社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

世界の競争力(IMDの評価)を見て

2008年05月21日 12時54分21秒 | 社会断層
GDPが世界第2位の日本の競争力はなんと・・・

GDP(国内総生産)の世界第2位の日本も競争力では22位であるという。これはスイスの経営大学院IMDが例年発表する世界競争力スコアー2008年版で発表したものである。世界第2位のGDPと22位の競争力には違和感を感じるのは素人の小生のみかなと思ってIMDの2008年版を当たってみた。確かにスコアーボードでは22番目に位置していた。ちなみに2007年は24位で2番上昇はしているもののあまり威張れた話ではない。
IMDの競争力評価基準項目は多項目に亘っているが同ホームページに4つに集約されたデータが記載されている。4つの集約項目と各項目の日本の順位を【】内に示すと
○Economic Performance (29)
○Government Efficiency (39)
○Business Efficiency (24)
○Infrastructure (4)
となっている。
ちなみに競争力上位10ヶ国は
1位 アメリカ
2位 シンガポール
3位 香港
4位 スイス
5位 ルクセンブルグ
6位 デンマーク
7位 オーストラリア
8位 カナダ
9位 スエーデン
10位 オランダ

そのほか アジア諸国で日本より上位にあるのは
13位 台湾
17位 中国
19位 マレーシャ
となっている。
日本はインフラは4位と健闘?しているものの 他の項目が中位から低位に甘んじている。早い話がバランスが悪いということである。
その象徴はGovernment Efficiency 39位である。Government =政・官しっかりしてください。