社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

見るに見かねての地方自治体の挙

2008年12月16日 12時26分09秒 | 社会断層
見るに見かねたある地方自治体の挙

非正規労働者が切られているニュースが毎日のように報じられている。
この年の暮れにきて解雇を通告されたテレビに映る彼らの途惑った表情が痛々しい。
そんな中で大分県杵築市は雇用契約解除による失業者 (市内在住者)を臨時職員として雇用する方針を発表したとY紙は報じている。
同市および隣接の国東市にはキャノンの製造子会社・大分キャノンと関連会社大分マテリアルがあり杵築市には上記2社の従業員が多く在住しており、両社の合わせて1200名の非正規社員を段階的に雇用解除するというキャノンの発表を受けてのことである。
この前例のない地方自治体の挙は快とすべきであろうが所詮一時しのぎでしかない。
世界に冠たる企業であるキャノン本体の経営者や正規社員はこの事をどう受け止めているか、是非知りたいものである。
痛みを分かち合う手だてを講じた 末のことなのか、一番てっとり早いコスト削減の方法として派遣切りを選んだのかという疑問を持つものである。
デジカメにしろプリンターにしろキャノン製品を愛用してきたし、その製品を通じてキャノンという企業に敬意を払ってきた小生としては大企業の先頭を切って派遣切りを行おうとすることに落胆を禁じ得ない。
make it possible with canon の精神を技術開発以外にも発揮されんことを!