社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

易しそうでも読めない漢字

2008年05月15日 13時07分57秒 | 社会断層
易しそうでも読めない漢字

つい最近の新聞紙上で常用漢字表に追加される可能性のある候補漢字のリストが出ていた。ざっと眼を通した感じでは日頃お目にかかる漢字ばかりとの印象であった。
小生近頃はワープロに頼ることが多く感じがどんどん書けなくなったが読むのはいささか自信があった。しかしながら当の漢字が一字単独では読みづらい字も可成りあった(小生個人の場合)。
例えば「稽、貌、蘇、顎、阜、傲、套、填、彙 etc」である。
考えてみると上記の例に限らず漢字は2字乃至4字の熟語で読んでいることが多いので相棒の漢字と合わせて読むのに抵抗がない。これが1字漢字となるとウーンと詰まる感じである。それはそれとして地名や名前には読み方に難儀することがある。
最近ぶっつかった例として地名で千葉県にある市名「匝瑳市」(そうさし)、人名では中国四川大地震に関して東大地震研究所の「纐纈」(こうけつ)教授である。
匝瑳市も纐纈先生も紙上ではでは振り仮名がついていなかった。纐纈先生の場合はテレビでは最初は振り仮名が付いていなかったが次に見たときはちゃんと振り仮名を付けていた。やはり読めなかったのは小生だけではなかったと心中ニヤリとした。多分視聴者から文句が出たのではなかろうか?
ともあれ新聞、雑誌、単行本や学術論文などももう少し振り仮名をサービスしたらどうだろう。このままだと漢字が読めないが故の読書離れが進むのではないだろうか。