大島レース2006

降りしきる雨の中、各馬一斉にスタート?

5月恒例のオツトメ、KSC(関東相模湾サーキット)2006シリーズの第2戦「大島レース」の運営が今年もやってまいりました。葉山をスタートして初島そして大島を回って帰ってくる84マイルの外洋レースであります。ちょっと前までは出る方専門でしたが、ここ数年は運営側で参加してます。昨今の外洋レース離れで参加艇数はさびしいものの、厳しくも楽しい大島レースは、やっぱりやっぱり「花の大島レース」!

しかししかし、今年はずーーーーーーーっと雨。送り出してから最初のロールコールまでのお楽しみBBQもできず…(半分はこれが楽しみでやってるようなものなのにぃぃ…)
雨は強弱を繰り返しながら丸々1日降り続けました。午前0時のロールコールで、トップ艇がすでにシーボニア沖にいるとの情報でバタバタと出港。真夜中1時過ぎにファーストホーム艇を迎え、その後はずぶ濡れでデッキに立ち尽くし、遠くに見える次のフィニッシュ艇のナビゲーションライトを見つめながら意識朦朧を繰り返し…


若干1名、寒いからって丑三つ時の雨のデッキで腕立て200回やって汗かいてた野人もいましたが…
明るくなって午前6時前には無事全艇がフィニッシュしました~。


HMYCから出場したサクラも笑顔でフィニッシュ

主役は出場している皆さんです。雨の中一晩走り続け厳しいレースだったことは想像に易しいケド、フィニッシュした時の満ち足りた笑顔はサイコーですね。参加ありがとう&お疲れさまでした~!!成績良かったチームもそうじゃなかったチームも、あんなこと・こんなこと色々あったと思うけど、Ocean Goingで来年もしびれるレースを~っ!!
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

レース委員長杯←この名前ってどうなの?

注)デッキに田植えをしているわけではありません-_-;
photo by キワムの写真館

日曜日はスンバラシイお天気とイカす風!サイコーのヨット日和でありました。しかしながら我がチームは4人しか集まらず、オーバーヒールしっぱなしのヒッチャカメッチャカのレースとなりました。
レース海面に出た時は最後の北風が消えつつあるところ。微風レースかぁ?と思いきやすぐに黒い帯が南からやってきて、レースは白波がちょびっと立つくらいの南南西の風の中スタート。風は安定していたのでコースうんぬんより、起こしてガンガン走るレース。いつもだと得意のコンディションなんだけどー。

…結果ぁ?はぁ?大人はいちいちそんなことは気にしないのです!5月の太陽燦燦の中、スカーっと気持ちよいセーリングでした、マル!

【本日の発見】
◎ヒッチャカメッチャカは楽しい!
◎バウーマンはキツイ、けど楽しい!
◎夜、愉快なレースを思い出し、青痣をさすりながらにやけてしまう自分がコアイ。

レース結果はこちら
あんまり載せたくないんだけど…
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

次回のテーザーワールドは…

見てください!コレ↑トロピカル~!

2年に1度世界のテーザーフレンドが一同に会しておこなわれるテーザーセーラーの祭典、テーザー世界選手権。次回の開催地が決まりました。発表された場所は、ジャーン!プーケットです(素敵~)。
世界選手権は、ヨーロッパ、北米、オーストラリア、日本の4大リージョンで持ち回りで開催されていて、本当の順番で言うと来年は日本で開催予定だったのですが、今回は色々イレギュラーな事情があり別な開催地でやることになりました。よって日本開催は2009年の予定です。事情があったのも確かですが、もしかしてもしかして昨年ダーウィンで開催してから、みんなすっかりトロピカルワールドに魅せられちゃったんじゃないの?…なんて思ったり。
過去参加したWhitstable(イギリス)もVictoria(カナダ)もすばらしい所で最高の思い出ではあるけれど、同時にほろ苦い思い出でもあります。Fan Sailorが多いテーザークラスとは言え、世界選手権だもん、フィジカル的にもメンタル的にもタフなレガッタであることは間違いありません。でもトロピカルな場所だったらアフターレースも少しふやけてリラックスできそうな気がします。行きたいな~。

最近、テーザーに全く乗っていないわたし(-_-;)。うー。愛艇もきっと泣いてます。もし挑戦するならすぐにでもトレーニングを開始して、フネの整備をして、練習をして、レースに出て、冬の間も乗り込まなくちゃなりません。遊び呆けているうちに1年なんてあっという間に過ぎちゃうし。

近頃お気楽モードまっしぐら。久しくストイックにヨット乗ってないので、そういう気持ちが恋しいような・疎ましいような、複雑な感じー。

2007 Tasar Worlds オフィシャルサイトはこちら

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

めでたい~!

