社会断想

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泣く子と地頭はどちらが強いか?

2011年02月15日 11時33分41秒 | 社会断層
泣く子と地頭はどちらが強いか?

昔から「泣く子と地頭には勝てぬ」という言葉がある。
今さら説明の必要もないが、「泣きわめき泣きやまない幼児ほどほとほと困る」と「土地の、或いは組織の権力者には逆らえない」ことを云う。
「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」はイギリスの19世紀の歴史家、思想家ジョン・アクトン卿の名言である。
そこで「泣く子」自体を民衆に、「地頭」を専制独裁者に見立て、且つ対峙させたらどうかと考えた。
まず「地頭」だが「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」を地で行くのは歴史上の実例が証明している。
「泣く子」は今や泣きわめきの代わりにインターネット上のツイッターやフェースブックという武器を手に入れた。
エジプトやチュニジアのように「泣く子」と「地頭」の戦いがあり、あっけなく「泣く子」に軍配があがったのは、この1ヶ月のことである。
そして今やその流れは周辺の各国に及ぼうとしている。ちょうどベルリンの壁崩壊前後の中東欧独裁国家のドミノ倒し現象と同様に。
似たような社会体制、政治体制を持っている国々の為政者は眠れない夜が続くだろう。
その点、頼りないほどの非専制為政者を頂く日本国はある意味で幸せだろう?