社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

緊急事態宣言をうけて 

2020年04月08日 16時52分43秒 | 社会断層

昨日4月7日夜 阿部首相が緊急事態宣言を発令しました。TV会見のなかで

特に「接触制限8割をお願い」「三密を避ける」が印象的でした。

そこで尻馬に乗って次のような迷句が浮かびました。

●仕事とは 密で成り立つ ものなれば かわる方法 教えてよ

●テレワーク 在宅勤務 あるけれど 頼りにするは そばの先輩(新入社員)

●サテライト レンタルオフィス あるけれど 一人で仕事 すぐ眠くなる

スポーツは  三密こそが 面白き 

●三密が あってこその スポーツか 相撲ラグビー 柔道アメフト 

●腕組まず 断密紐の 両端を 固く握りて 愛誓うべし (一間の断蜜紐が商品として登場?)

●新しき 結婚式の あり方は 腕を組まずに 一間離れて


「保育園落ちた」を無くすには「バーバ」を活用せよ!

2016年05月28日 10時49分15秒 | 社会断層

過日好天に恵まれ久しぶりに高尾山登山を試みた。

平日とあってジーチャン、バーチャンのグループで山は溢れかえっていた。

男性ジーチャン・グループより女性バーチャンの方がはるかに元気で活力に満ちていたように見受けられた。

ふとあるアイディアが浮かんだ。

「保育園落ちた。日本死ね」という痛切な投書があり、反響も凄まじく、自治体首長や関係官庁の言い訳めいた、慌てめいたコメントがメディアを賑わせた。

少子化の流れを止め人口構成の頭デッカチ化を止めることは日本にとって最重要課題の一つであることは言うまでもない。

保育園が足りないイコール保育士が足りないということらしい。

そこで元気なバーバの活用を考えてみてはいかが?

保育士の資格はなくても子育て、孫育ての経験は充分にある。

更に電車やバスのなかでよく目にする風景であるが、老女がたまたま近くの席に座った何ら関係のない幼児をあやしている、または幼児の母親に幼児の年齢や名前を聞いている。これは過ぎ去った自身の子育て、孫育て時の幸福感を追体験したいという感情の現れであると私には思える。我が老妻がまさにそうである。

そんな彼女達をボランティア登録しておき保育園長の補助員の立場で動いて貰えば問題の保育士の不足もカバーでき「保育園落ちた、、、、」の悲痛な叫びも救済できるのではなかろうか?

運用の細部は専門家に任せます。

 

 

 

 

 

 

 


江戸中期の大水利工事 もっと誇るべき

2016年04月21日 15時41分16秒 | 社会断層

陽春の日を浴びながらあるグループとともに関東平野西南部平野を歩いた。

主な目当てはこの地域に発達した用水路系を辿りこの用水路網を開発・開拓した先人の遺業を偲ぼうと

いうものである。

二つの水路(川)の高低差を克服してまじあわせることなく立体的に交差させるという。

この工法ははサイホン原理を利用した通称「伏越し」といわれるもので、高い技術力を証明している。

幕臣 井沢惣兵衛為永なる人物の1700年代の傑作だという。

この「伏越し」技術がキーになり関東平野の一角に総延長80キロメートルとなり大用水路ができ日本の三大農業

用水路の一つといわれる。

地域住民はもっとこの事を誇りにし、PRして地域活性化に生かすべきではなかろうか?

同行グループは一応インテリ層といって良いと思うが、小生を含めてこの存在を実地に見るまでは知らなかったという。

伊能忠敬の4000万歩の日本国測地測図の業績に比べるにはスケールの点では小さいかもしれないが測地、測量および

水利工学等の技術は当時として世界に誇りうるものだと思う。

 

 


哀しみの図書館

2016年04月20日 11時34分47秒 | 社会断層

私が通う図書館の一コーナーが異様な景色となっている。

図書館といえば静謐で空調もはど良く快適な空間である。

その一コーナーが哀しい風景になっている。

そのコーナーとは雑誌、新聞が置かれている場所で利用者、特に年配者にとっては黄金コーナーであろう。そこに以下のような文面の張り紙が元々の雑誌の置かれていた所に貼り出されている。

