佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

第6回新潟古楽フェスティバル

2010年09月19日 02時04分02秒 | 合唱
 
 終了しました。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。
そして運営面でご尽力頂いた方々にもお礼申し上げます。
 
 
 今回ヴォーカルアンサンブル・ルミネで歌ったのは、
 
 オープニング(全員合奏)での
「主よひとの望みの喜びよ」(J.S.バッハ)、
第1部にて、J.S.バッハのカンタータ
「われらが神は堅き砦」BWV80より1曲目の合唱、
第1部エンディング(全員合奏)にての
「勝ち誇った愛」(G.ガストルディ)
第2部にて、H.パーセルの「ディドーとエネアス」より
『私が地に横たわるとき』、
第2部エンディング(全員合奏)にての
「愛の竪琴にのせて」(T.メールラ)
 
 でした。
オープニングは毎年恒例、
ガストルディも昨年歌っており、
パーセルは数年前にオペラ自体を上演(合唱指揮)して、
この曲とメールラの曲はソプラノソロがメインなので、
合唱メインの曲としてはカンタータの1曲(6分弱)
のみでした。
 
 
 バッハは個人的にスリリングな演奏でしたが
(リハでミスっていたため。。)、
本番はまずまずだったと自己評価。
ただ、もう少し様式に沿った歌い分け、
自由さが出れば良かったかなと反省。
スリリングというのは、昨年のモテットもそうでしたが、
基本一パート2名なので、責任重大。。。
ただその分、バッハにますますハマりそうです。
ドイツ語の練習も含めて、カンタータとか受難曲の
バスソロのレチタティーヴォとか個人的にやりたいなと。
 
 
 ということで空き時間も多かったのですが、
コンチェルトさんのCD販売や
スタジオAでは珍しいビュッフェ(本当は普通に頼めるらしい)、
恒例のものに加えて、
少し所用を足しつつ、客席で聴きつつ、でした。
第2部のチェンバロ4台の演奏は、
新潟古楽フェスティバルならではだと思います。
 
 
 客席でヴァージナルやチェンバロの音を聴きながら、
当時の時代に思いを馳せていました。
現代の楽器に比べ圧倒的に音量が小さい、
リュートとかもそうですけど、音が減衰していく感じは、
そういう音感覚、当然ですけど、
テレビも車も電化製品も無い、
一般的な家なら照明も蝋燭とか小さく簡素なものでしょうし、
こういう空間は現代の人間にとって、
逆に贅沢で貴重な場だと思いながら聴いていました。
 
 
 逆に言えば、バロックから古典、ロマン派への流れというのも、
作曲家の在り方や演奏家の在り方を考えれば、
ある種の必然だったとも思いながら、
どの時代の音楽にも接することの出来る現代人は幸せだと。
 
 
 そして、
お借りしておきながら、
今までなかなか手を付けられなかったことにも。
 
 
 リュート。
 
 
 お借りしていた方にお詫びしつつ、
改めて少しレクチャーを受け、またお借りしました。
ここに書いたので、
ちゃんと家で練習したいと思います。
まずは弦を張り替えないと。。
 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今年も新潟古楽フェスに参加いただき、ありがとう... (MrBach1954(林豊彦))
2010-09-19 22:52:02
今年も新潟古楽フェスに参加いただき、ありがとうございます。
カンタータでは後ろからよく声が聞こえてきました。
バロック時代は「歌の時代」、ソロも合唱も欠かせません。
ベルサイユの音楽もヴェルサイユピッチでいつかやりたいので、フランス語の勉強もお願いします。リュリやシャルパンティエの音楽はすばらしいですよ。

「カンタータとか受難曲のバスソロのレチタティーヴォとか個人的にやりたい」とはすばらしい。私は一足早く、去年から八百板教室発表会で始めましたよ。まずは受難曲・ミサのバス独唱の完全制覇を目指しています。先月の発表会では「バッハ以前」がテーマだったので、シュッツのバス独唱にしましたけれど。

来年も新潟古楽フェスをよろしくお願いします。
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>MrBach1954(林豊彦)様 (tek310)
2010-09-21 00:58:44
>MrBach1954(林豊彦)様
 コメントありがとうございます。こちらこそ大変お世話になりました。フランス語、そうですね、、、合唱曲で歌っていはいますが、なかなか難しいですね。でもシャルパンティエとか華やかで、やってみたいです。
 ソロ、先を越されてますね(笑)。すごいですね。自分も頑張らないと。。。マシになったら使ってやって下さい(笑)。シュッツもじっくり取り組んでいきたい作曲家です。またよろしくお願いいたします。
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