 
昨日はヨット仲間であるところのきうちょん&みなちゃんの結婚式でありました。殆どが、ヨット関係者!っていうか、場所と服装が変わっただけで週末の葉山と何ら変わりなく…。その中でひたすら黒い顔で船旅の余韻オーラを出しながらビール飲みまくってたのが私の隣の人であることは言うまでもありませんが。出席者の顔ぶれとは裏腹に?品のあるホノボノしたよい結婚式で楽しいひと時でした。

鎌倉に白い家を買って犬と暮らすウラヤマヒー生活。末永くお幸せに!
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

旅の終わり

笠岡行きのフェリー待合所

ついに、この日が来てしまいました。4月29日にベイサイドマリーナを出発して12日間の旅が終わりました。本当なら松山まで行ってお世話になった原さんに会ってから帰るつもりでしたが、天候が悪くJohnのデシジョンはステイだったため、後ろ髪を引かれる思いでJohnにお別れし、白石島からフェリーに乗って帰って来ました。旅立つ前、佐世保に着いてブルースとちーちゃんに舫いを取ってもらい、みんなで乾杯するところを何度も思い浮かべたりしたけど、私の冒険航海は残念ながら白石島でピリオドです。


高速フェリーのデッキから瀬戸内海にお別れです。ハーッ。

Johnはガイド役に佐世保在住のクルーを雇い、エイミーのだんな様のオージーセーラー、ポールとともに今朝早く松山へ向かいました。先ほど無事に松山に着いたと連絡がありました。松山から先はガイドクルーと2人だけで佐世保を目指します。順調に行けば3日~4日ほどで着くと思いますが、順調に行かないのが常なので…。とにかく無事佐世保に着いたという連絡を待つしかありません。

大変なこと、楽しいことに色々遭遇しながら12日もかけてここまで冒険旅行をして来たのに、帰るのはフェリーに乗って新幹線に乗ってぴゅーっとたったの4時間です。ヨットはとてもゆっくり進み、とてもゆっくり旅をするので、日常生活の時間軸とは異次元のものですね。わたしのあこがれ家族であるところのスペインのafricaさんも彼女の船旅レポートの中で同じようなことを書かれていました。と言っても彼らのクルージングは、瀬戸内海までチョロチョロ走っただけで大騒ぎしている私の航海とは比べ物にならないくらいすばらしいものですけど(笑)

今日からはまた、電化製品に囲まれて便利で快適で清潔で、水もジャージャー使えて深夜までテレビ見て、暖かくて乾いて揺れない広いベッドで暮らす生活と引き換えに、ぎゅーぎゅーの満員電車に揺られてバタバタと仕事や雑用に追われ目まぐるしく生きてゆかなければなりません…。これが本当に私たちが望んでいる生活なのか、人生考え直したくなります。

ま、しばらくは、眉間にシワ寄ってるかもしれません。会ったときしかめっ面してたら注意してください!シワ増えるのでーっ。
コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )

テ、テレビ出演?

 
Moooo!Barでマルガリータなど飲み、みんなでシアワセオーラをびろびろ出していた所、カメラとマイクを持った若者がやってきました。笠岡放送というローカルケーブルテレビ局から来たそうです。エイミーはその中の「Go!Go!チューズデイ」という番組にかつてレギュラー出演していたそうで、久しぶりに彼女を訪ねて来たようです。
で、私たちがJohnの「ヨットごと佐世保へお引越しツアー隊」として11日かけて横須賀からやって来たことを知ると、取材させてくれと言うのです。(オランドは頼まれる前から喋ってましたが…)アハハ~。はずかしいけどカメラの前でベラベラ喋ってしまいました。放送を自分で見ることは決してないのでみんなかなりの無敵モード(笑)


取材を終えて全員集合写真

その後は夕日を眺めながらビーチバーベキューをし、みんな子供のようにはしゃいで、楽しい白石島の夜は更けて行くのでした。


すっかり「へんてこブラザーズ」になった二人

こんな時間をすごして、社会復帰がどんどん難しくなっていきます。一体どうすればいいのでしょうか。はぅー。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

