社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

ホリエモン・ショックと起業意欲 若者に告ぐ

2006年01月30日 11時31分01秒 | 社会断層
起業意欲とホリエモン・ショック
我が国の起業率はこの30年一貫して漸減傾向にあり、ついには開業率が1994年を境に廃業率を下回った。(中小企業庁 中小企業白書、総務省調査)
さらに或る国際調査によれば日本はなんと調査対象国21ヶ国中最低の指数であるとのことである。(ニッセイ基礎研レポート)
主な原因は若者に起業意欲が減退したことと創業に対するハードル例えば創業資金の確保等高いからだといわれている。
創業に対するハードルに関しては国、地方自治体も立法や制度創設により、それこそ鐘と太鼓で若者から中高年層にその気にさせようとしているのだが。
新規事業・商品・技術開発を含めて広い意味の創業,起業が経済活性化ひいては社会活性化に直結することは論をまたない。近年の日本の国際競争力の低下傾向もこれと関係しているのではなかろうか?
そうした中でホリエモン・ショックである。起業を考えている若者には少なからずホリエモンを理想化している人がいるように新聞雑誌でのアンケート類で見受けられる。
ホリエモン・ショックで起業意欲をなくさないで欲しいし、且つ起業するのは自己のアイディアを生かして社会に付加価値をもたらすのだという企業の原点をふまえて欲しい。