第20回 ミッドウィンターレガッタ

風が、360度全部から吹いてきたですよ…
photo by U子りん
不覚にも、クラブレース2回連続出走できませんでした!十数年来、ずーっとクラブレースの常連だったので、こんな事は久しぶりです。でも中古艇はメンテとの戦いなので仕方ないです。整備不良でシリアストラブル…なんてことにならないよう心して整備もしっかりやらないといけません。

朝、クルマの温度計は氷点下2.5度。ハンドルが。冷たくて握れず、暫くグーで運転。今日は5人のみ!うち女2!まぁでも風は落ち傾向だし、5人いればドタバダだろうけど何とかなるだしょう。

エンジンのスターターを交換して、やっとこレースに出られるわけですが、色々と障害が待ち受けていました。まず、朝、「家の前に車が止まって車が出せない!おまわりさん呼んでレッカー依頼中なので何時になるかわからない」と約1名。マリーナに到着してハッチの鍵開けようとしたら、鍵がなーい!サービスの人がどこに戻したかわからなーい!など、「春の珍事」が勃発します。

鍵も見つかって、メンバーもどうにかみんな到着し、エンジンも(ちょっと冷や汗だったけど)どうにか始動し、ふー、これでやっとレースできます。もう3レースくらいやった気分でスタート海面へ向かいます。

寒い中、参加艇24!外来艇6!風はまだしっかり吹いていますが、振れ激しく、時々東風なんてあやしいのも入ってきます。スタートライン、すごーーーく長く、「これで二列目スタートになっちゃうヤツとかいるのかねぇ」なんて言っていたところ、「オマエだよ!」と言わんばかりのスタートになってしまいました。大変失礼いたしますた。

右海面がヨシとみて進みます。まぁいい時はいいんですが、振れ幅が100度くらいなので訳がわかりません。スタートの遅れを引きずって、ちと後ろが寂しい感じで1カミ回航。ポールをセットしたところ、インボードのカムが破損。セールタイでしばりつけてなんとかスピン揚げたら、スピンバッグも一緒に持って行かれてしまい、脱いだパンツみたいにポールの先っぽからぶら下がったままです。U子りんにスクープされないうちにジャイブでこっそり直そうと思っていたら、今度は北西みたいな風が入り、タイトリーチになってしまいジャイブの場面なし。その後も北西から南東くらいまで狂ったように振れたり戻したりを繰り返しながら、だんだん風がおちてレース終了。うーん、変なレース。

2レース目、風軸は概ね北寄りなんだけど、相変わらず安定しません。マークをうちかえている間、本部船側で待っていたら予告信号上がりました。そして激しく左に振れてド下有利になりますが、待っていた位置が悪く、このひょろひょろ風ではアウターまでたどり着けそうにありません。何とかラインに入りますが、スタボではもう上り切れず、隙間を見つけてタックします。その後タックバックしてラインを流すつもりが、さらに振れ、スタボではマイナスアングルです。ようやくスピードをつけてずいぶん遅れてポートスタートしたけれど、あれ?そんなに悪くありません。上マーク近くまで風のあるところを一直線。いい景色だー!と思っていたところ、まぁそう上手くはいかず、風がぴたりとやみ潮に流され、ルゥーーールールルー(夜明けのスキャットby由紀さおり)その後は四畳半ブローがあっちからこっちから。上下は完全に逆転し、最後は南風まで入って、祭りは終わりました。あー、くたびれた。

結局、風は360度全方向から吹いてきました。何がよかったのか、悪かったのか全然わかりません!だけど、これだけは言えます。エンジンかかるって素晴らしい(≧∇≦)。やっぱり、海に出てナンボですね!

成績は、15-10で総合14位でボロボロだけど、ひっちゃかめっちゃかの風の中5人でドタバタのレース、楽しかった~。どうもありがとうございました!!

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本日のメンバー:5人
バゥ=よしお
ミドル全部=テルさん、ひ~さん
メイン=澪ちゃん
ヘルム=わたし

 
 
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第11回 新春烏帽子岩レガッタ

雨!極寒!こんな日にヨットなんて、ただの変態。photo by U子りん

カラカラの東京にやっと雨が降ったと思ったら、けっこう長い事ぐずぐずしましたね。先週日曜日は烏帽子岩レガッタ。予報は終日雨、北の強風。こんな日にレースなんて、ただの変態です。

変態なので、レースに行ってきました!
今回はHさんも、ろってもお休みなので、人をかき集めたら変態が8人集まりました かなり強引というか半強制的に拉致った人もいましたが、酷いコンディションの中、来てくれた皆さんありがとうございました~。

最近、オフショアになんて行ってないので(笑)、わたしのオフショアカッパはもはやただの防寒用になってますが、しっかりした前立てのMPX最高~(≧∇≦)。本来の使途じゃなくてもったいないですけど、役に立ってるからいいんです。

物好きな参加艇22艇。氷雨降る中ドックアウトです。スタート海面は強い北風が吹きつけていて、すぐに28ノットを記録。ひぇー。烏帽子へは280度くらい。スタボの横っぱしりで、AWA90度を切るので、スピンは無理ぽいです。ホッ。途中、網や生簀や暗礁などあるので注意です。

スタートラインのアプローチを頭でイメージしたあと、そろそろセイル上げようか、という時にエンジンストップ。ギクッ。何度か試したけど、ダメ。クラッチ入りません。程なくして原因判明。(以下自粛)

この気温で潜るなんて選択肢はありえないので、エンジントラブルのままレースに出るか、今帰るかのどっちかです。自分で決めないといけません。へっぽこだろうがなんだろうが、艇長なので。

レースはいつも、「出たい」という気持ちの方がちょっと上回ってしまうのが難しいところです。とりあえずレースは出て、後で誰かに曳航してもらおう~という判断をする人もいると思います。でも、上下ならともかく近いとはいえ行って来いレースだし、ババ吹きの中ブローチングして誰か落水なんてことも想定できるし、わかってはいても、網とか生簀とか浅瀬とかの近くを通ってしまい、エンジンで脱出!みたいな事態だってあり得ます。あれだけ艇長会議で注意を受けておきながらエンジン使えない状態でレースに出て、万が一でも引っかかった!なんてことになったら、もうサイテーーーーーの艇長です。
戻ることにしました。戻ってよかったです。間違ってもそのままレースしたりしなくてよかったです。欲を出してレースに出るより、ちょっと残念な気持ちで終えるくらいでいいんです。

色々、いや殆ど全てを助けてもらって、セーリングでマリーナ入口まで行き、クレーンへの誘導を除いては、ほぼ自力で帰港。ちなみに、絡まったロープはペラを外さないと取れないくらいガチガチでした。ショボリンコ。

日々、勉強です。
雨、強風、極寒で、みんな視界も動きも悪く注意力散漫でした。
艇長として、トラブルシュートの知識と経験がプアなのも事実なのでしょーがない。今回は、いい勉強の機会ととらえます。

無駄に濡れてラーメン食べて帰った8人
ヨシオ
風呂井戸先生
テルさん
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ともちゃん
ハッティー
ブースカ
わたし

 
 
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