以前書きましたが、
2月10日、だいしホールの本番に
乗せて頂きました。
合唱団NEWSは私の中高大の先輩、
kotchさんが1994年の1月に作った合唱団。
私はその年の4月に大学に入学し、
誘われるまま行って入団しました。
最終的に大学を卒業し東京に行くまで
在団していました。
kotch先輩は当時模索しながら、
合唱団を運営していたと思います。
よく思い出話で出てくる話題ですが、
ある日の練習は、kotch先輩とソプラノ1人と私の
3人のみだったことがあり、
結局色々話をして終わった、ということも
ありましたね。
私も若かったので、団に貢献出来ていたのか、
とは今思うと疑問ですが、
練習にはちゃんと行っていました(記憶では)。
選曲もいろいろ模索して、
第1回の演奏会は1996年に開催したはずですが、
当時はピアノ付の作品も演奏していました。
私が卒業する直前に、記憶では、
M川さんという方絡みでいろいろやった時、
初めて佐藤さおりさんに作品を書いて頂き、
それを当時まだあった新潟中央銀行のカプセル広場、
という場所で、
合唱団NEWSとして街角コンサートを行いました。
それが私の最後のステージでしたが、
今考えると、その時に今のNEWSの原型が
出来てきていた、と思います。
そうして合唱団NEWSは第2回~第14回まで
演奏会を重ねました。
私は時折演奏会を聴きに行っていました。
ここには書ききれませんが、
kotch先輩が色々なものを諦めたり、
でもやりたいことはやろうとしたり、
その結果、新しい形や在るべき姿が見えて来て、
合唱団としての文化が生まれ、
佐藤さおりさんへの委嘱の中で、
合唱団NEWSのサウンドが生まれ、育ち、
そうしていつしか14回まで演奏会を重ねる
団体になりました。
第15回の記念演奏会に、
乗る事になったのは、完全に私の思いつきです。
色々考える事があり、参加させてもらうなら
今回がラストチャンスかなと思ったことと、
記念ということも少し後押しがありました。
僕から同級生のメンバー、kotch先輩にお願いし
今回のオンステは実現しました。
昨年の12月からでしたが、
練習には可能な限り参加しました。
何しろ僕だけがほぼ全曲初めてで、
一人初演状態だったので、
その不安もあり、また練習に参加しないと
ステージを楽しめないという気持ちもあり、
久しぶりに西地区公民館の調理実習室へと。
後々考えると、およそ15年振り、
演奏会は17年振りの参加でした。
すごい話ですね(笑)。
その間も、NEWSはこの調理実習室で
毎週土曜日の夜、ずっと歌っていました。
因みに、最初は講座室でしたが(ピアノがあるので)、
響くという理由で調理実習室が城になり、
そこにお茶とお菓子(重要アイテム)が加わり、
今のスタイルになりました。
久しぶりに参加しましたが、
95%はNEWSのスタイルに合わせる、
というつもりで最初から考えていました。
長年かけて出来たいろいろな文化を
それがどういうものでもリスペクトし、
そのサウンドややり方に自分が合わせて、
ということですね。
自分を生かすという意味では、
難しい部分もあると少し悩みもしましたが、
練習するうちにある程度解消されました。
さおりさんの作品は、
僕のようなバリトンにはちょっと厳しい音域も多く、
それもこれも素晴らしいメロディーが
上に鳴っているからなので、
とにかくそれを生かすべく必死でした。
本番は実はあまり余裕が無くて、
でもいろいろと幸せな気持ちになりました。
当時から団員で一緒だったメンバーもいて、
団が続いていくことの素晴らしさを
一瞬でしたが戻ることで感じることが出来ました。
kotch先輩、つまり音楽監督と、
久しぶりにいろいろ話もしました。
何と言うか、地域で合唱を広める、という意味で、
同じ視点で話の出来る数少ない先輩で、
直接は言いませんでしたが、
自分の作った一つの団体を
ずっと続けて来たことへのリスペクトを思います。
来年は創団20周年の演奏会があります。
NEWSにはもう少しだけ外向きにも活動して欲しいし、
ぜひ多くの人に知って頂きたいと思います。
そして時間のある人は歌いに行って欲しいです。
いわゆる合唱というイメージとは
少し違う感じで聴くも歌うも参加出来ると思います。
今回参加させていただき、
音楽監督をはじめ団員の皆さんには
感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。
来年に向けて、またゆるゆると
お茶を飲みお菓子を食べつつ歌い続けてください。