レンディション（Rendition）

・2007年、アメリカ
・レンディションとは「引き渡し」を意味する法律用語。臨時の演出、不安と別の国からの人の超法規的移転
＜CIAアナリストのダグラス・フリーマンは、赴任先の北アフリカの某国で自爆テロに遭遇する。同国の秘密警察は、アメリカから引き渡されたエジプト系アメリカ人の容疑者に、尋問という名目で激しい拷問を行った。容疑者に短い尋問を行ったフリーマンは 、上司のコリーンに冤罪の可能性を示唆するが、コリーンは取り調べの続行を主張した。
エジプト生まれのアンウォー・エル＝イブラヒムは、化学エンジニア。シカゴで母と妻のイザベラ、幼い息子との4人暮らし。南アフリカで開かれた会議に出席し、アメリカに帰国する途中で行方不明となる。
イザベラはワシントンへ行き、旧友でホーキンス上院議員の側近を務めるアラン・スミスに助力を求めるが、ここで初めてアンウォーが自爆テロの容疑者として拘留されたことを知る。さらにアランは、アンウォーがCIAの「レンディション」と呼ばれる超法規措置によって国外追放処分になったこと、そして彼の釈放が極めて困難であることをイザベラに告げるのであった。＞

・テロ実行者として２人の若い息子を亡くした老婆のかなしみをこらえた顔がしばらく映し出されていた。特攻隊で息子を亡くした母親が世間の目を気にして、ひそかに涙をこらえる姿にダブル。
・昨年のロス空港、チエックインゲートでアラブ系の人とそれ以外の人で、分けられ、前者は特殊な装置で身体検査をさせられていた。テロ対策だとは理解していてもいやな感じだった。必要ならば、全員に前者の検査をすればよかろうに・・・・・。
・シェークスピア曰く「拷問台の上ではどんなウソも口をつく」のだ。
・特定秘密保護法が成立した。問題をはらんだ法律でもある。
・運用に際しては、政治家、官僚（役人）、マスコミ等の（たよりない）良心にたよるしかない。
・ネット時代では、なりすましなど容易なのだから、（パソコンや携帯電話の）通信記録なども証拠能力を持たなくなっている。

(Hulu)☆☆☆☆