社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

アメリカの大学ランキング 激しい競争を勝ち抜いて

2006年08月29日 11時47分47秒 | Weblog
アメリカの大学のランキング
先日の読売新聞に「アメリカの大学のランキング」に関しての記事が出ていた。
ネタ元はアメリカ雑誌のUS・ニューズ・アンド・ワールド・レポートだそうだ。
同誌が毎年発表する恒例のもので大学や産業界で関心が高いようである。
それによるとプリンストン大学が3年連続同率首位であったハーバード大学を抜いて単独首位になったとある。
このランキングは学生の卒業率、入学生の成績、大学の資産等と共に一番重視されるのが大学間の相互評価であるとのこと。
各大学とも毎年の順位に一喜一憂しているとか。
翻って我が国の大学間の競争感覚はそれほど激しくはないようである。少なくとも今まではである。1位東大、2位京大、私学では慶応、早稲田と 安泰である。
世界各国から留学生を集めている私学の有名校スタンフォード大学もかっては無名校であったそうだが学長初め理事会の競争努力でランキング上位に定着している。
日本も競争がすべてではないが、現在の位置にあぐらをかくか、はなから競争を諦めるかでなく、常に教育、研究力に上昇意欲を持って貰いたいものだ。
参考までに米国の大学ランキングを30位までUSニューズ・ワールド・レポートより引用する。
1. Princeton University(NJ)
2. Harvard University(MA)
3. Yale University(CT)
4. California Institute of Technology
4. Stanford University(CA)
4. Massachusetts Inst. of Technology
7. University of Pennsylvania
8. Duke University(NC)
9. Dartmouth College(NH)
9. Columbia University(NY)
9. University of Chicago
12. Cornell University(NY)
12. Washington University in St. Louis
14. Northwestern University(IL)
15. Brown University(RI)
16. Johns Hopkins University(MD)
17. Rice University(TX)
18. Vanderbilt University(TN)
18. Emory University(GA)
20. University of Notre Dame(IN)
21. Carnegie Mellon University(PA)
21. University of California―Berkeley *
23. Georgetown University(DC)
24. University of Virginia *
24. University of Michigan―Ann Arbor *
26. Univ. of California―Los Angeles *
27. U. of North Carolina―Chapel Hill *
27. Univ. of Southern California
27. Tufts University(MA)
30. Wake Forest University(NC)
注)*は州立大学

早実優勝の大横断幕

2006年08月23日 16時26分20秒 | Weblog
早実優勝の横断幕
京王線南大沢駅前に「祝甲子園優勝」の横断幕が改札口正面に掲げられている。
じつはこの横断幕は21日午後4時頃までは「祝甲子園出場」とあったのが早実の世紀の優勝決定の途端 「祝甲子園優勝」となったのである 。
八王子の西端の南大沢駅にこの横断幕が掲げられるのを不思議に思う人もいるだろう。
早実のキャンパスのある国分寺と何の関係あり?
種明かしをすれば単純な話である。早実先輩のソフトバンク・ホークス監督王貞治氏が寄贈した「王貞治記念球場」が駅から西に数百米先にあり、ここが早実野球部の球場であるからだ。
確か数年前に出来たホヤホヤの球場である。西側にある公園の小高い丘からみると立派なものである。持つべきは偉大な先輩であることをつくづくと感じいる。
早実優勝おめでとう。

就職活動学生のOB訪問支援策

2006年08月18日 15時02分16秒 | 社会断層
8月17日読売新聞夕刊一面に「就職OB訪問ピンチ」と大見出しが躍っていた。
何事ならんと記事を辿ると概略以下のようだ。
「個人情報保護法の影響で 企業が大学に対し、各大学OBの社員の名簿提供を拒み、学生による学生による志望企業のOB訪問に支障を来すケースが続出している。
提供を断った企業は個人情報流出の危険性を指摘、一方では大学側からは「柔軟な対応を」との声が上がっている」
東京大学では約800社に「OB訪問に限って利用する」との条件付きでOB名簿の提供を依頼したが応じてくれた企業は240社のみ。
横浜市立大学は例年の10分の1以下の20社しか集まらなかった。このためホームページなどを通じてOB訪問を受け入れてくれる卒業生を募集する「キャリアサポータ制度」を導入、約150人の登録があった。今後もサポーターの拡充を続ける予定。
立命館大学では法施行後、学生に閲覧させていた約一万社分のOBリストの公開をやめた。代わりに、就職が決まった学生に対して連絡先を後輩に「自主的に公開」して貰うよう要望している。
これに対して、OB名簿の提供をやめた首都圏の私鉄の担当者は「数千人に上る社員一人一人の同意を得るのは大変。個人情報の管理が厳しく求められる中、どうしても尻込みをしてしまう」と打ち明ける。(以上 読売新聞記事より)

