佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

演奏会に行ってきた(つもりになりました)Vol.2

2005年11月03日 12時39分06秒 | クラシック
 昨日の話です。

 プロフィール直しました。
詳細に書きました。
いろいろな人が見てくれているので、
身分が少しでも分かるようにということです。
まだ手直ししますが。

 2日は、梯剛之さんのピアノリサイタルがあり、
行きたかった。。。CDを聴いて行ったつもりになろう。
が、、、

「。。。。。。ない。」

 彼のCD、持ってません。
止む無く別のCDを。

 今回のリサイタルはオールシューベルトプロ。
実は以前一度、リサイタルへ行った事がある。
モーツァルトが良かった。
ただ、彼の音、絵で言うと水墨画のようで、
若干色彩感に乏しい感じがした。
これ、安易に全盲と関連付けたくはないが。
でも、繊細な美しいタッチ。
シューベルトと絶対相性がいいはず!
だから行きたかったのだが。

 ソナタのCDはなかったが、
幸い、「楽興の時」op.94と
「4つの即興曲」op.90はあった。
ピアノは、Paul Badura-Skoda。著名なピアニスト。

 うーん、いいね。好きです。 
一言で言うと、シューベルトのピアノは素朴。
歌曲やピアノという小さな限られた世界こそ、
シューベルトの持ち味が発揮される。
彼のメロディー、本当に美しい。
華やかさはないが、昔のサロンとかの
規模にぴったりの作品。

 なんといっても好きなのが、
「4つの即興曲」のNo.3、Ges-dur。
美しいメロディーが、下パートの
さざ波のような動きで彩られ、そこにのって
紡ぎだされる。至福。

 やっぱり、梯さんのピアノで
シューベルト聴きたかったな。

 と聴いていると、報道ステーションの特集で、
全盲のピアニスト、辻井伸行さんが
取り上げられていた。タイムリー。

 全盲というのは、おそらく相当なハンデに
なったと思うが(楽譜が見えないって本当に大変だろう)、
聴き手にとってはそんなことが関係のないことだと
いうことが、彼らには分かっていたに違いない。
だから、彼らはたゆまぬ努力をしてきたのだろうし。
そういう意味では彼らに対し本当に敬意を表したいし、
これからの2人の活動に注目していきたいものだ。


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