昨日晴天の爽やかさに誘われて母校のHome Coming Dayに行ってみた。
卒業以来60年の間、同窓会、大学祭等で時たま母校に足を踏み入れることはあった。
今回のホーム・カミング・デイは母校としては2回目の催しとのことである。
少子化の趨勢のなかで如何に優秀な学生を確保することが各大学の緊急の課題である由、その流れに沿った催事だろう。
今までに出席したこの種の会合で、そのたびに痛感することがある。
それは同級生をはじめ、知り合いの数がその都度減っていくことである。
今回の場合、先輩、同級生には一名も会わなかった。
卒後60年ともなれば親しかった友人も鬼籍に入った人も多い。
出席者のうち、名前と顔が一致し、声をかけて久闊を叙せた人もそれなりの数ではあったが、逆に声をかけられ名前も顔も咄嗟に思い出せない人いた。
吊り下がった名札をみても、記憶にある顔が一致しなく、記憶にある昔の顔との共通点を漸く見いだし、やーとばかり握手し、ホットとすることもあった。
相手の相貌と体型の変化を見て、ああ俺も年を取ったなーと痛感させられる一瞬であった。