本来就職活動の一環としてのOB訪問は同時に企業側における学生リクルート活動と表裏一体を成しているのではなかったか?
個人情報保護法に触れる情報流失事件がマスコミに大きく取り上げられることが後を絶たないため企業側の慎重な姿勢は理解できる。しかし困るのは就活中の学生で、より自分に適した企業、職場を模索する有力な情報源の一つを閉ざされたことになる。
この記事だけでは全国の大学、対する企業の姿勢の全容は分からないが、この傾向は蔓延する、或いはしているのではなかろうか?
ここで同窓会として何か出来ないかと考えてみた。

そういった情勢のなかで個人情報保護法を尊重しながら且つ学生のOB訪問支援策として
1)同窓会としては現在手持ちのOBリストをアップ・デートし 拡充していく。
2)大学当局・学生から企業OBの情報を求められたら同窓会事務局(注)がまず当該企業OBに連絡し学生の訪問希望を伝え、訪問の承諾を得る。
3)OBの承諾が得られた段階で学生にOBの連絡先、連絡方法を伝える。
4)訪問の結果報告を学生に求める。(強制ではない)


中小企業の2007年問題 大阪市信用金庫アンケートから

2006年08月17日 15時05分23秒 | 大定年時代
中小企業の「2007年」問題に対する取り組みー大阪市信用金庫調査より
大阪市信用金庫がこのほど「2007年問題」に関して同金庫取引先約1200社に対してアンケート調査を行った。大阪府という地域性がアンケート調査結果に反映している部分はあるかも知れないが概して納得のいく結果データであると小生には思えた。
「2007年問題」といえばその中心的課題は企業内の基幹技術の伝承問題である。
このアンケートはこの伝承問題に対する問いかけとその回答である。
アンケート対象企業の業種は製造業、卸売り業、小売業、建設業、運輸業、サービス業とほぼ全業種に及んでいる。
企業規模は10人未満、10人~49人、50人以上と3段階に分けられている。
以下小生の最も関心のある業種である製造業のアンケート結果をみる。
1)団塊世代従業員がいる企業の割合?
製造業では63%の企業に存在し、規模別では10人未満企業の42%、10~49人企業の74%、50人以上企業の87%に団塊従業員がいる。
2)基幹技術が団塊世代に偏在するか?
かなり偏在している、やや偏在しているの合計は89%で、企業規模に関係なく偏在率は高い事が見受けられる。
3)基幹技術の伝承は進んでいるか?
順調に進んでいる企業は29%、思うように進んでいないが71%である。
全企業規模に亘ってほぼ同じ傾向である。
4)伝承が進んでいる製造業ではどうしているか?
通常の仕事の中で伝承が88%、特別に研修を実施が12%である。
企業規模では通常の仕事の中で伝承は10人未満が92%(特別研修8%)、10~49人が84%(特別研修16%)、50人以上が80%(特別研修20%)となっており企業規模が大きくなるほど特別研修の度合いが高くなっている。
5)伝承が進まない理由(伝承が進まないと答えた企業の答え)
 イ)若手がいない51% ロ)ベテラン従業員の手が回らない(教える余裕が無い)32% ハ)若手従業員の積極性不足 12%
6)伝承が進まないことへの対応策 (複数回答)
 イ)必要な人材は定年後も雇用を延長する 66% ロ)即戦力となる経験者を中途採用する ハ)合理化、外注化でしのぐ 18% ニ)技術を有する派遣等、非正規社員で穴埋めする  13% 
5)大企業退職者の採用についての中小企業の態度
2007年以降労働市場には団塊世代の大企業退職者が大量に発生することが予想される。人材確保のためにはこれら大企業退職者を積極的に雇用すればよいのではないかと考えられるが実際のアンケート結果は
イ)積極的に採用する 16% ロ)採用には消極的である 84%
なぜこのように消極的なのであろうか?
アンケートでは イ)賃金面で条件が合わない 37% ロ)求めている技術やノウハウが期待できない 32% ハ)企業文化が違い使いにくい 30%
どうやら中小企業側は大企業出身者を敬遠気味である。
この結果は現に大企業に所属する団塊世代には意外なことかも知れない。
しかし中小企業製造業の経営に拘わった小生にはよく理解できるのである。
それは前記ハ)の企業文化の違いが採用後にもたらす(説明しがたい)トラブルを経験した者(多くの場合中堅管理職や経営者)には初めから「お断りします」が本音であろう。結局中小企業間で人材のマッチングを図るのが技術の伝承や高齢者雇用問題を解決する有力な手だてであろう。
このアンケートの詳細は
http://www.osaka-shishin.co.jp/
まで

