佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

ラーメンズ小林賢太郎ソロコントライブに行く~今年の締めくくり~というブログを書く予定がちょっとした親

2005年12月29日 00時25分25秒 | 日記・エッセイ・コラム

 トラブル続きの12月でございます。

 

 上越へ帰る際の大ミス、

ネットに接続できない1週間、

外れてしまったライブの抽選、

2年ぶりの風邪、

停電、

メールトラブルで3日分のメールが消えてしまう。

 

 そして今日。

(書かないと気が済まないので全部書きます。

非常に長いです。ごめんなさい。)。

 

 仕事納めの日。

仕事を終え、チケットは持っていなかったが、

来れなくなった誰かから買うつもりで(Sold Outなので)、

ラーメンズ小林賢太郎のソロコントライブに

りゅーとぴあ劇場へと向かう。

 

 職場に程近い、近道。田んぼ中の道。

普段はぎりぎりすれ違えるくらいだが、

雪のせいですれ違うのが困難な道。

距離にして全300メートルくらい。

3分の2くらい走り終わっていたところ、

待ってればいいのに、とある軽自動車が向こうから来る。

こっちが明らかに先に走っているのに。

向かい合う車。

しかし向こうは避けるそぶりも見せない。

止む無く、親切心を示し、

僕が脇に避けることに。

 

 これが悲劇の始まりだった。

 

 大体もうお分かりかと思うが。。。

軽が悠々と脇を通り過ぎる。

便乗してもう1台通り過ぎる。

さて出よう。

 

「ヴぃーーーーーん」

 

 いやな音。

タイヤが空回りする。

あわててバックする。

 

「ヴぃーーーーーーん」

 

 またまたいやな音。

空回りする。

前に、後ろに、アクセルを踏む。

むなしく響く空回りの音。

 

「んも゛ーーーーーーっ!」(心の声でなく実際に出した)

 

 はまってしまった車。

出られない。

車内で怒り心頭。

しかし、問題の軽自動車はもういない。

何に怒りをぶつけたらいいんだ、という気持ち。

一人田んぼの真ん中に取り残される。

 

 外に出て車の様子を見る。

右の後輪以外、はまってる感じ。

マットを敷いたり、雪をどけたりして再びアクセルを。

しかし、暗闇に響く空回りの音。

この音、相当腹立つ。

 

 すると車が近づく。

中から人が。

 

「押しましょうか?」

 

 いやー神様に見えたその人。

わらをもすがる思いでお願いする。

前で押してもらい、バックで出そうとする。

しかし、所詮は一人の力。出ない。

スコップで一緒に雪をどけてくれたが、

効果なし。

 

「出ませんねー。近くのスタンドにでも行った方がいいのでは」

 

 スタンドの電話番号も分からないので

(というか、携帯自体を持ってない俺。

こういう時は、本当に不便です)、

その人にはお礼を言って、さようならをする。

また一人で途方にくれる。

 

 するともう1台車が来る。

しかし、

 

「拾う神あれば捨てる神あり」(逆だけど)

 

 その車、ハザード出して途方にくれて立ち尽くす

僕の横を、何事も無いように普通に通り過ぎて行った。

 

 人の優しさと冷たさを同時に知る僕。。。

 

 車を置いて、歩く。超寒い。凍ってるし。

幸い、職場が近い。助けを求め駆け込む。

しかし、近くにいたのは一人だけ。

しかもうちの職場のVIPを待っている最中。

事情を話す。車庫へ行ってワイヤーなど探すが、

適当なものが無い。

助けを求め僕の所属課に電話する。

そう、うちの課の車庫には、

トラックや四駆や重機が並んでいる。

引いてもらえれば。。。

しかし、電話に出たのは事務屋の別の係の上司。

運転できる人が誰もいない。

そう、この時期なら必ず大抵誰かいるのだが、

よりによって仕事納めの日。皆早々に帰宅。

あきらめて、とりあえず近くにいたその人と現場へ。

 

 スコップやらマットやら持って行ったが、

結局動かず。というか、どんどん深みにはまってるし。

再び職場へ帰る。

携帯を借り、仕方なくJAFへ電話。

しかし、この雪で皆出払っていて、2~3時間かかるとのこと。

とりあえずお願いだけしておく。

 

 その間に別の方法。

市内の車屋に電話。

1件目、男衆がいないと断られる。

2件目、一応行ってみると了解を得る。

 

 職場の人に近くまで乗せてもらい、

そこでお礼を言い、一人現場へ戻る。

待つこと数分、到着。

大きい車。車を載せて運ぶため(1台)の車。

バックで狭い道をゆっくり入る。誘導。

到着して状況をみてもらう。

そして、ワイヤーを出し、僕の車の後部につける。

そして車から、車を引くためのワイヤーがゆっくり。

ちょっと時間がかかる。

勿論外で待つ。何も出来ないけど。

咳が出る。直ってない風邪にしみる寒さ。

 

 繋ぎ終わり、ワイヤーを戻す。

ういーんという音とともに引っ張り始める。

車はニュートラルへ。しかしピクリとも動かない。

 

「動けーーーーーーっ!」 (祈りの声)

 

 数分後、ピクリと動く。

「動きました!」車屋に報告。

巻き続ける。少しずつ動く。

僕は車に乗り、ハンドルを固定。

少しずつ動く。

 

 そして10分後くらい、

車がとうとう脱出に成功。

車屋に見てもらい、慎重にバックし、

体勢を整える。

 

「ありがとうございました!」

 

 お礼を言う。助かった。

しかし、気になる問題が。

 

「いくら支払えばいいでしょうかね?」

 

車屋さん、少し考えて、

 

「じゃあ、1万円で」

 

「うそーーーん」と心でつぶやく。

JAFに聞いた際も、1万~1万5千円と言われた。

もう少し安いかなと思っていたので、ショック。

というか、「じゃあ」って何だオイ。

でも当たり前か。こんなもの、大体でしか値段つけられない。

 

 財布を見る。

足りない。。。。

 

「すいません、8千円しかないのですが。。。」

 

 車屋のおやじ、「じゃあそれでいいよ」と。

僕、「ラッキー」と思ったその後、

 

「じゃあ、5千円しかないと言ったら、5千円だったのか?」

 

素朴な疑問。しかしそんな状況ではない。

有り金8千円を支払い、お礼を言って終了。

 

 事件発生から1時間半。

ライブを諦めとぼとぼ帰る。

寒い。コンビニでJAFに電話。キャンセル。

暖まるためコーヒー他を買う。

レジへ。

 

「あっ」

 

 お金が無い。。。

慌てておろす。いやはや悲しい。

 

 ふてくされていたので、本屋へ行く。

その帰り、車へ行くと、車に白い斑点が。

雪かと思って近づくと、鳥のフンだった。

 

 「うそーーーーん?」

車全域に鳥のフンが。明らかに集団フン。

というか、この寒空に鳥?????

明らかにおかしい。

でも本当なんです。本当にフンが車に。

ここまでついてないかと、凹む。

 

 そう、これぞまさしく、ウンの尽きだった。

(おあとがよろしいようで)


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