社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

孫と一緒に鎌倉見物

2016年03月28日 09時00分44秒 | Weblog

中2の孫息子の春休みの宿題に「古都鎌倉」の史跡のうち2ケ所を選んで見学レポートを提出するというのがあった。母親に頼まれてまごを連れて久しぶりに鎌倉に行った。

曇天ながら桜も満開に近く気候としても申し分なかった。

見物場所としては定番の大仏、鶴岡八幡宮の2ケ所を抑え、補修工事が終わったばかりという段葛を加えた。

以前から外国人観光客が多いい名勝地であるが、久しぶりのその場所は、一層その感が強く外国人と日本人の比率はほぼフィフティーフィフティとみた。

聴こえる異国語も英語よりも中国語をはじめとしてアジア諸語が幅を利かしていたのも、最近の来日観光客の趨勢がそのまま反映しているようだ。

さて、この度の鎌倉行の第一目的は中1孫息子のレポート作成だが、私にとっても、お化粧直しの大仏さま、いささか旧聞に属するが台風で倒れた鶴岡八幡宮のケヤキの根元が再生せんと頑張っている姿そして両側に満開の桜並木を従えた一段高い石垣作りの段葛道が新しい印象であった。

さて孫のレポートはの出来は如何なものになるのやら?


年寄りには教育=今日行く、教養=今日用が必要

2015年05月23日 10時32分08秒 | Weblog

友人が面白いことを云ったので紹介する。

高齢者が惚けないためには教育=今日行く所、教養=今日用がある ことが惚け防止には必要だというものである。
けだし至言であると思う。
自分自身に当てはめてみると、朝目覚めたとき今日行く所なり、今日用があれば一日のはじめに気持ちの張りが感じられすっきりと目覚める。
気持ちに張りがあれば体も動く。体を動かすことは惚け防止の第一歩であり、最大効果をもたらすと云われている。
皆さん、如何ですか?


NHK「花燃ゆ」はこれから燃える!

2015年04月26日 12時21分06秒 | Weblog

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は本当に燃えるか?

4月25日のNHKで「花燃ゆ」大特集として松下村塾「塾生」祭りという トーク番組を行っていた。塾生を演じる若手イケメン男優5人が 出演して、それぞれ自分の役割に対する考え等を述べていた。

「花燃ゆ」の視聴率低迷が云われており、底上げを狙っての急遽決まったプログラムと私には思えた。

ともあれ「花燃ゆ」の前半の主な舞台となる山口県萩市は 私の郷里であり藩校明倫館に因んだ明倫小学校の特別教室「松陰教室」の板敷きに座り、「松陰士規七則」を暗唱した(させられた?)思い出を持つ私にとって、この視聴率は気になるのである。

そこでこの番組の視聴率低迷の原因をド素人なりに分析してみた。
1)女性を主ターゲットにした番組らしく、全体に「優しさ」が先行、登場人物も善人ばかりで「憎たらしい悪人?がいない」
2)幕末、明治維新物に期待?するチャンチャンバラ活劇がない。
3)主人公「文」と準主人公の一人とも云うべき「小田村伊之助」に知名度がない。
私自身ぼんやりと存在を知っていた程度で吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞および伊藤弘文らの大知名にくらぶればやむを得ないか?
4)筋書きをより楽しむ前提となる時代背景知識をどれだけ視聴者に期待出来るか?
この時代背景を概観出来る別番組が必要?

と独断・妄言を記したが、冒頭のトーク番組に登場した弟子達はこれから波瀾万丈の局面を見せてくれるだろうし、予告に登場した松陰先生仇敵の「井伊直弼」役の高橋英樹氏がうんと憎たらしく演じてくれることを期待している。

最後に一言:劇中の長州弁も概してよく勉強しているなーと思うが、時々標準語がまざってくる。今一番の精進を。


あるバス停の親切風景

2015年04月19日 15時29分52秒 | Weblog

あるバス停の小さな親切

京王線のある駅前バス停で見かけるちょっとした親切風景である。
夕刻、駅前スーパーでの買い物を済ませた人たちが路線バス停留所で待ちをしている。

そんなバス停留所の一つに腰の曲がったおばーさんが乳母車ライクな荷車を押してやってくる。バスがやって来て止まる。乗車扉が開かれ、乗客にさー、どうぞと乗車を促す。

ところがバス停車の仕方によっては路肩とバスの間隔が 広くて、壮健者にとっても足幅を目一杯広げて乗り込まなければならない。ましてや乳母車を押してくるおばーさんにとっては大変な作業となる。

