佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

日本代表の不思議

2013年10月19日 01時25分43秒 | スポーツ

 

 アルビレックスサポーターで、

Jリーグウォッチャーですが、

日本代表の試合も見ています。

 

 どうなっていくんでしょうね。。。代表。

まあ、過去のW杯前の行き詰まりを迎えた時期を考えれば、

早いですよね。だからと言って解決するかは別ですが。

 

 監督の経験値って、

なかなか測れないものですね。

ザッケローニがここまで融通利かない選手交代を

する(というかしない)人だと就任当初は

誰も分かってなかったですし。

あと、やはり代表監督としての経験値が無いことも、

ここに至る状況を作っている気がします。

 

 日本代表に限らずかもですが、

どうして日本のサッカーというのは、

チャンスを作ることを重視するのだろうかということですね。

決める人(FW)から逆算しないサッカーと言うんですかね。

完全にFWコンプレックスなのだと思いますが、

もっと、FWの点を取るパターンとか得意分野に合わせた

攻撃の仕方を出来ないものかと思います。

そこに至るまでにはどうするか、というプロセスでしょうか。

どういう形でFWがもらったら点を決めやすいか、

という視点が欠如している気がします。

FWに点が取れる人がいないからなのかもしれませんが。。。

 

 そこから逆算した形と言うのが、

攻撃の「型」だと思うんですね。

誰もが共有できる型が無いから、

違う人が入ったらチームの形が変わる、

という状況で、入り込めないから固定化される、

というのが何とも。

 

 例えば、柿谷が入っても、

柿谷の良さは生かされないですね。

ボールが出ないのに前線に残っていたらしょうがない。

ザックは下がるなと言ってるみたいですが、

ボール奪って動き出した時にすぐにボールが出ないのだから、

柿谷を残している意味が無い。

それならもっと守備する、動ける選手を置いた方が良い。

 

 今の代表は、あまりにも中盤主導で試合を組み立てるので、

本当にFWがないがしろにされている気がします。

ハーフナーが入ったときも同様。

豊田も僅かに使われた時もそういう状況なので、

誰が入っても同じことになるでしょうね。

 

 東アジアカップの時の試合は、

国内組だけで構成されていたので、

選手同士の意思疎通が上手くいっていたというか、

Jの選手が個々の特徴を皆良く分かっていて、

それを生かすサッカーをしていたから、

即席チームだったけど面白かったのだと思います。

 

 中盤の選手構成を変えない限り、

誰がFWに入っても同じ状況に陥る気がします。

守備的攻撃的MFの顔ぶれが全く変わらないことが、

停滞の大きな要因だと思うんですね。

 

 要求するFWがいて、

ボールが出ないと言って怒って揉める、

くらいのFWの主張とチームへの刺激が欲しい(笑)。

それが言い出せないくらい、

チームの形や選手が固まってしまっている状況が

見ていて本当に手詰まり感を感じます。

 

 今年の野球の巨人が好例のように、

実績とかでスペシャルな選手を作らないことが

本当は大事なんでしょうけどね。

クリロナとかメッシとか、強豪国代表チームの中心選手くらい

違いを生める選手なら別ですが、

アンタッチャブルな選手がチームの中に多すぎると思います。

本当にスペシャルなチームでない以上、

もっと監督が強くコントロールして動かしてほしいと。

 

 明日からのJリーグ再開が楽しみです。

ただ、ザックが過去の代表監督より

Jを視察しているのに、どうしてちゃんと試さないのかと思うと、

代表への選手供給という視点より、

アルビレックスの残り試合と優勝争い残留争いの行方が楽しみです。