新人猿お目見え

2006年08月16日 12時05分12秒 | Weblog
猿回しの新猿お披露目
京王線南大沢駅前広場(と云うより四角なスクエアー広場)では毎土日はいろんな街頭演技者が現れ、それぞれの芸で通行人を楽しませてくれる。
それらの中で「猿回し」は抜群の人気でいつも沢山の見物人を集めている。
最近は夏休みのせいか土日以外の平日にもやってくることが多い。しかもお猿さんが一匹だけでなくベテラン猿と新人(猿)の2組のことが多い。
猿回しの口上を聞くとベテラン猿は年齢12~13才で芸歴10年以上とか。一方新人猿は体も小さく年齢1年余、芸歴数ヶ月で目下一つ一つ芸を覚えている最中とかでコンビであるお兄さんの云うことをなかなか聞いては呉れないようである。目下の持ち芸も立つ、座ると、ぐるり歩き 程度であるが 人前に慣れさせることが目的でベテラン猿の前座を務めている。お兄さんの口上では後一年ぐらいで2枚目ぐらいにはなるそうである。
人間で云えば幼稚園児だろうか。一年後にはそこそこの芸を披露し沢山の拍手を貰えるようになって欲しいと思う。

お猿さん新顔登場

2006年08月16日 11時46分25秒 | Weblog
猿回しの新猿お披露目
京王線南大沢駅前広場(と云うより四角なスクエアー広場)では毎土日はいろんな街頭演技者が現れ、それぞれの芸で通行人を楽しませてくれる。
それらの中で「猿回し」は抜群の人気でいつも沢山の見物人を集めている。
最近は夏休みのせいか土日以外の平日にもやってくることが多い。しかもお猿さんが一匹だけでなくベテラン猿と新人(猿)の2組のことが多い。
猿回しの口上を聞くとベテラン猿は年齢12~13才で芸歴10年以上とか。一方新人猿は体も小さく年齢1年余、芸歴数ヶ月で目下一つ一つ芸を覚えている最中とかでコンビであるお兄さんの云うことをなかなか聞いては呉れないようである。目下の持ち芸も立つ、座ると、ぐるり歩き 程度であるが 人前に慣れさせることが目的でベテラン猿の前座を務めている。お兄さんの口上では後一年ぐらいで2枚目ぐらいにはなるそうである。
人間で云えば幼稚園児だろうか。一年後にはそこそこの芸を披露し沢山の拍手を貰えるようになって欲しいと思う。

恐竜展を見る

2006年08月15日 10時18分00秒 | Weblog
恐竜展を見る
幕張で開催中の恐竜展を見てきた。
縁のあるメキシコからの男子中学生2人、娘と孫娘の5人ずれである。
かって幕張にはちょっとした電子技術系の展示会には欠かさずきたものだが、最近は敬遠気味であった。それは東京の西郊から出かけるにはいささか遠いのである。
今回は全くの久しぶりでの幕張である。やはり遠いいなあとの実感は変わらなかった。
さて会場にはいると恐竜の大小の骨格見本がこれでもか、これでもかと展示してある。
宣伝ポスターにあるスーパーザウルスの実物大骨格見本はさすがに「でっけなー」と感歎しきりである。ただポスターで実物想像図をさんざん見せられたせいか、その骨格見本だけではその巨大さには驚くものの事前のイメージと乖離して少しがっかりする。
考えてみればポスターの写真のような実物模型はその大きさからいって無理だろうとは解るのだが。(うんと金をかければ出来る?)
学校は夏休み真っ最中の所以か小学校児童が父母や祖父母に連れられて来ていた。おそらく入場者の半分ぐらいではないか。
一人の児童がその祖母とおぼしき人に目前の恐竜について得々と説明をし、祖母は感歎しきりに嬉しそうに聞いている。あちらこちらで似たような情景が見られた。
本当に子供って恐竜の事をよく知っていると脇で小耳に挟んでいる小生も感心するばかりである。
しかし200種とも300種とも云われる恐竜の発掘をし、その部分骨格から全体像を再現する学者達の忍耐と技術と想像力には全く感心するのである。
展示の仕方に個人的に不満を伸べれば英語による説明が全くといってよいほど無いことである。おかげでメキシコの中学生には今ひとつ物足りないようであった。