社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

近頃ウンザリの見慣れた風景

2007年07月04日 14時16分07秒 | 社会断層
近頃見慣れたうんざりする風景
今に始まったことではないが、近頃特にうんざりする新聞紙上やTV画面での風景がある。それは複数の熟年者が一列に並んで叩頭して謝っている風景である。
どんな時と聞かれても思い出すだけでも不愉快でいちいちあげつらう気にもなれない。
謝罪の場に引き出される当該の企業幹部や公的組織(社会保険庁等)の幹部も、中には「なんで俺が」と割り切れない思いをしたり、「どうしてバレたのだろう、なにをいまさら」と、あまり罪悪感を持っていない人もいるのではなかろうか?
それは記者会見の場での発言のニューアンスにも表れている。
確かに10年~15年前までは問題にされなかったであろうケースもある。しかし、それは問題がなかったわけではなく、表沙汰にならなかっただけである。
つまり内部告発が難しかったり、告発者に相当な覚悟を強いるレベルの社会であったからである。翻って現在はどうか?インターネットを中心とする通信手段、発表手段で簡単に匿名で告発出来るようになったのである。当然行き過ぎた根拠のないためにする非難中傷もある。
云いたかったことは企業なり組織集団の中で脱法的な、反モラルな、或いは不公平な処理は長くは隠蔽出来ないであろうということで、組織のトップ、幹部は心すべきであろう。何も今更の話である。