白石島のこと

真夏のような天気です。みんなで裸足になってビーチへ
 
1350白石新港入港。エイミーが港で手を振って待っていてくれました。船を舫ったらすぐに、軽トラックの荷台に箱乗り?させてもらいエイミーの「Moooo!Bar」があるビーチへ。白石島はとてつもなくいい所でビックリしました。ゆった~りした時間が流れています。


エイミーのMoooo!Bar

白石島在住、ジャパンタイムズのコラムニストでもあるエイミー

10年ほど前、ひょんなことから友人と奄美諸島のカケロマ島というところへ旅行へ行ったことがあります。着いたところは簡素なビーチコテージと真っっっ白な砂浜だけ。夜はフクロウの鳴く静かな入り江で落っこちてきそうな天の川を寝転んで見ました。日本にもこんな所があったんだ!と感激し、それから年に2~3回は足を運んだりして、島の人とはまるで親戚のような付き合いをするようになりました。
白石島は、あの時と同じ感じ。来て良かったです。そして、今後瀬戸内海をクルージングするときはデイラン30マイル位にして、朝早く出て昼過ぎに島へ着いてのーんびりする旅にしたいです。絶対に、そうします~!
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

360度、島だらけ

 
備讃瀬戸は本船が多くてビジーでしたが、瀬戸大橋を抜けてしばらくしたら、のーんびりした海になりました。これが、私が頭の中に描いていた瀬戸内海って感じ。360度パノラマで、ひょっこりひょうたん島みたいのが、ぽこぽこあります。


白石島が見えてきました


きれいなビーチもあります。ワクワク。

風無く快晴になり、真夏のようです。Tシャツになって、コロナビールでクーーーッ!
もう東京には帰りたくないよ~!!
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

瀬戸大橋くぐって、白石島へ

同行するSeaFox号も小豆島をあとにします

0700小豆島土庄東港を出港し、白石島へ向かっています。白石島は広島から四国に向かって並ぶ6つの島、笠岡諸島のうちのひとつ(だどさん合ってる?)で、ジョンの友達のセイラーでジャーナリストでもあるエイミーが住んでいます。時間は押し迫っているけど、どうしても行かなくては行けない島のような気がして行くことにしました!


瀬戸大橋近づいてきました。

ここ備讃瀬戸は交通量がとっても多いです。狭い水路を本船がすぐ近くギリギリをかすめていくので冷や汗です。普段、相模湾のひろ~い所で乗っていてこういう事に慣れていない私たちはなんとも落ち着かなくてオロオロしっぱなしでした。ここでオロオロしていたら来島なんて絶対越えられませんねぇ。


おお~くぐるぞ瀬戸大橋!でも明石大橋ほどのカンドーではありませんでした(笑)


長~くてフレームに半分もおさまりません…

今日も天気は上々!夕方には白石島に到着予定です。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

小豆島入港

淡路島を越えてすぐに見えてきたのは家島諸島

1911小豆島の土庄東港へ無事入港しました。ポンツーンは空いていませんでしたが、今は使用していない連絡船の岸壁にもやいました。
初めての瀬戸内海はとても穏やかで本当に湖のようでした。ただ、島に近づくにつれフェリーや小型の貨物船などの往来が激しいのでずんずん走れる大海原と違ってよくワッチが必要です。


お昼はビーフステーキサンド

ここは日本だけど、ずっとアメリカ人と自炊生活なので、ここんとこなんだか海外にいるような食生活です。で、ここではオランドが突然「ラーメン食べたい」というので、目と鼻の先にあるラーメン屋さんに入って夕食となりました。地のおいしいものを…という皆さんの期待を裏切ってごめんなさい。でも3時間の睡眠で15時間の航海はさすがにみんな疲れ果てていて、探検する気力がありませんでした。今度来るときは、ゆっくり滞在したいものです。

あとは、M兄貴から紹介してもらった小豆島在住のシーカヤッカー・Naomiさんと娘さんがフネを訪ねて来てくれました!キャビンの中で記念撮影をパチリ。出発前から泊地などの情報を頂きたいへん感謝です。


会えてよかったです~!


明日は、備讃瀬戸を通り瀬戸大橋を抜けて白石島まで40マイルのショートトリップです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

明石大橋くぐった!

