佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

メンデルスゾーン「讃歌」の解説

2006年11月18日 12時37分07秒 | 合唱

 

 交響曲第2番「讃歌」は、

グーテンベルク印刷術発明400周年記念祝典のために

作曲されました。

曲の構成としては、ソプラノ2人とテノールソロ、

合唱が付随する形です。

 

 

1、Sinfonia

2、Coro (e Soprano solo)

3、Recitativo (Tenore solo)

4、Coro

5、Duetto (SopranoⅠ、Ⅱsolo ) e Coro

6、Tenore Solo

7、Coro

8、Chorale

9、Soprano e Tenore solo

10、Coro

 

 合唱については、

ドイツロマン派音楽の流れを汲むもので、

非常に重厚なつくりが特徴です。

 

 メンデルスゾーンは、

一般的には富裕な家庭に生まれ、

幸せな人生を送ったとされていますが、

ユダヤ系ドイツ人の家庭に生まれたということで、

色々な辛酸をなめてきたのも事実だと思います。

また、作曲家のみならず、指揮者として、

バッハをはじめ、その当時演奏されなかった過去の

(今で言うバロック時代等の)音楽を

次々と紹介したことでも知られています。

 

 

 この「讃歌」、

メンデルスゾーンの交響曲の中では

3番、4番に比べて、圧倒的に演奏頻度が少なく、

録音も非常に少ないです。

生の演奏に接すること自体が貴重です。

おそらく今後10年は新潟では演奏されないでしょう。

この機会を逃したら、一生聞けないかも知れません。

皆さん、明日の演奏をおたのしみに。

 

 


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