社会断想

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中高年者・定年退職者向け

ID一式紛失騒動記

2006年07月11日 14時09分39秒 | Weblog
ID一式紛失(盗難?)始末記
6月末某日市営プールの更衣室で定期入れを紛失した。多分ズボンをロッカールームにしまう時にズボンのポケットから滑り落ちたのに気がつかなっかたのであろう。
プールから上がり、着衣する時に初めて気がついた。
早速受付にその旨を知らせたが、特に紛失物として届けられていないという。
受付の係の人によるとお金以外は大体において届けられ持ち主にかえるとのことであった。一縷の望みを託して翌日確認すると未だ届けいれはないという。
お金は別財布で定期入れにはお金はいれてなかったのだが、拾った人が使用すれば使い勝手のあるものが含まれていた。
即ち●東京都のシルバーパス9月末まで有効、●最寄り駅から2駅間の通勤定期券ほぼ一ヶ月有効、●プール年間シルバーパス9月末まで有効、●マンションの鍵、定期入れに紐で結んでいた●運転免許証、●健康保健証 及び●図書館貸し出し券2組(居住市と隣市分)●名刺数枚とID類を全部紛失したわけである。
居住地最寄りの交番に届けて4桁の届け番号を貰った。
さて一日が経過しプール受付と届けいれ交番に確認をしたが届けはないという。
もはや出てくることはないと諦めざるを得ないと覚悟し後始末に入った。
生まれてこの方これだけのID類を一遍に紛失したことは無いので、どこから手をつけたらよいのか戸惑ったがともかく一つ一つ処理せねばならぬと動き出したが、その過程で処理の相手、この場合、市役所、警察署、バス会社、図書館、プール等であるが その対応がそれぞれ違う、つまり簡単に再発行してくれるところから話が通じないところまであり、或る意味で社会勉強になった。この歳で社会勉強もないのだが。
●まずマンションの鍵である。同時紛失に名刺、健康保健証等の住所がわかるものがあり、このままにしておけないので鍵屋さんに新しい鍵をつけて貰った。鍵と作業代で一万4千円也である。思わぬ出費で情けない気分である。
●東京都シルバーパスについては何らかの救済措置はないものかと都庁のホームページをチェックしてみたら紛失の場合は一回だけ再発行してくれるとある。但し2週間かかるともある。ともあれ最寄りのバス会社営業所に再発行を頼みに行く。窓口の女性の応対から見ると紛失再発行の依頼はちょくちょくあると見えて手慣れたものである。所定の書類に記入すると10日で再発行出来ると云われた。都庁のホームページでは2週間なので少し儲かった気分になる。丁度10日目にバス会社から連絡があり再発行出来たので取りに来るようにとの事であったので喜んで頂いてきた。手数料なし。
●プール年間シルバーパス券は紛失届が出してあり、写真付きで登録してあるのでこれも直ぐに再発行してくれた。
●健康保健証は市役所地区支部に紛失の旨を届けると直ぐその場で再発行してくれた。
もし以前の保険証が出てきたら、その方を返却してくれとのことであった。
●図書貸し出し券・居住市図書館では直ぐに再発行してくれた。但し利用者番号がわかっていたのでその番号を申しでたので簡単だったのかも知れない。インターネット予約をするときにこの番号とパスワードを記入するのでパソコンが番号を記憶していた。
・隣市図書館では一ヶ月間の臨時貸し出し券なる薄っぺらの紙を呉れた。ひと月経っても券がでない場合本券を再発行してくれるとのことであった。
●定期券・これははじめから諦めた。買い直すより方法はないと思っている。
一ヶ月分を買ったばかりなので悔しいが。
●運転免許証:さてこれが一番の問題である。去年5月に70才以上に義務つけられているシルバー講習会を受けゴールド免許証を貰った。
只その講習会での視力、反応時間テスト等であまり芳しい結果がでなっかったので、この際運転はやめようと云うことにして車も手放したのである。
従って運転免許証は不要になったが、身分証明証代わりにはなっていた。そこでかねてより友人に聞いていた「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」を警察で発行してくれる由、それを身分証明証代わりに貰おうと思った。
紛失届けを出した交番に行き、その旨を申し出で、その手続きを尋ねた。ところが応対したお巡りさんは「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」なるものの存在を知らない。本署に電話をかけいろいろ聞くのだが一向に埒があかない。
電話を私に回すので、その旨を話すと判ってくれて、写真一枚と¥1,000を本署に持ってくれば良いとのことである。なんだ、簡単だと写真一枚をもって出向いた。
窓口のお巡りさんに来所の主旨を述べると、これがさっぱり通じない。どうやら「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」なるものを知らないようだ。
遣り取りを聞いた通りがかりの別のお巡りさんはその存在を知ってはいたが、紛失した免許証の代わりに 「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」を発行して貰うために来たというと、その手続きがわからないようだ。結局さらに別の警官を呼んできたので一から説明をする。
結局紛失した免許証の代わりに直に「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」を発行するというスキムはない、一旦免許証の再発行手続きをし、再発行された免許証をもって「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」取得申請をするという流れである事がわかった。考えてみれば当たり前のて手続きである。
どうせ免許証の再取得するのなら、その先の 「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」は要らない(たとえ運転しなくとも、身分証明証代わりなら運転免許証で十分過ぎる)と結論した。
応対した何人かのお巡りさんも親切な人達だが私のようなケースは珍しいのか、「過去に運転免許を持っていたことを証明する証明書」の存在を知らないための騒動のお粗末であった。

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