朝もやの友が島付近です

0300起床、0415和歌山マリーナシティーを出港。朝もやの友ヶ島水道を抜けて、1025ついに明石大橋をくぐって瀬戸内海へ。イェイ!




今、姫路沖です。前方にきれいな家島が見えてきました。瀬戸内海は本当にピースフルです。雲が多いけど気温も高くだんだん青空がひろがってきました。小豆島の土庄向けてゴキゲンにまっしぐらです。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

瀬戸内海へ向けて

フネはピカピカに洗い流し瀬戸内海へ向けて準備万端です

午後になっても風はおさまりません。今日は時間がたっぷりあったので、朝から色々なことをしました。雨の中、大掃除!デッキやドジャーはすべて真水できれいに洗い流し、キッチンもトイレも冷蔵庫も床も窓も全部拭いてピカピカにし、水タンクも燃料も満タン、充電もバッチリ、食料の買い足しも済んで、あとはコインランドリーで洗濯を済ませれば瀬戸内海へ向けてReady to goです。

それでもまだ時間があったので、キャビンの中でスープとガーリックトーストのランチをとりながら、DVD「Captain Ron」を鑑賞。シカゴの平凡な家族がひょんなことからヨットでカリブ海を冒険航海するコメディーなのですが、これがまた今の自分たちを見ているようで爆笑!

たぶん明日は未明に起きて、薄暗いうちに出航します。みなさんは、明日から会社ですよ!会社!
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

ひどい嵐

 
今、雨風ともに強く嵐です。
昨日は風の音と揺れでよく眠れませんでした。どう考えても出ていけるコンディションではないので、ここ和歌山で低気圧をやり過ごすほかありません。
ステアリングワイヤーはなんとか応急処置が完了しました。ただ、どのくらいもつのかどうか…。色々考えて、鳴戸は通らずに明石海峡を越えることになるかもしれません。

世間では連休最後の日ですねぇ…。私はこのあとも追加のお休みをもらっていますが、浮世離れした生活もそろそろ終わりに近づいていると思うとサビシ~!私の会社ってどうやって行くんだっけ???誰か教えてください~!
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

和歌山ステイです・・・

今日は和歌山ステイになりました。ぐっと我慢です…。

マリーナシティーのサービスに修理をお願いしているのですが、どうしてもワイヤー両端のパーツが手配できないとのこと。仕方が無いのでテンポラリーに溶接で作ってもらい、大丈夫そうなら、先に進みたいと考えています。そしてその先、松山でなんとか直せたらと思っています。

ただ、今こちらに向かって低気圧が接近していて今晩から明日は荒れ模様のようです。こればっかりはどうしようもない事なので、ケッコウ開き直っています(^_^)

今晩は黒潮温泉へGo!です。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

3日遅れで和歌山到着

2度目の夕日は静かな海に沈みました

2310やっとやっとやっと和歌山マリーナシティーに到着!ここまで長かった~。マリーナシティーには、5年前テーザーの全日本で来たことがありますが、まさか海から再訪することになるとは思いませんでした。朝6時に串本を出て今日もたくさん走りました。

ドリームオデッセイ号のマストは17mちょっと、橋の高さが潮と波を考えて19mと思ってくれとは保安庁の談だったのですが、ぎりぎりでどうしても気持ち悪いと言うことで(この期に及んでトラブルはたくさんなので)、遠回りして大島の外側を回りました。


本州最南端、潮岬灯台が見えてきました

潮岬に近づくにつれ潮もうねりも強烈になってきて、その上みんな岸ギリギリを狙うので本船も漁船もプレジャーボートも入り乱れてまるで混戦の下マーク回航のよう!フルスロットルで対地1ノットくらいでしたがなんとか通過。その後は嘘みたいに静かになりました。

だめもとでマリーナシティーに再度問合せると、どうやら入れる様子。今日は途中の田辺あたりに入ろうかと思っていましたが、急遽和歌山までプッシュしよう!ということになりました。

快晴、フラット、南西の軽風の中、デッキスピーカーから流れる心地良い音楽聴きながら静かな海を滑るように走ります。これよ、これ、待ってました!これぞクルージング~!
夕日を見送って2度目のナイトに突入しましたが、寒い中ひたすら耐えた3日前の熊野灘と違って、今日は月明かりの中、熱いコーヒーを飲みながらの静かなナイトセーリングでした。

明日朝一でワイヤーの交換ができるといいのですが。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