

僕は体調が悪かったので、あまり動かずじっとしていました。

 

 

 直前に少し声出しをして、いざステージへ。

最初はワーグナー「ローエングリン」より第3幕の前奏曲を聴き、

そのまま「婚礼の合唱」。メンデルスゾーンと並んで有名な曲です。

実は、大合唱でありながら、このホール、非常に良い。

この辺は改めて書きますが、

アンサンブルが十分出来るんですよね、この人数でも。

隣の声だけでなく、自分のパートや周りのパートも良く聴こえる。

上手く滑り出せたと思います。

 

 

 休憩を挟んで、今度はビゼーの「カルメン」より。

前奏曲を聴いて、次が新潟市ジュニア合唱団の「兵隊さんと一緒に」。

これも改めて書きますが、ジュニアの子らはフランス語を

暗譜して歌っていました。舞台慣れして落ち着き払った

子供らに、今日のMVPをあげたいくらいでした。

そして「恋は野の鳥」。森山京子さんが客席から登場。

演技でもって聴衆にかけたり、指揮者にかけたり、

祝祭ならではの、良い意味での”遊び”がありました。

盛り上がってその流れで「闘牛士の歌」。

これは聴衆から手拍子が出ました。

この2曲は盛り上がりましたね。

間奏曲を挟んで、第4幕から2曲。

いやー、カルメン楽しいですね。

合唱の出来も良かったと思います。

 

 

 最後のステージはベートーヴェンの第9より第4楽章。

オケの演奏もリハとはうって変わって締まった演奏。

合唱も良かったのではと思います。

個人的にはフラフラでしたが、

非常に聴衆、演奏者で作った、良い意味での

エンターテイメント性の高いコンサートでした。

 

 

 ビュッフェで簡単なレセプションがあり、

出席して帰宅しました。

ミーハー気分を抑えていましたが、

高橋薫子さん、小柄で可愛いですね(笑)。

良い意味で歌い手らしくなくて素敵でした。

ヴァイオリンで出演した鍵冨弦太郎さんが

非常にイケメンでしたね。僕はお父さんのラジオを聴いていたもので。

舞台裏でそのお父さんとすれ違って一人テンション上がりました(笑)。

そう、あと朝岡さんの司会も手馴れたものでした。

りゅーとぴあ満員の聴衆の中で歌えたのは幸せな体験でしたね。

後ろにも聴衆がいる経験はなかなか無いので。

 

 とにかく、色々思うことはありましたので、

折に触れて書いていきたいと思います。

 


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