ところがよくしたもので必ず乳母車を引っぱたりするなど手助けをする人が出てくる。
周りの人にもホットした空気が流れる。概して手助けをする人は中年以上の女性が多い。同じような情景はもう一人の乳母車を押してくる男性老人にも見られる。

これらはちょっとした親切情景ではあるが、願わくはバス運転手さんにもう少し路肩幅寄せを頑張って貰えたらと思う。夕刻、一日の運転疲れもピークだとは察するのだが。


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2015年04月19日 15時23分34秒 | Weblog

あるバス停の小さな親切

京王線のある駅前バス停で見かけるちょっとした親切風景である。
夕刻、駅前スーパーでの買い物を済ませた人たちが路線バス停留所で待ちをしている。
そんなバス停留所の一つに腰の曲がったおばーさんが乳母車ライクな荷車を押してやってくる。

バスがやって来て止まる。乗車扉が開かれ、乗客にさー、どうぞと乗車を促す。
ところがバス停車の仕方によっては路肩とバスの間隔が 広くて、健常者にとっても足幅を目一杯広げて乗り込まなければならない。ましてや乳母車を押してくるおばーさんにとっては大変な作業となる。

ところがよくしたもので必ず乳母車を引っぱたりするなど手助けをする人が出てくる。
周りの人にもホットした空気が流れる。概して手助けをする人は中年以上の女性が多い。同じような情景はもう一人の乳母車を押してくる男性老人にも見られる。

これらはちょっとした親切情景ではあるが、願わくはバス運転手さんにもう少し路肩幅寄せを頑張って貰えたらと思う。夕刻、一日の運転疲れもピークだとは察するのだが。


先生が選んだ「君に贈る本」ベスト30と私の読書

2015年04月15日 15時22分12秒 | Weblog

先生が選んだ「君に贈る本」ベスト30と私の読書

読売中高生新聞欄に「先生が選んだ君に贈る本ベスト30」という記事が出ていた。
まあ人並みの読書好きの私にとっては興味のある記事であった。
というのも孫息子がこの春さる私立の中学に入学が決まった時、入学日までにこれこれの本を読み、読後感を書いて提出するようにと早速宿題が出された。
確か10冊ぐらいあったと思う。先生方が協議の結果の表題選びであろうが、表題のリストを見ると何か学校の教育方針が覗えるようでうれしい気がした。
さて「君に贈る本ベスト30」のリストを見て、私の読んだ本はどのくらいあるかなとチェックすると、
順位 2 永遠の0  百田尚樹
3 龍馬が行く 司馬遼太郎
12天地明察 沖方丁
13星の王子様 サン・テクジュベリ
14海賊と呼ばれた男 百田尚樹
18舟を編む  三浦しおん
   21三国志   吉川英治
27坊ちゃん  夏目漱石
以上 8冊である。このうち中学、高校時代では
13 星の王子さま
21 三国志
27 ぼっちゃん
の3冊を読んだ記憶がある。私はまあ、この程度の本読みだったのだ。
最近のある調査によると大学生の3~4割は一年間に一冊も本を読まないという私には信じがたいデータがある。
これは国の将来にわたって由々しき問題であろう。どうか教育関係者、学徒、学生および父兄も読書習慣を涵養すべく努力したいものだ


