佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

アルビレックス新潟の最近。

2012年07月04日 03時11分46秒 | スポーツ
 

 監督が柳下さんになってからの試合を
だいたい放送を通じてチェックしています。

 

 結論から言うと、
だんだん良くなっている、という感じです。

 

 よく、「劇薬を打つ」タイプの監督さんって
いるんですが(劇的に選手を入れ替えたり、
今までやっていたことを破棄したり、
ショック療法みたいなことをする人)、
柳下さんはそういうタイプではなく、
コツコツ積み上げるタイプの人と解説の方も言ってましたし、
実際の試合を見るとそれが良く分かります。
だから、結果が出るのに時間がかかる可能性もある。
でも、良い方向に向いているのは間違いない。

 

 清水戦は勝ったけど、内容に見るべきものは無く、
翌週の神戸戦の前半は本当にひどくて
(監督が代わった相手も同じように良くなかった)、
どうなっていくのか不安だったんですが、
ナビスコの大宮戦が大きかったと思います。
4点取って逆転したという結果もそうですが、
メンバー全体を見て、現状で、監督が使える選手と
そうでない選手の見極めが出来たということと、
リーグ戦でどういう戦い方をしていくかということが
はっきりしたこと(攻撃して勝ち点3を最後まで
取りにいくということ)が形になったのが収穫でした。

 

 鹿島戦については、
そういう意味で試合として面白くなりましたし、
勝てませんでしたが、
最後まで応援したいと思わせてくれるチームだった、
と思いました。

 

 内容として一番変わったことは、
僕も前にここで書いた気がするのですが、
「ボール回しにボランチが関与するようになった」
という点です。
アルビレックス新潟の最大の問題点がボール回しにある、
という柳下さんの見立ては全くそのとおりで、
センターバックからボランチ、
ボランチからFWなど、
縦にボールが入らないことが最大の問題でした。
最近の試合ではボランチの一方がDFに寄っていって
ボールを受けて前を向いてさばく、
という作業を必ず行ってますね。
特に三門。またナビスコの時の木暮はそれを
よくこなしていたと思います。

 

 それに伴って、
各選手のボールの受け方も良くなってきたと思います。
ボールを受けて前を向いてプレーする時間が作れるということで、
他の選手がそこに絡んでボールをもらう動き方(引き出し方)が
明らかに良くなっていると思います。
そうやってタメが出来ることで、
選手を追い越していく動きとか、前線に顔を出す選手が増えたり、
厚みのある攻撃が少しずつ出来て来ている、
と思いました。
「攻撃を見るのが楽しい」と思えたのは久しぶりですね。

 

 DFの仕方については、
前から前から行かなくなった分、
体力は温存できると思いますが、
待ちのディフェンスではなく、
「ここからはある程度人に強めにいく」
という部分が必要なんだろうと思います。
例えば神戸戦の前半は、
相手のボールを奪いにいくというシーンが無く、
待ちの繰り返しでずっとボールを持たれる、
という状況だったりしました
(持たせている、という考え方もあるでしょうが)。

 

 解説の人も言ってましたが、
残留するには勝ち点3を取りにいく試合を
重ねていかないといけないですよね。
つまり、2点3点とるサッカーですね。
個人的には、木暮をボランチでもっと使って欲しい、
と思いますし、
ミシェウは藤田の代わりに2列目で使って、
FWに2枚使う、という方が良いと思うんですが、
どんなものでしょうかね。
あと、鈴木大輔が五輪に行きますし、
サイドバックはケガ人続出で手薄です。
補強の必要性も感じます。

 

 とにかく、残留するために
あらゆる手を打って欲しいと思います。
先の試合は久しぶりに35,000人を超えました。
良い試合をすれば、必ずいろいろ良くなっていく、
と思います。
私も応援し続けます。