「             」は不明になることが多くカウンターに引き上げています。読みたい方はカウンターまで申し出下さい。

「            」は人気の週刊誌、月刊誌である。暫く前までは2~3の雑誌の場所に当の貼り紙が出ていたのだが、最近はその数がぐんと増えて何と雑誌数の2/3を占めるようになってきた。

一部の心無い人の無断持ち帰りがこの結果をもたらすと考えられるが、心当たりの方、どうかおやめ下さい。持ち帰りたい程の貴重な情報があったのなら是非書店で購入して下さい。

図書館の来る貴方は本、書物好きでしょう。是非同好の士の愉しみを奪わないで下さい。

 


百円ショップの変貌

2016年03月16日 12時52分42秒 | 社会断層

最近百円ショップが大変貌している。

食品の100円パッケージが売場のかなりの部分を占めてきている。

少しの期間をおいてみると、その品数がグーンと増えている。

小生もいろんな食品を買ってみた。

例えば、ショウガ湯、レモネード湯、梅こんぶ茶、くず湯、etc,etcである。

どのぐらいの種類があるか確かめてはいないが、今後ますます増えそうだ。

食品の小分け、個別化はsharing economyと通じているのではないかとも思えるのだが。


見当違いな出馬要請

2015年05月14日 12時35分09秒 | 社会断層

見当違いな出馬要請

来る8月に行われる埼玉知事選挙に自民党埼玉支部はあの天野篤 順天堂大学教授に出馬を要請したとのニュースが流れた。

天野教授は天皇陛下の心臓バイパス手術の執刀医で知られている。つまり名外科医である。

確かに出身は埼玉県であり生粋の埼玉人であるが、その知名度を頼りに出馬要請するとは埼玉支部の単純さにあきれる。

いみじくも現職の上田知事が言うように、知事になりうる人は何人もいるが外科医天野さんは希少貴重な存在である。

地方政治の世界に引きずり込むなんて、医療界、ひいては国民の財産の喪失であろう。

天野先生、あなたが政治、行政の場に出るとしたらそれは国政のの場に医学界、医療界の発言者としてであろうし、それはもう少し先のことではないでしょうか。


就活せんせんと外国人留学生

2015年04月22日 12時17分30秒 | 社会断層

就活戦線と外国人留学生

最近の日本経斉新聞電子版に「就活戦線、異常あり・ライバルは留学生」の見出しで新卒の就職戦線に外国人留学生が参戦してきている、企業側も留学生のグローバル性を評価し積極的に採用に踏み切ってきていると云うものである。
私に云わせれば「遅い」。

採用する側、すなわち企業側は留学生の語学能力バイリンガル性にウエートを置いているようであるが、私のささやかな経験から云わせて貰えるならウエートは彼等、彼女等の高い目的意識とド根性を評価すべきではないだろうか?

だいぶ昔の話になるのだが、かってマレーシャとメキシコからの留学生をホームステイ、或いは準ホームステイさせたことがある。
二人とも女子留学生である。一人は4年の課程、一人は一年間の短期留学制度によるものであったが、きちんと卒業、課程を修了していった。

身近で見ていて言葉、宗教、風俗習慣の違いのなかで、まあ、よくやるよと感心したものである。
これらは高い目的意識と根性のたまものであろう。企業側もこの評価軸を持つべきであろう。


教養=今日用がある、教育=今日行く所がある

2015年04月12日 11時41分59秒 | 社会断層

若い友人からこんな言葉を教えてもらった。

可笑しみがあり、かつ言い得て妙だと感心したのでここに紹介しよう。

「人は年を取ると大事なことはキョウヨウと キョウイクである。

キョウヨウ=今日用があるということであり、キョウイク=今日行く所があることである。

なるほど毎日、些細なことでもなすべき用がある、また行くべき場所があることは生活に張りがあり、ひいては老化に対する抵抗力になるだろうということは容易に分かる話である。

私もせいぜい心がけてみよう。

ちなみにこの言葉は友人がさる先輩に教わったとのことである。


躾け格差・教育格差から経済格差 どこから始まる?