絶対 クジラ

2015年04月01日 05時05分52秒 | Weblog

Y紙朝刊をめくっていると「最後の晩餐 絶対クジラ」というやや穏やかならざる見出しが踊っていた。

「時代の証言者」という続きもののコラムで筆者は小泉武夫先生である。発酵学者で食い物についての絶妙な随筆で食い意地の張った私は愛読者の一人である。

最後の晩餐 絶対クジラ」の見出し一句で私はすべてを理解した。
そう、小泉先生はクジラが大好きなのである。そして、かく言う私も大好きである。
近代捕鯨の発祥の地と云われていた山口県長門市仙崎は私の生まれ故郷萩市のお隣である。幼いときからクジラ肉は他の魚介類とともにごく日常のおかずであった。
それがいつの間にか、捕鯨禁止の世界世論に負けて捕獲量制限の調査捕鯨になり、商業捕鯨は一時停止になったのだ。国際捕鯨委員会(IWC)の採択の鯨資源保護の名分によるのだが私は云いたい。
かって150年前まで太平洋、インド洋および太西洋にかけてクジラを捕りまくり、油を搾り取り、肉部分は惜しげもなく海に投げ捨てクジラ資源を激減させた奴はどこのどいつだと言いたいのだ。
油を取るだけで食糧を得るわけではなかった彼等にはクジラに対する畏敬の念はなかったようだ。わずかに、ハーマン・メルビルの小説「白鯨」に描かれている巨鯨「モービー・ディック」に対して補鯨船のエイファブ船長が極限の憎悪を抱きながらもある種の畏敬の念を抱いていたことが読み取れるのだが、これは別の話。
それに対して日本の捕鯨基地のある集落では必ずクジラへの感謝を現す、たとえば碑、祠 或いはお寺等を建て供養している。
そんなクジラ大好き人間の私だが、最近は滅多に口に入らない。が、時に猛烈にクジラが食べたくなる。特に皮下の白身を茹でた「おばいけ」と子供の頃呼んでいた、それを酢味噌で食べたことを思い出すと身もだえするようだ。
私も小泉先生に習って「最後の晩餐」にはクジラと極上の日本酒としよう。
先生のようにほかに2品も3品もとは欲張らない。
最後に、この記事(先生のエッセイ)のなかに「クジラ食文化を守る会」副会長 林家木久翁(落語家)の写真が出ている。テレビではお馬鹿さんぶりを発揮しているが、こんな活動もしている師匠に対して座布団10枚差し上げたい。


1,000円札でものが買えない?

2015年03月22日 11時05分04秒 | Weblog

 

駅前書店で700円ぐらいの単行本を買うため、1,000札を出したら、若い女子店員さんが「この1,000札以外の1、000札にされたらどうですか?」という。

おかしなことを云う子だなと思い「何故?」ときくと「このお札はやや古く珍しいお札です」という。

よく見るとお札の肖像が今普通に流通している「野口英世博士」ではなく「夏目漱石先生」である。

なるほどと思い代わりに野口札を受け取ってもらった。どうやら彼女は古銭にいささか造詣があるらしく、夏目札に骨董的価値をみとめ、大事に取っておくように薦めてくれたようだ。

書店のレジの本来の守備範囲からは外れるかも知れないが、その親切心は素直に受け取り大事に取っておくことにした。

帰宅後ネットで調べてみると、この夏目札は昭和59年(1984)から昭和平成19年(2007)まで発行、平成16年発行開始の野口札に順次移行したとのこと。

女子店員との些細で和やかなやりとりのお陰でいままで無関心であったお札そのものについて随分?勉強させられ得をした気持ちである。

折から春爛漫、花見の季節がもうすぐ。花見と云えば名所の一つにお札印刷の故地である大阪造幣局跡の「桜の通り抜け」がある。

これは明治16年(1883)当時の印刷局長の遠藤謹助の発案に始まったという。

遠藤謹助はあの「長州ファイブ」の一人で、私と同じ山口県長州出身である。

店頭での小さな会話がここまでの連想をもたらした。季節はまさに春である。

 


大学ランキング (続)各国対抗編

2014年09月01日 15時02分25秒 | Weblog

前回 CWUR(Center for World University Ranking)発表の世界1,000位までの大学ランキングを概観した。

今回はデータの得られた主要?各国毎のデーターを見てみよう。

1,000位までに一番多く顔を出すのがアメリカ合衆国である。アメリカの一番誇るべき産業は何かと問われたある著名人(名前は失念した 筆者)が「それは大学産業だ」と答えたというが、まさにその通りで1,000大学中229大学がリストアップされている。

以下

中国 84、日本 74、英国 64、ドイツ 54、韓国 34、オーストラリア 27、台湾 25 となっている。

いま各国は自国の大学の質、量の向上、拡充が国家戦略の重大な要としている。

入試制度、方法等の改革に躍起となっているのはその表れであろう。

次回は各国の「リストアップされた大学数/大学総数/国の総人口」等をみて見たい。