古い母の写真
郷里の姪から最近見つかったという私の実母の古い写真を送ってきた。
私の実母は私が5歳の時に亡くなっている。
従ってこの写真は少なくとも80年以上の古い物である。黄ばんだコントラストのはっきりしない写真だが、よくぞ今日まで生きながらえてくれたと感慨しきりである。
さる友人にこの写真のことを話すと、今のディジタル技術をもってすれば可成り復元できるのではないか、知り合いのプロ写真家に相談してみるよ、ということで話は進み修正を依頼、できあがった写真を見てびっくりした。実に鮮やかに迫力のある写真に仕上がっていた。
この修正作業をしてくれた友人の友人であるプロ写真家に衷心よりお礼を申し上げる。
その写真をじっと見つめていると断片的ながら母と私にまつわるいろんな思い出がこれまた鮮やかに甦ってきた。全体的には4~5歳の幼児であるから断片的な記憶が多いものの私は4歳頃、幼児ながらもやや例外的な体験をしているのでその体験に絡んでの母の思い出はかなりしっかりした時系列をもっている。
その思い出をこれから記してい行きたい 。
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