2015年04月08日 17時25分52秒 | 社会断層


しつけ格差・教育格差から経済格差まで

最近、友人のFacebookを読むと以下のようなことが記されていた。
「スタバで丸テーブルの二人席に一人で座っていたら、いきなり若い学生風の男が目の前に座った。あまりに突然なので、何ですかという顔で見たら目を伏せた。
こんな場合、席あいていますか?とか座ってもいいですか?などと、とにかく一言かけるのが礼儀だと思う。その男、コーヒーを飲み終えるとまたもや無言、会釈もなく去っていった。・・・大丈夫だろーか?」
その友人に賛意を示す次のような厳しく皮肉なコメントがついていた。
「最低限の常識を持っていないようだから彼の社会人人生は厳しいものになるだろうね」「社会人になってからの教育ではなく、これまでの躾けなので治りませんね」

私はこれらを読みながら「躾け格差」という言葉を思いついた。
「格差」と言えば フランスの経済学者ピケティ教授の経済格差理論が世間で囂しいが、この理論を云々するのがこの文の目的ではない。
経済格差が生じた、或いは将来生じるであろう要因の一つ、それも大きい要因と考えられているのが教育格差だと世間は認識している。
何が何でも東大、一流大学と世間の親たちが狂奔するのもこの認識からくるものである。 その東大だが入学者の世帯の8割の年収は 約1千万円だという調査がある。
粗っぽく云えば、親の稼ぎが1千万円以上なければ子供を塾にもやれない、受験戦争に勝ち抜く費用が出せないということである。
極端な話、貧乏人の子弟はいくら頭が良かろうと、努力家であろうと東大には行けないと云うことになる。もちろん東大が全てではないが、学力以前に家庭経済格差故に断念せざるを得ないと云うことは社会にとって、国家にとって大問題である。
何かうまい解決策はないか?
従来からの奨学金制度はその解決策の一つであろうが、どうやら十分とはいえないようだ。返済を要する貸与型奨学金の場合、返済の滞りもかなりのものらしい。最近の例では返済に困って破産申請がされたとのニュースもあった。
要は金である。就学率100%の日本が教育に投じる国家予算はなんとDGPで見ると先進国では最下位に近いそうだ。
折から金持ちからもっと税金を取ろうという、つまり富裕税が取りだたされている。
金持ちが金持ちになった由来のなかに合法的には節税、脱法的には脱税と上手に税金を少なくしてきた知恵と努力があるだろう。そんな金持ち連中から「税金を取ろう、取ろうとする」から、富裕者の「取られまい、取られまい」とする 抵抗があるのだ。
逆に与えてはどうだ。何を?名誉を。
各地に「教育財団」を設立、富裕者から基金を出資してもらう。出資者には理事とか何らかの名誉肩書きを与える。同じ金を出すのなら、「取られる」より「名誉位をもらう」方が出しやすいのではなかろうかと貧乏人の私は妄想するのだが。
明治時代には多額納税者が貴族院議員になったと云う例もあることだし。
金の使い方:
全国各地に財団を設立(地域富裕者から基金を集める)
地域教育格差をなくする施策・・・地方に少ない塾等を運営
若い人材が地域に定着する産業を振興する

  大学を6年制に、特に理工系は
  若い大学教員を海外留学させる、帰国後一定期間以上地方大学に勤務させる
  海外留学生・外国留学生数を増やす
  給付型奨学金を拡充
外国人教師を増やす
非常勤講師の待遇改善

冒頭の躾け格差も結局教育格差に由来すのではなかろうか?


一日だけのマドンナ季節

2015年03月16日 13時01分24秒 | 社会断層

春めいた今日この頃、大学キャンパスのある街には「一日マドンナ」が溢れる。

着物に袴を、ややヒールの高い靴の若い女性である。

無事学業を終え卒業式も終了、これから社会人と巣立っていく。まずはおめでとうと云いたい。

私はこの姿を見るとなぜか夏目漱石の小説「坊ちゃん」を思い出す。

小説の主人公「坊ちゃん」の友人が恋をした女学生をその友人は「マドンナ」と呼んだ。

明治時代の女学生のファッションが21世紀の現在のある特別の一日に見事に甦るのだ。