NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は本当に燃えるか?
4月25日のNHKで「花燃ゆ」大特集として松下村塾「塾生」祭りという トーク番組を行っていた。塾生を演じる若手イケメン男優5人が 出演して、それぞれ自分の役割に対する考え等を述べていた。
「花燃ゆ」の視聴率低迷が云われており、底上げを狙っての急遽決まったプログラムと私には思えた。
ともあれ「花燃ゆ」の前半の主な舞台となる山口県萩市は 私の郷里であり藩校明倫館に因んだ明倫小学校の特別教室「松陰教室」の板敷きに座り、「松陰士規七則」を暗唱した(させられた?)思い出を持つ私にとって、この視聴率は気になるのである。
そこでこの番組の視聴率低迷の原因をド素人なりに分析してみた。
1)女性を主ターゲットにした番組らしく、全体に「優しさ」が先行、登場人物も善人ばかりで「憎たらしい悪人?がいない」
2)幕末、明治維新物に期待?するチャンチャンバラ活劇がない。
3)主人公「文」と準主人公の一人とも云うべき「小田村伊之助」に知名度がない。
私自身ぼんやりと存在を知っていた程度で吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞および伊藤弘文らの大知名にくらぶればやむを得ないか?
4)筋書きをより楽しむ前提となる時代背景知識をどれだけ視聴者に期待出来るか?
この時代背景を概観出来る別番組が必要?
と独断・妄言を記したが、冒頭のトーク番組に登場した弟子達はこれから波瀾万丈の局面を見せてくれるだろうし、予告に登場した松陰先生仇敵の「井伊直弼」役の高橋英樹氏がうんと憎たらしく演じてくれることを期待している。
最後に一言:劇中の長州弁も概してよく勉強しているなーと思うが、時々標準語がまざってくる。今一番の精進を。